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ダビンチコードを彷彿とさせる展開。割とあっけない結末ですが、楽しめました。ヴェネツィアやクレモナの雰囲気が感じ取れ、行ってみたくなりました。バイオリンでなければ成立しない事件ですね。独特の世界です。愛好家は狂信的と紙一重、恐ろしいほどです。
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イタリアのヴァイオリン職人ジャンニの友人で、同じヴァイオリン職人のようなトマソが自分の工房で殺された。ジャンニは音楽仲間で刑事のアントニオと犯人を探す。
ストラディバリウスをはじめとする名ヴァイオリンの収集を巡り、イタリアと英国を行き来しながら真相を明かす。豊富な音楽知識がストーリーを盛り上げている。続編が2作あるらしい。
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途中からヴァイオリンを探しているのか犯人を探しているなのかわからなくなるくらい2人とも必死でヴァイオリンを探してますね。
時間をおいてしまわず一気に読むといいと思います。
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イギリスの作家ポール・アダムの長篇ミステリ作品『ヴァイオリン職人の探求と推理(原題:The Rainaldi Quartet)』を読みました。
ここのところイギリスの作家の作品が続いています。
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殺人の動機は伝説のストラディヴァリウス?
名ヴァイオリン職人が謎に挑む!
ジャンニはイタリアのヴァイオリン職人。
ある夜、同業者で親友のトマソが殺害されてしまう。
前の週にイギリスへ、“メシアの姉妹”という一千万ドル以上の価値があるとされる、幻のストラディヴァリを探しにいっていたらしい。
ジャンニは友人の刑事に協力して事件を探り始めるが、新たな殺人が……。
名職人が、豊かな人脈と知識、鋭い洞察力を武器に、楽器にまつわる謎に挑む!
訳者あとがき=青木悦子
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2004年(平成16年)に発表されたイタリア・クレモナに住む初老のヴァイオリン職人・ジャンニを主人公とするヴァイオリン職人シリーズの第1作にあたる作品です。
ジョヴァンニ(ジャンニ)・カスティリョーネはイタリア・クレモナの名ヴァイオリン職人… ある夜、同業者で親友のトマソ・ライナルディが殺害されてしまう、、、
彼は前の週に、イギリスへ“メシアの姉妹”と言われるヴァイオリンを探しにいっていた… それは一千万ドルを超える価値があるとされる、幻のストラディヴァリだった。
ジャンニは友人で刑事のアントニオ・グァスタフェステに協力し事件を探り始めるが、新たな殺人が、、、
虚々実々のヴァイオリン業界の内幕、贋作秘話、緊迫のオークション、知られざる音楽史のエピソード… 知識と鋭い洞察力を兼ね備えた名職人が、楽器にまつわる謎を見事に解き明かす!
63歳の名ヴァイオリン職人ジャンニが、ストラディヴァリ等の有名なヴァイオリン職人が過去に作った伝説のヴァイオリンに絡む殺人事件を、素人探偵として友人の刑事アントニオとともに解き明かす展開… そして、高級ヴァイオリン売買の知られざる内情、名器を収集するコレクターを狙った熟練の贋作者やペテン師、悪徳ディーラーが暗躍して、虎視眈々と隙を狙っており、どこまでが真実で、どこからが嘘なのか誰にもわからない虚々実々のダークな世界を垣間見ることのできる独特な雰囲気を持った作品でしたね、、、
作品の世界観は好きな方なんですけどね、毎晩睡魔に襲われながら読んだせいで、やや集中力に欠けたことも影響したと思いますが… スローテンポな展開とやや都合の良い幕切れに物足りなさを感じました。
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歴史と資産としてのヴァイオリンが絡んでじっくりと進んでいく感じの謎解きがよかった
主役コンビ2人も落ち着いた雰囲気で味わい深かった
ただイタリアの名前に慣れるのが大変