紙の本
第二章 学園祭
2017/02/15 08:49
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投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去の呪縛から解き放たれたと思われた主人公だったが、学園祭で学祭実行委員会の不正疑惑に巻き込まれる。
苦悩する主人公の心ににズバリ切り込む樹里
主人公は今まで気が付かなかった彼女の「ある一面」に気づく・・・
第3章、偽りの恋心へ続く!!
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《謎好き乙女》第2弾。
第1弾の話、登場人物を継承しつつ、そこから「あっ」とする展開に持ち込みます。
ミステリ、謎解きから明らかになる人間性的部分が濃くなっており、読み応えが増し増しです。
あーあ、青春したかったなー。
新たな登場人物としては、春一くんのお姉さんが、早伊原とまた違った強烈なキャラ性を輝かせます。登場場面は少ないけどね。
次巻があれば、待望?の妹もでてくるか⁈
色々書くとネタバレになるので、
春一くん、やはり女性に囲まれ過ぎ!
浅田、モテすぎ!
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謎はそれほど深くなかったと思う。なぜそんなに深く考えすぎるのか、ある種中二病的でむずむずします。
キャラの背景はほとんど説明なく話が進むので、1冊目を飛ばしてこの巻を読むと、訳がわからないかも。
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前作が大のお気に入りだったので、
書店で見かけて迷わず購入(^ ^
そして、まず前作を読み返して「復習」(^ ^
準備万端で読み始めました(^ ^
で、感想ですが...
前作に比べて「シリアス成分」が多めで、
主人公二人の「アホな掛け合い」が好きなのに
ちょっとその分量が少ないかな...(^ ^;
...という分、★一つマイナス(^ ^;
でもそれ以外は、緻密に練られたストーリーと言い、
巧みなミスリードと叙述トリックと言い、
「さすがやな」という感じ(^ ^
最後の最後で、え、そう来るの、と驚かされ、
あとは「怒濤の青春」というか(^ ^;
「アホな掛け合い」以外は大満足でした(^ ^
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2015.9.22
主人公が前巻から少し成長する。文化祭を舞台にしたちいさなミステリをもとに進んでいく。
登場人物がおおく読みにくい。しかも、覚えにくい名前が多く、この人誰?ってなることもしばしば。読者に体感してもらうタイプのミステリではない。主人公は嘘を付くし、謎解きの段階でわかることもあるので、おいてけぼりかんが本派ない
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前作で"謎を呼び込む体質"の根本と対峙した春一は、しかし結局向かい合えても受け入れることまではできていなかった。的な。
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“正義”は壊された。
さあ、偽善を始めよう。
偽善の話はよく見かけるけど、偽悪的な話は全然ないよね。
面白いと思うんだけどなぁ。
早伊原樹里が(CV.佐倉綾音)で脳内再生されてしまうのは仕方がないと思うんだよね。
ってかあの引っ掛けはちょっとズルいよね。
でもまあそうならやっぱ先輩の味方しちゃうよね~。
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なるほど。
篠丸先輩はそうでしたか。叙述トリックをここまで引っ張ったことに賛同できるかは微妙なところ。
内省的な記述がやや過剰なところは良さではあるものの、時には読みにくさにも繋がっているかな。
この先の展開も期待できそうなので、読み続けてみます。
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その青春(ミステリ)は間違っています。紫風祭。藤ヶ崎高校の学園祭を早伊原樹里と回ることになった春一は、その道中で相次いで“謎”に遭遇する。開会式で用いる紙ふぶきの消失。模擬店と異なる宣伝看板を並べる実行委員。合わない収支と不正の告発。初夏の一大イベント真っただ中で起こる事件を追う中で、二人は学祭実行委員長・篠丸の暗躍を知る……。正義とは何か。犯人は誰か。切なくほろ苦い青春ミステリ、第2弾。
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ラノベ感すごいけど、おもしろいからさくさく読める。
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主人公が本当の意味で過去を乗り越えられたシーンが印象的。そこから驚きあり、感動ありでラストの畳み掛けが凄い。
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前巻に引き続いて、謎の裏に秘められた人の想いが大事にされているのがよいですね。善意と偽善、他人のためか自分のためか、正しいことはよいことか。前回で一旦は区切りをつけた主人公の過去ですが、そう簡単に乗り越えられるものではなく、ストーリーの中で自分の心にさらに深く向かい合っていくのがよかったです。友人もてすぎですね。
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その青春(ミステリ)は間違っています。
紫風祭。藤ヶ崎高校学園祭を早伊原樹里と回ることになった春一は、その道中で相次いで"謎"に遭遇する。開会式で用いる紙ふぶきの消失。模擬店と異なる宣伝看板を並べる実行委員。合わない収支と不正の告発。初夏の一大イベント真っただ中で起こる事件を追う中で、二人は学祭実行委員長・篠丸の暗躍を知る......。正義とは何か。犯人は誰か。切なくほろ苦い青春ミステリ、第2弾。
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文化祭が充実していて何よりです(べ、別にうらやましくはないんだからな)。
ちょっとした誤解やアイデアのために文化祭中に発生したミステリーを解くなんて、ものすごい面白そう。
死なないミステリーの醍醐味という感じがする。
それにしても一週間くらい?でこんなにミステリーに遭遇するなんて、つくづく「体質」はすごい。
それが正義でも偽善であっても、後悔しないように自らが正しいと思ったことをするという答えには脱帽。
生徒数が1000人で一年生が160人という人数比に違和感。中等部と高等部合わせて1000人、高等部の一年生が160人の間違い?
もしかして文化祭一日だけ?
あんなに凝っているのに残念。
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学生時代の学園祭を
思い出しながらこの本を楽しめることが
できました。
主人公と謎好き女子高生との
会話にニヤニヤしたね
主人公の姉さんの言葉の
愛とは、恋とは、正しいとは
なかなか為になったね
青春したいなぁ
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「宣伝されている模擬店が存在しない理由」
グダグダな司会と張り出された昨年の案内板。
彼の言うとおり全てを知ったうえであの勝負を挑んでいたとしたら、狡いとかの問題でなく周りの迷惑などを考え自ら先に解決すべきだったのではないだろうか。
「紙ふぶきの中に「好き」と書かれたものが混ざっている理由」
前日に無くなったノートの行方と刻まれた紙ふぶき。
本当の心情は関係者にしか分からないだろうが、親友と呼べるほどの友人が常に意中の相手のことしか自分に問わなくなったら寂しく感じはするだろうな。
「学校のいたるところに同じラクガキがある理由」
不正の事実と正しい答えに辿り着きたくない訳。
言葉ではうまい事言っておいて事実はただ私欲のために作られたレースなど、誰も認めることは出来ないだろうし悔しいだろうな。
「シフトに入らなかったことになっている理由」
作成したシフトと皆が知る異なるシフト。
これに至っては彼女の意見に同意せざる得ないと思うが、傷付く怖さを知った彼からするとその正論も枷の一つになりうるのかもしれないな。
「彼女の理由」
全てを背負い自分を殺し終えようとした学園祭。
感情の変化に気付いた時、彼女は自分を殺す事で友人が幸せになるならと無意識に身を引いたなど普通なら中々出来ることではないだろうし、本当の自分を偽るのはかなり苦しかったろうな。