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図書館で借りた本。自分の今の状況と似てるようで似ていない。
ゆるしてもらいたいけど、背負っていかなきゃいけないのかなとか、過去の過ちを反省するってこーゆーことなのかなと感じた。
読んで深く深く自分について考えられた1冊だった。
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哀しい結末に進んでいくことがわかっていても読み進んでしまう・・・。どんな人間にも贖罪の意識があるんですね。
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懐かしくて、哀しい、寂しい物語。
4人と4人を取り巻く環境が少しずつ明らかになっていく。その速度がまた心地良い。
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今回は以前から読みたいと思っていた「カシオペアの丘で」を読みました。
4人の幼なじみが中心の話でしたが、テーマは「生(死)」と「家族」、「友情」でした。
40歳という若さで癌のために苦しむ「シュン」。
余命を宣告されてから、どのように「死」までを生きていくか。
子供に どうすれば父親として伝えなければならないことを伝えることができるのか。
病気で一番苦しい所を逃げも隠れもせずに 真正面から描ききっています。
読んでいる間 ずっと涙が溢れてくる作品でした。
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たまらなく重いものを、きっちりと突きつけてくる、丁寧で誠実なエンターテイメント。読みながら何度も、自分自身の人生や今のあり方を、見つめ直さざるを得ない気持ちになった。
「泣ける本」と言えばそうだろう。でも、僕にはそれ以上に「考えさせてくれる本」である。
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幼馴染って、会いたいような会いたくないような、、、でも懐かしむふるさとや懐かしい人がいるということは、やっぱりイイ事だ。
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幼なじみ、トシ、シュン、ミッチョ、ユウちゃんの物語。
ヒューマンドラマの本で、人に許されるということ、人を許すということを考えさせられます。
上巻のみの感想では、読んでいて、もちろん感動もしますが、それより考えさせられる本でした。
また、北海道が舞台に出てきますので北海道の雄大さに憧れました。
文章は普通に読みやすく、物語の進展速度はゆっくりめです。
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こっれっは!
今まで読んだ重松清作品の中では一番よかった気がします。
もうこれは読んでください(笑)
人の命とか、人生とか。
これはもっと私が大人になったら
また読み返したい。
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[BOOKデータベースより] 丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった―。肺の悪性腫瘍を告知された三十九歳の秋、俊介は二度と帰らないと決めていたふるさとへ向かう。そこには、かつて傷つけてしまった友がいる。初恋の人がいる。「王」と呼ばれた祖父がいる。満天の星がまたたくカシオペアの丘で、再会と贖罪の物語が、静かに始まる。
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「カシオペアの丘」という北海道の遊園地と隣接する北都観音に、いろんな人たちの過去や思いや関係性がからみついていて、とても奥行きのある話だった。
主な視点はガンを患った俊介であるが、読む人によってどの登場人物に感情移入していくかはわかれるところだと思う。
かつての同級生たちとの別れから再会までが物語の多くを占めているが、私はかつて王と呼ばれた俊介の祖父・倉田千太郎が北都に与えてきた恩恵や非情さから、俊介がどういった人生を歩んできたかのエピソードがいちばん印象に残った。
倉田千太郎は悪ではなく、大きすぎる正義であり、それを根底では理解しているが納得して受け入れることのできない俊介の気持ちが、読んでいて痛々しくもありグッとひきこまれる点でもあった。
『下』では老いた千太郎と俊介がどういった最期をとげるのかに注目したい。
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ガンに侵され死に向かう悲しい話だけれど、それ以上に優しい話でした。
過去の過ちに許しを請う事は、自分自身がその過ちを許せていないと言う事に『なるほど』と思わされました。
ただそれはとても大切な事で罪を償う事は許す者、許される者が互いに真摯でなければならないのだろう、、、。
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高校生の時に学校の図書館で借りて読んだきりでした。
「命」を軸に「ゆるすこと」と「ゆるされること」というテーマで書かれている。
北海道で育った幼馴染の別れ、再会、また別れ。
この本を読んで「生きることとはゆるしていくことだな」としみじみ。
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家を抜け出して、名のない丘で満天の星空を見上げたこどもたち。
シュン、トシ、ミッチョ、ユウちゃん…
過去の事故を知ることで、主人公シュンの運命は大きく変わる。
友だち、ふるさとから離れて生きてきたある日、自分の命の期限を知らされて…。
残された命を過去と向き合って、生きようとするシュンを追うのは、ちょっぴり辛い。
あたし自身が、シュンを自分に置き換えたときに迫る死を受け入れられないからかな…。
下巻を読むのがちょっとこわいです(;_;)
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小学校四年生の四人が北海道の寂れた炭坑町のダムに沈む丘で星を眺めることから始まるストーリー。親友だったトシとシュンは、ある事件のせいで別れ、トシは残り、シュンは東京へ行く。バラバラになったように見えた四人だったが、ある一つの殺人事件のせいで再び運命の絆が絡み合ってくる。逃げるように東京で暮らしていたシュンであったが、癌にかかり余命が少ないことを知る。そのため、人生の最後にと思い、トシの第三セクタとして経営している遊園地である丘に来る。その丘の名前がカシオペアの丘。シュンの祖父である倉田千太郎――ウェンカムイと呼ばれた。が、七人――トシの父を含む。を見殺しにして炭鉱火災を沈めた丘だった。
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北海道出身で東京在住で主人公達の年代にも近い身の自分にとって、重なる描写や心の動きが多々あって、面白いというよりも、少し辛いような、そんな上巻でした。