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忘却探偵シリーズ第6弾。厄介さんが語り手の長編である。
冤罪体質についてインタビューを受けた厄介だが、インタビュアの女性が「好きになった男性をすべて破滅させる」運命だという話をきき、今日子さんにある依頼をする。しかし今回は今日子さんに悪印象を持たれてしまったようで…
ミステリというには薄味だが、序盤の冤罪の考察についてはちょっと考えさせられた。
今日子さんがとったモチベーションアップのズルは面白かった。
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今日子ちゃんシリーズ第6弾です。
スラスラとは読んだが、全体的に読み辛く、
ミステリー感がとっても薄く、
オモシロイとは、あまり思えなかった。
次作に期待。
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なかなか面白かった。そういうタイプの人なのかなーとまでは思っていたけど、そうか、そういうことか…。確かに彼の破滅のいきさつはちょっとひっかかってたんだよなあ。
ところで、今日子さんはあの人なのでは、という推論はこれまでもよく見かけていたけど、いやいやどうかな…とあんまりちゃんと考えていなかったのですが、今回は……最近「結」を読み終えたとこだったのもあって結構、これは、ううん……。
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2017/2/18
このシリーズで一番好きかも。
1作目かな。わからんけども。
でれでれの今日子さんとそれに焦る厄介がかわいすぎてニヤニヤした。
これをドラマ化しないでどうする!と強く思う。
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厄介さんの回。
毎回、小出しにする今日子さん設定や、テーマというかモチーフは、やるな、と思わせる。
後追いで記憶を上書き、という件は、最近、とみにその傾向が高く、自分勝手な行動をする人が多いように感じる。
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これもシリーズ6作目。久しぶりにガッキーの今日子さんの新作も見たいものだ。特に厄介君のところに押し掛けるとことか ^_^
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厄介と今日子さんがとうとう!?
そんなわけで、主役は厄介。
全編、厄介の一人称で語られます。
西尾維新らしく、過程は面白かったです。
落とし方が、ちょっと弱いというか。
今回、厄介にプロポーズした女性がいるのですが、その女性の心理、取り巻く環境が、
ちょっとこじつけっぽいというか。
まあ、そこは維新なので。
たくさんの、「そんなぶっとび設定」の一つとして、流れとしては、ありかな、と。
今日子さんの数々の依頼人の中でも、やっぱり厄介って抜けていて、思い入れもあるので、
しっかり厄介も堪能出来るし、今日子さんとの関係の変化も楽しめました。
(変化しても、それは永続的なものではないですが。記憶がリセットされるので)
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いつも変わった趣向で、短編だったり、長編だったりするシリーズですが、今回は長編です。
それにしても、シリーズが続く度に謎が増える探偵ですよね、今日子さんは。今回も謎が増えました。
中身としては、隠館厄介の冤罪体質の面目躍如。バッチリ、巻き込まれましたが、今日子さんの活躍?で解決しています。
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今回は誰も死にません(自殺は昔の話だし)
厄介が最後に囲井さんにかけた言葉に、彼のやさしさと人の良さといつも損をしている理由が見えた。
今日子さんのおかしな伝言は、普通に書けばすぐ嘘を見破ってしまう自分にメッセージに従うよう伝えるためだったのかな。
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待ってましたの厄介登場回。
一冊を通して厄介と今日子さんのやり取りが
(今回は大サービスで)楽しめるのでたまらなかった。
相変わらずの繰り返し文章で好きじゃないけれど、
それが厄介の心の声だと思うと気にならない。
(西尾さんごめんなさい)
今回は少し突っ込んだ内容というか
今日子さんの過去?に少し触れたような気がするけれど、
その分「記憶って何なんだろう」と考えさせられた。
今日子さんの特殊能力を使って感情さえも書き換えたつもりでも
やっぱり今日子さんにはお見通し・・・。
だとしたら、失った記憶って必要なのだろうか?
何年も積み重なる失われた記憶をもってしても
進化した文明も人間の感情も「想定内」。
もしそれが本当なら、記憶を失うよりよほど特殊能力かもしれない。
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「とある小説家いわく、『人間が想像しうることは、すべて現実の世界でも起こり得る』そうです ー これは、世界が秘めたる無限の可能性と多様性を言い表す言葉として知られていますけれど、しかし意地悪く、逆向きに読み解くこともできそうですね。すなわち、『人間の想像力なんて、その程度のものだ』という風に ー 」
『その分マイナスだ。
生きているだけでマイナスとは、なんて人生なのだろう。
これでは死んでるほうが効率がいいということになりかねない。
そんなバランスシートがあってたまるか。』
「冤罪を避けることは、難しい。と言うより、ほとんど不可能です。どれだけ用心しようとも、ある日突然、あらぬ疑いをかけられることはある ー だけど、あらぬ疑いをかけないことなら、気をつけさえすれば、できなくはないと思うんです ー 濡れ衣を着せる側がいなくなれば、濡れ衣を着せられる側もまた居なくなるんですから。だから、いかに自分が、疑いやすい生き物なのかを自覚して、根拠もなく人を非難しないように心がける。みんながそうできれば、冤罪はなくなります」
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自分を騙すことはできない。
今日子さんとて、それは変わらない。
都合の悪いことを、都合よく忘れられる方法があるなら私が教えて欲しいという、今日子さんの言葉は、決して皮肉でも、風刺でもなかったのだ――備忘録が本当であれ嘘であれ、一日で記憶がリセットされるという宿命から、彼女は逃れられない。
(P.236)
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今回は厄介さんと好意を持った相手が破滅する女性と今日子さん。
今日子さんの講演会は裏設定として捜査の一環の様ですが、語られたことはどこまで本当なんでしょうかね?
個人的には今日子さんの謎は明かされないままでもよい気はします。
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今回は厄介が求婚され、相手を破滅させるという女性の身辺調査を今日子に依頼して起こるドタバタ。特に事件はなく、一日限りの記憶という今日子の解説編の一つになるみたい。考えてみれば、やっぱり無理がある主人公の設定だよな~
探偵物だけど、今日子のケチと特徴を強調したユーモア小説でもある。ラストの謎解きも推理とは言えないが意外性あり。まぁ、暇つぶしとして気楽に読める。
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比較的、隠館くんの話は好みじゃない気がしてきた。なんかこう、今日子さんが魅力的に感じられないことが多い気がして。
今さらだけど、毎日記憶がリセットされても根幹にある自分ってものはリセットされないもんなんだなぁ。夜眠って、朝起きても、今日子さんは今日子さんなんだよなぁ。
今日子さんのアイデンティティはどこにあるんだろうなぁ。やっぱり忘却探偵であることなんだろうか。