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本に関することを中心としたエッセイ集。
書評を読んでいると、小川さんが本当に読書が大好きで、本に愛情をもっていることがひしひしと伝わる。
私は最近こんなに純粋に読書を楽しんだことあったっけと思わず自分自身を振り返ってしまう。
と同時に、小さい頃夢中で読んだ本の記憶が蘇ってきたり。
そして小川さんの“書くこと”に対する真摯な想いも印象的。
自分も好きな作品が出てくると嬉しいし、
読みたくなった本もたくさん。
読書の魅力がつまった素晴らしいエッセイで、
どっぷり本につかりたくなります!
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やっぱり自分の好きな本が論評されてるとうれしい。ナインストーリーズの内容がうろおぼえだったので本棚探しても見つからなかったので買ってしまったし。
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高校入試の国語の問題文で、(題名忘れたけど)ノートの話が出題されました。すごく面白くて試験のことをしばらく忘れて読んだ。受かってから高校の図書室で再会。
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著者がいままでに出会った本の中で、取り立てて印象にのこっているものを紹介している。エッセイが途中に入ることで著者の人となりが更に分かる仕組みだ。全体的に流れているムードは、華やかさとか強烈な個性は必要はない、ただただ日常を積み重ねていくことが大事なのだと感じさせる。なんだか、そんなやんわりした穏やかな気持ちになった。
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書評とエッセイ。
同じ作品を読んでいることにうれしくなったり、未だ知らなかった作品を知り得たり。
そっと本棚の片隅に置いて、ふと手に取りたくなる一冊。
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小川さんの読んだ本と、彼女の作品との関連が感じられる興味深いエッセイだった。丁寧なことばで、謙虚な姿勢で綴られている。
気になる本を読んでみたい。
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小川洋子さんのエッセイ集。
今まで自分が読んできた本の話かなと思って読み始めたら、
それだけでなく、愛犬の話や作家という職業への思いや
日々の生活の中で起きる事件や出来事、そこで考えた事などが、
淡々と、しかしとても大切に、愛情をこめて、書き連ねてある。
このエッセイを読んで感じ入ったのは、
小川洋子さんの持つ謙虚さ。
芥川賞をはじめとして多くの賞をもらっている
才能溢れる作家であるにも関わらず、
白紙の原稿用紙を前にして、自分の胸に湧き起こる
「もしこのままずっと書けなかったらどうしよう。」
といった焦りや弱気を読者の前に広げて見せてしまう潔さ、
ある作家の著作を読み、その作品の魅力を語っている内に、
「私はこんなすごいもの書けない。」と素直に告白してしまう
正直さには驚かされる。
この謙虚さこそが、彼女を思慮深い作家にし、
生命を見つめるその目は優しく、
真理を切り取るメスならぬペンを持つ手は慎重にさせ、
素晴らしい作品を生み出す源になっているのかもしれない。
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『博士の愛した数式』を読んでから。
頭の中がまだ読後の新鮮さのまま、一つ目の図書室の本棚を飛ばして、
二つ目の博士の本棚から読み始め。
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物語を書くということのエッセイと、著者による書評本。
この書評にとても弾かれた。
というのも、遠い異国の地にいる時にこの書評本を読んでしまったものだから、読みたい本がたくさん発見できたのに、簡単には手に入らない状況。
現在手元にはその時メモした「帰国したら読みたいリスト」が。
物語を書く・読むことで、人生がこんなにも潤う。
ということを感じさせてくれる一冊。
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小川氏の書いた小説を読んだことがありません・・・
あんなに話題になった「博士の愛した数式」でさえも・・・
小川氏の書いた文章を読むのはこのエッセイが初めてです
小川氏の文章よりも先に「声」と出会っていました
日曜日の朝10時からFMで小川氏がご自分の好きな本を紹介する番組があります
日曜日は大体10時くらいからFMを聞き出しているので、それで自然に知りました
正直言います・・・
小川氏の声が苦手です・・・
私はどちらかと言うと話し声は男性でも女性でも低めの声が好きなので、ちょっと
小川氏の声は異質な感じで耳に馴染まないのです
そんな変な先入観があってか、小川氏が書く小説も敬遠していました
でも、エッセイくらいなら・・・
と思って読み出してみたら、今までのイメージがあっさりと拭い去られてしまいました
繊細でちょっとノスタルジックな感じというのかな・・・私の好きな世界観です
色や香り、感触、光・・・そういった五感で感じられるものを私に突きつけてくれる
相性が合わない作家さんのものだと、こうはいかないものです・・・
ここ数年、ビジネス書や自己啓発書ばっかり読んでいて、かなり感情が枯れているのを
感じていました
でも何だか小説に手を伸ばせるほど、気持ちに受け止められる余裕がなかった
今年はガンガンと小説を読むんだ!と決めていたので、とても良い作家さんを見つけたような
嬉しい気持ちになりました
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これほど素敵な書評本に出会えたことに感謝。
作家小川洋子を育んだ名作の数々(村上春樹・アンネ・フランク・ポールオースター・ジョンアーヴィングなどなど)ひとつひとつにかけがえのない愛情を注ぐ姿勢には胸がつまります。
書評でこれほど感動するとは思わなかった・・。
エッセイを超えた日常のありふれた奇跡の日々にまた感謝。
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本を読む生活の魅力を十分に伝えてくれる本。
これを読むと、もっともっと本が好きになります。
たくさん読みたい本が見つかりました。
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書評とエッセイ。紹介されているすべての本を読みたくなるような書評。今年はこの中からいくつか読んでみようかな。
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読書エッセイを読むのがたまらなく好き。
本の話ができる友達が周りにほとんどいないから、(友達自体ほとんどいないが)自分が好きな作品や既読の作品について書いてあると心のなかで相槌打ったり言葉を返したりしながら読んでいる。
それで、その中の気になった作品を本屋に買いに走ったり、また読み返して、もう一度そのエッセイを読む。報告するみたいな感じで。
というわけで今回は「アンネの日記」を読み返し、「富士日記」を買いに行きます。
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題名が少しあざとい書評&エッセイ。作者は「なぜ(小説を)書くのか」「何を書くのか」について、何度も立ち止まって考えてきたのだろう。その読者に対して誠実な姿勢に好感が持てました。