紙の本
ちょっと理解だたいへんだった
2016/08/14 19:51
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投稿者:めいてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
船のことはあまり知らないので、はじめてみる言葉(単語)が多く出てきて理解するのがたいへんでした。
ただ、青函連絡船が廃止となって今年ではや28年。かつて本州と北海道を結ぶ青函連絡船の歴史や運行について知ることができたのは大きかった。
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too deep, the book for railway geeks.
but the snaps reminded me of my college days.
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ザ・ロープは、東京お台場の船の科学館に洋上展示されていた羊蹄丸内部に、2004年7月から2011年9月までの7年2ヶ月の期間、帆船模型の常設展示場「夢工房」を開設していた。この活動については、会のニュースNo.73(2011年10月発行)に松本会員が「羊蹄丸の「夢工房」が始まった頃」と題して寄稿している。
本書の著者は、羊蹄丸展示中のガイドボランティアで、内容は全部で4章、第1章青函連絡船とは、第2章青函連絡船こぼれ話、第3章青函連絡船の運航、第4章その後の羊蹄丸から構成されている。
船の科学館の本館展示リニューアルに伴い、会のメンバーにとっては羊蹄丸の無償譲渡は大きな出来事であった。特に第四章は、この羊蹄丸が洋上展示を終えて、どのうような過程をたどり最後に解体処理されたのかを知る好著である。
洋上展示されていた羊蹄丸は二代目にあたり、1965年8月に青函連絡船として就航し、1983年3月13日に、青函連絡船の最後の上り旅客便の役目を果たして終航した。船の科学館が資料ガイドとして「青函連絡船羊蹄丸」を発行しているが、これによれば、22年7ヶ月の運航期間の総航海距離は4百万キロで地球101周に相当し、延べ旅客数は1,178万人とある。
青函トンネルの開通に伴う時代の大きな流れの中で、青函連絡船はその役目を終えたが、本書のあとがきには青函連絡船として活躍したそれぞれの船のその後が簡潔にまとめられている。一つの歴史が終わったとの感懐を抱く。
第3章での運航では、乗組員の交替から始まり入港までクルーのやりとりの会話も含まれており、運航の様子を知ることができるのも本書の特徴と思う。