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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一見幸せな家族に降りかかった悲劇に寄生し、闇へ闇と引き込むマインドコントロール。いや、まさか!そうはならないだろ!と思いながらもどこか酷く現実的で抗えない恐怖が付き纏う戦慄のミステリー。終盤の予期せぬ展開に更に息を飲んだ。非常に面白かった
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無味乾燥な改題になっちゃった。でも内容は葉月の化粧同様に濃く、正常な思考を奪われて大切な家族を大切に思えなくなっていく様が恐ろしい。この手の事件は現実起きているし、愚かと笑えない不気味さがある。子どもを亡くした喪失感につけ込まれたら、留美子みたいにならないって保証はないなぁ。
美海の最後の切り札かと予想していた菜の花畑の思い出に隠された真実に唖然。父親最低。まさかのどんでん返しにもびっくりだった。
「加害者でもあり被害者」という言葉がこの上なく重く、人生を狂わされてしまった多くの人を思うとやりきれない思いが胸に沈殿していく。なかなかハードな一冊だった。
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やってきましたこの季節。
夏の文庫フェス。
本屋に行くのが更に楽しくなりますよねー。
この本は帯に釣られて手に取ったのですが、まぁ進まない。
読みにくいとか、そう言う理由ではなく、精神的に辛くなる。
家族がバラバラになる様子が痛くて、逃げ場がない状況に追い込まれていく様がリアルで
読み進めるのが苦痛でした。
終わり方も、結局誰を悪者にしたら良いんだかと言う感じでモヤモヤ。
いっその事あやふやなまま終わらせてくれれば、訳が分からずもっと怖いのになぁと。
この手の『家族に入り込む』系でピカイチなのは雫井脩介の、火の粉だと私は思う。
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櫛木理宇の新刊出たんか、買わなきゃ(使命感)。
で、ページ開いてみたら、これ「寄居虫女」の改題加筆じゃねーか!
読み始めたら仕方がない。とりあえず完読。完読というか、再読。
前回の感想読み返すと、その話の不気味さに読み応えがあると書いてあった。
で、再読の今回。展開と内容を全部わかってるから、それほど楽しめなかった。
本は買う前にあらすじぐらい目を通しといたほうがいいね。
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帯につられて購入。
洗脳、拘束…破壊される日常。
けれどラストは思わず泣ける‼︎
ワクワクして読み始めたんだけど…
後半が良くない!
無理くりして文章にした感じ。
ラスト、泣けるとこ有った?
全くわからなかったけど。
'16.07.18読書完了
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文庫本を購入。父親の影が薄い女家庭をターゲットに家族と親しくなり、その家に居着いて支配してしまう厚塗り女と身知らず男児。徐々に洗脳されていく描写は人間の脆さが良く分かる。最後のネタバレは少し強引な感じもしたが、中盤の家族崩壊への様は見事。
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心理描写ともに情景描写がとても緻密で、よって厭な感じがまとわりついてくる(褒めてます)。ホラー+ミステリ+イヤミスがとても絶妙な塩梅で折り重なった物語でした。筆者が女性だったとは、、さすが。文体の独特の寒々しさがとても素敵でした。
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幼い長男の事故死以来、沈んだ空気に満ちていた皆川家に現れた同じ名前の少年。その後、寄生し始める奇妙な男女。洗脳され壊される一家の恐怖の果てに待ち受ける驚愕の真実とは。
現実にも北九州や尼崎にあった事件のように、家族を支配して崩壊させる手口が実に巧妙で恐ろしい。どんな円満な家族にも必ず小さな不満は各々あるわけで、その小さな隙を突かれると呆気ないほど家族という巣は脆い。本作は奇をてらわずにラストを迎えれば、もっと恐怖におののいたのに。
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なかなか面白かった。ホラー文庫だけど、そんなにホラーではなく。
ちょっと終わり方があっけなかったというか、剥がれていくところ、「葉月」の終わりをもっと書き込んで欲しかった。
170626
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家族が洗脳されていくのがじわじわ侵食されていく感じ。途中から気になって一気読みでした。女の正体には気づかなかったので驚きました。眠らせてもらえないのが一番の拷問なんだな。実際の事件でもそうだったんだろうか?
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皆川家に入り込んだ山口葉月。
その女が家を家族を侵食していく。
朋巳くんの心の解れ、圭介の幼さ、葉月の弱さが見え始めてからは一気に読み終えてしまった。
それまでは、苛立ちや恐怖で読み進めるのが怖かった。
葉月…。
もっと違う形で美海と会えてたら、もっと違う形で、この家に入り込む理由があったのなら…。
実際にあった事件のことを考えると、そう容易く言うことは出来ないし、葉月たちがしてきたことは許せることではないけれど、小説の中だけは、こう言わせてほしい。
幸せになれる道は他にたくさんあったと思う。
北九州一家の本も持ってるから、それを読もうと思う。
それで、ちゃんと異様なことだって実感したいと思う。
そうしないと、きっと自分は、葉月みたいな人に実際会ったとしたら、自分はいち早く取り込まれてしまうと思うから。
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実際にある事件で、占い師が家族を洗脳して住み込んでしまう様に、この小説でも化粧の濃い女がある家庭を破滅へ追い込みます。
手口がリアルで、こんな風に洗脳されていくんだなって思った。
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うーん。帯に戦慄ミステリ!とあったけど、ミステリとしてはあまりに弱い。そしてホラーにしてはあまりにぬるい。変に問題提起的な事しないで突き抜けたグロあり救いなし全滅バッドエンドみたくしたほうが良かったのでは。
それにしてもホラー小説の警察は仕事しなすぎだと思います。
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もしも自分の家族がこのようになってしまったら、と想像するだけで恐ろしくなってきます。
血肉いっぱい系のホラーと違い、家族間、自分の大切な人などがだんだんと壊れていく、そういった恐怖を感じられる話です。
グロいものが苦手な人も読めるかと思います。
ラストの展開が非常に驚きのあるもので、シンプルに楽しめると思います。
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最近、泣ける本を読んでいなかったなぁ。。。と思いつつ読み始めたら、
うん?。。。なんか違う。。。。
なんか、怖い。。。痛い。。。恐ろしい。。。背中がぞわぞわする。。。
本の表紙をよく見ると、なんと、「角川ホラー文庫」と書いてある!
平凡な家族が、洗脳によって崩壊していく様子が、
痛々しく残酷でおぞましい。
最後は、泣けなかったけど、変な寒気を感じました。
暑い日にいかがでしょうか。。。