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[ 内容 ]
ビジネスや恋愛、家族や友人など、人生のさまざまな側面で起こる多くの事柄。
それらは偶然のようにもみえ、一方では運命とも思える。
私たちには、さまざまな幸・不幸が降り掛かり、未来に何が起こるのかは誰にも分からない。
では、この不確実な現世において、幸せに生きるためにはどうすればよいのだろうか。
ストレスなく、楽しく暮らすためには、何が必要なのだろう?
未来が見えないとき、私たちはいったいどうしたらよいのだろうか。
本書は、占いや確率、宗教やスピリチュアルを超え、偶然のしくみを知ることから始める、幸福への新しい方法論について、分かりやすく面白く論じていく。
[ 目次 ]
はじめに
1 自分で選択するべからず
2 世の中にはどうにもならないこともある
3 自分の身に起こったことはすべて必然と考える
4 たかが確率、されど確率
5 思いは全部どこかでつながっている
6 いい流れには黙って従う
7 すべてはなるようになる
注
あとがき
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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数学とからめて、法則性などについて語っている。理論的に順序立てて、紐解いている感じ。もうすこし、じっくり読んでみようと思う。
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「偶然に思える事象も、見方を変えると必然かもしれない。起こる事は起こるし、起こらない事は決して起こらない。たかが確率、されど確率。確率。」
「偶然の重なりも、悪い事が起こった時には、連鎖を断ち切る事が重要。」
選択にとらわれない事、選択が正しかったかどうかなんて考えない事が大事。そんなことは分かりえないので考えても無駄!という思考法が心に残った!
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人間の指が5本でなければならない理由はなく、偶然なのだたと聞いたことがある。この世は少なからず、偶然が支配している。
また、この震災でも偶然が生と死を分けた話を聞いた。生と死を分けた偶然とは何だろう。そんな思いを持ってこの本を読んだが、得るものは少なかった。
津波で自分の子供が流されていくのを見てしまった方がいるという。
その気持ちを想像すると、苦しくなる。
偶然、見てしまった。しかし、その偶然はあまりにも辛い。
それに答える内容は、この本にはなかった。
あとがきを読んで納得した。カルチャーセンターでの講義をもとに編集したものだそうだ。
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あまりネガティブなことは書きたくないが、面白くなかった。
筆者が何を伝えたいのかいまいちわからないというか、とりあえず筆者が知っている知識を小出しにしているだけで、それらから何か意味を見出すことは難しかった。
私としては、偶然を科学的に考察したうえで、半ば主観的な解釈を提示してほしかったが、この本は終始主観的な解釈が続くだけで、言ってしまえば教訓というか、筆者の経験論を書き連ねているだけであって、一般論の域に達してないように思えた。
人生で心がけるべきことを知りたいとか、偶然に関して漠然と考えたい人にとっては楽しめる本なのかもしれない。
けれど、何か方向性を求めるなら、それは見出しにくいだろう。
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これもキツかった。最近なかなか読書の時間がとれないせいか、ついついコノ手の軽めの新書に手をだして、かえって時間のロスになることが多い。。。何を書くつもりかはっきり決めずに書き出しているような雰囲気が全章にわたって漂っており、最終的には著者の「なるようになる」という人生観にむるやり落とし込まれていく。
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偶然とは何か?
そういうことを論じた類書は多々ありますが、なかなか面白い本でした。
選択しないことが、幸福につながるっていう視点はなかなか考えさせられます。
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運勢について学者が書いた本。
科学的で、とても興味深い。なんか決定版のような気がした。
どこかの社長が書いてるような啓発本とは一線を画する。
最後のページに、まとめが書いてあるので、そこだけ読んでもいいが。
運が悪いなと思ってる人は読んだ方がいい。
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偶然の意味論なのだが、おそらく著者は確率を理解していない。ベイズの定理を詳しくは語らないとかいいながら数式をならべたり(おそらく理解してないので、適当にコピペしてしまったのだろう)。モンティ・ホール問題の解説も非常に危うく、おそらく理解してない。その確率は99%を下回るものではないだろう。
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面白い本だった。著者は宗教学者らしいが、人間がこの世に起こる出来事を理解する仕方を、宗教の立場、占いの立場、確率や数学の立場からどう理解しどう判断するのがよいかを一緒に考えてくれる。
結論から見れば、一つ一つのことは原因と結果の必然であるが、その複合、重なりは偶然であり、心の関与が大きい。最大限に未決定な中で、悪い流れは一つ一つ断ち切り、いい流れには身を任せることが重要、ということか。
ギャンブルは心の勝負で、一生を揺るがすようなプレッシャーをかけ、相手に自分で判断させるようにすることが勝つポイント等示唆に富む内容だった。
紀元前の昔から変わっていない人間の心のあり様とその対処法について、現代人の心の危うさを感じた。
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何を言いたいのかさっぱりわかりません。偶然が気持ちの持ちようで必然にもなりうるし、努力してかえようとしてもなるべくしてなる、だから何?と言いたくなりそうです。
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なんとなく手に取った本、著者名を見て「あ!」と。学校時代に数回授業を受けただけですが、かなりインパクトのある先生だったので、思い出しました。これも「偶然のチカラ」かなぁ。
とはいえ、「偶然」てあるのかな?
スピリチュアルな方面では「すべては必然だ」と言いますねぇ。
因果の法則、カルマの法則とか。
となると、これから起きることはもう決まっているの?
と、疑問も生まれてくるんですけど、
原因→結果の流れは、「良いことしたから良いことが起きる」という一直線で単純明快なものばかりではなくって、もっと複雑に絡み合ってて、どうしようもないこともあるんだな、っていうことが、さまざまなエピソードとともに書かれています。
古代ギリシャの物語、キリスト教と仏教、確立と賭けなどなど、それぞれ掘り下げたら深い話が、ちょっとずつ紹介されてるので、ここからまた、興味を持ったほうに進みたくなる本でした。
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著者は、『安岡正篤一日一言』から次の言葉を引用している。
「『幸』というものは幸いの原因が自分の中にない、偶然的な、他より与えられたにすぎないもの」を指している。それに対して、「原因を自己の中に有する、即ち自分の苦心、自分の努力によってかち得た幸いを『福』という」のだと指摘している。
そして、「徳」というものは、多くの人と交わるなかで初めて養われるものであり、そのためにはいつも自分が多くの人々に向かって開かれていることが必要となってくる。としている。
この本を読んで、私が紹介したいと思った一節は、安岡正篤の言葉であった。少々残念な感じもするが、学者さんと言うものは、過去の偉人が残した学問や生涯を研究するものであるので、仕方がないことなのかもしれない。
むしろ、多くの学問の中から現代を生きる私たちに役に立つ考え方をセレクトする能力が、求められているのかもしれない。
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選択を迫られた時どうするか?
人生は選択の連続である。
では、どのように選択していくべきか・・・
この本は、各章ごとに内容がバラバラな感があるのですが、実は1つにうまく収束されています。
最期のまとめはホントによくまとまっていると思います。
この本の内容が実践できれば、それは達観の域だと思います。
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偶然とはなにか。どう向き合うか。について、
確率論、占い、ギャンブル、数学、歴史、宗教(キリスト教、仏教、ギリシャ神話、ヒンズー教など)、雨乞いのダンスの合理性、精神論、うつ。。。などなどの観点から考える。
各章ばらばらで多少エキセントリックな感じも否めないが、あとがきで割りきれいにまとめている。
ギリシャ神話から矢沢永吉まで、様々なジャンルや時代からの引用が多く、雑学集として楽しめました。