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「プラ・~」に続く第二弾…ヒタヒタ進む無機質で冷たい文体は相変わらず。暗さの黒色の中、モニタ映像・仮想空間などの唯一の照度と、残虐な殺人現場の赤色しか浮かび上がらせない。捜査の難航・緊迫ぶりや苦悩の心中を多種の霧と雨模様に表し、読む側まで苦々しくさせる。私生活と職務上、逃げられない呪縛のヒロイン:女性刑事クロハの孤独感、高潔さ、反する脆さと終盤のプラスチックでできた怪物との対決は圧巻。
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前作「プラ・バロック」が面白かったので読んだ。
色々絡み過ぎていて、面倒に感じてしまった。少なくとも一気に読み通したくなる面白さではなかった。
あっちとこっちがつながる感じ、は確かにこういう小説の醍醐味だけれど。
こう言いつつ、続きが出たら読むでしょう。
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しまった、2作目を先に読んでしまった。
最初は取っつき難かったけど、だんだん面白くなりました。読後感も悪くない。ただ、誉田哲也っぽいなあ。
でも、順番逆になったけど、1作目も読んでみようと思わせました。
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陰惨なストーリーと魅力的な謎は興味をそそられましたが、ネット云々が事件の本筋と絡んでいないので、本書のウリである「仮想空間」が巧く活かされていない気がしました。真犯人の動機も納得できませんし、それに肩入れするクロハの動機もイマイチよく解らなかったです。
また、クロハの成長のなさというか、危機感のなさにガッカリしました。色んな面で消化不良でした。
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「プラ・バロック」が気に入りこの本を読んでみたが、前作は超えられなかった感じがする。
話しの最後の方が多少荒く纏められていて、前半の文章の緻密さがない。また"サイ"と言う人物の設定に違和感も感じた。
何となくダークなストーリーの進め方は前作と同じだが、クライマックスへ向けての緻密さとスリリング感が物足りない。
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クロハ刑事シリーズ2作目。やはり全体的に非現実的な様子は独特。登場人物が全員カタカナで書かれているし。クロハ=黒葉。起こる事件は前回と同じく残酷で、大きすぎる悪意。犯人には情状酌量の余地なし、どころかうすら寒さを感じるくらいの悪。それをクロハが追い詰めていく。あと、2作ともに、小雨がいつも降っていてるイメージ。
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プラ・バロックと比べて中身が薄かったかなと感じます。
仮想空間の使い方が前作に比べ少しもったいなかったというのが個人の印象です。
しかしそれでも、アイに対する苦悩など人間らしい面ではこちらのほうが上であるというのも正直な感想です。
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ちょっと冗長すぎたかな、とは思う。ミステリーでありながら事件の真相そのものではなく主人公の心の動きや救いのようなものを描こうとした結果なのかもしれない。
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動画サイトを使った犯罪手法が予言的。
前作より、駆け引きの場の雰囲気に欠ける。ある女優を気に入り、関連ドラマを見るような気持ちで手に取ったけれども、その女優への関心がなければ読み進めるのが苦痛だった感じ。主人公の感情は前作より豊かに描かれていた。伏線が多くややまどろっこしい。雑誌記者についてもすこし描いてほしかった。
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1502 クロハ刑事シリーズ2作目。ネット上の殺人動画から始まるが一作目同様に常に暗く、また天気悪い。主役への風当たりも強く、どこに向かうのか逆に気になる作品。一作目の方がスピード感もあって面白かったかな。
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「プラ・バロック」を購入し読み終わった勢いでエコイック・メモリも読み終わりました。
事件の展開としてはプラ・バロックのほうが好きなんですが、クロハという登場人物の人間味が出ているのはエコイック・メモリのほうかな、と思います。
全てがまるっとうまくいくわけではなく、交通課の今回初登場の人物との関係、言葉ひとつで崩れそうになる危うさなどとてもいいと思います。このシリーズこれで終わりなのでしょうか……?もしまだあるなら追いかけたいところです。
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『プラ・バロック』の続編。
たぶん、陰鬱とした雰囲気が、この小説の売りなんですね。
「面白い?」と聞かれれば、「あんまり」と答えるだろうし、「面白くないの?」と聞かれれば、「そうでもない」と答えます。
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「プラ・バロック」読了後、このシリーズに対する自分の中の感覚をそのままにしたくてすぐ読んだ。今回も、スナッフ映像から始まる事件そのものはすごくそそられる…けど、まあ長いよな。前作よりは、クロハのキャラは安定してきた感じ。人間味が結構出てくる。でもやっぱり、前作も思ったけど伏線がわたしには分かりにくくて、長いし、ん?なんだっけ?みたいなところが多々あって結構疲れた。何かいろいろまどろっこしい。単純に、分かりにくいんだな、表現とか文章の感じが。あんまり本読んでてその情景が頭に浮かんでこないってないんだけど。ほとんどの場合、自分の頭の中に正確ではないけど、そのお話のその場面の、情景・景色・空気感とかいろいろ、浮かんでくるんだけど…このシリーズに関しては未だスッと浮かんでくる場面がないんだな…。どういうこと?って思う部分が多い(笑)最後の対決シーンも、あれ何かこんな感じ前にもあったような…って感じで、何かハラハラ感に欠けるような。とりあえず、次も読みます。
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結城さんの2冊目。
いいね!!!!!!
インプリンティング だっけ?
刷り込み現象・・・・。
警察小説にのめり込むきっかけとなったのが誉田哲也だったためか、「芯の強い女刑事」ものが、最高に好き。
本作も。
これでもか、と追い込まれる絶望的な状況に敢然と立ち向かう姿が、見ていて気持ちが良い。それでいて、主人公が感じるであろう恐怖や人間的な弱さもしっかり描かれているのでリアリティがあってよい。
個性ある脇役たちも魅力的だし、続編にも期待。
★4つ、8ポイント半。
2016.06.30.新。
※近未来感のあふれる世界観なのに、コートを「外套」と・・・・昭和初期か!?!
※「キリ」の正体は???
※「ミハラ」が、実は悪い人間ではなかったという点が、、、、、、辛いね。
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動画投稿サイトにあがった殺人の映像。本物かいたずらかも分からない。主人公が期限付きの捜査を命じられる。
今回も面白かったです。分厚い本でしたが一気読みでした。プラ・バロックよりも裏社会の存在が大きく、前作とはまた別の悪意がありました。クロハシリーズは暗い雰囲気で犯人がサイコパスっぽいのが多いのでしょうか。