紙の本
ゆるく考えるススメ
2016/08/21 21:59
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちきりん氏は関西出身。バブル最盛期に証券会社で働く。
その後、米国の大学院への留学を経て外資系企業に勤務。
現在は「働かない生活」を謳歌。崩壊前のソビエト連邦などを含め、
これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”
と称してブログ
「Chikirinの日記」を開始。月間100万以上のページビュー、
日に2万以上のユニークユーザー を持つ。
前々から名前を知っていて一度どんなことを書いているのか読んでみたいと思っていた。
本書の感想。全面的に肯定は出来ないが、なるほどと思う箇所も
それなりに有った。
少し気持ちが軽くなる内容で、女性受けする理由がなんとなく
わかった気がします。
紙の本
タイトルの通り
2021/08/02 14:19
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの通り、気楽に読める一冊。
可もなく不可もなし。
本来、それで良いのかも。
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≪目次≫
文庫化に寄せて
はじめに
第1章 ラクに生きる
第2章 「自分基準」で生きる
第3章 賢く自由に「お金」とつきあう
第4章 仕事をたしなみ、未来をつくる
第5章 ストレスフリーで楽しく過ごす
おわりに
≪内容≫
ブログも有名な「ちきりん」の最初の本。(2011年イースト・プレス刊の本の文庫化)。今後の日本の行く末を考えると、A首相がキモい声で声高に「日本復活!」と叫ぶよりも、自分の将来を考えて、身の丈の範囲で「ゆるく」生きるに限ると思う。そのために、周りに流されることなく、自分の足で歩くかなければならない。そのためには、かなりの「知恵」も必要だし、「勇気」も必要。この本にはそうした「知恵」や「勇気」の元が載っている。むろん、この本だけでは全然足りないが、「こういう生き方をすればいいんだ」という「知恵」「勇気」は確実にもらえます。
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精神を図太くしたくて読書。
知人から紹介してもらった人気ブログから作家デビューしたという著者。バブル期に働き始めているので10歳ほど年上だと思われる。
ぱっと見では、勝間さんの対極かと思ったが、共通する部分も多く、新しい世代の新しい価値観の提唱という印象を受ける。
親の世代や先輩の一回りも二回りも年上の人たちの助言を聞くべきかは興味深い。ほぼ同じことを話している人のセミナーを思い出す(その人も投資関係の出身で40代前半の若い世代)。それも影響してか生き方、働き方、家族、お金、健康についてなどの考え方の世代格差を最近特に感じることが多くなっている。
借金してまで手に入れるものは分不相応。所有より共有。目標のハードルを低くする。
一方で他人ではなく自分自身の欲をしっかりと知り、満たしてあげることが人生の満足度を上げるとも受け取れる。
文化も習慣も異なる知らない海外へ1人で行くという体験は刺激を与えてくれる。外国の空港や外国の街では困ることだらけだが、その経験から自分は所詮ちっぽけな存在だと知ることができる。私の場合は出張であるが、仕事や生活へのメリハリとなっている。
偶然、この後に読む本と類似する内容があり、潜在意識が求めているのかと潜在意識の不思議さを感じた。
読書時間:約1時間10分
本書はクアラルンプールの紀伊國屋書店で購入しています。
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非常に考えさせる本。どういう経過でちきりんさんがこういう考えに至ったのかが知りたい。
社会人としての自分の考え方は、真逆。社会や会社の一員である以上は、組織のためになることをしたいと思うし、その中でやれることをやる。自分のやりたいことがあっても、誰も望まないならやる意味はないと思う。
なので、ちきりんさんのヒッピー然とした書きっぷりは不安になる。このまま少子化が進んでいいの?結婚制度に囚われるなと言っても、女性は子供を産める時期もあるし。等々。
それでも、多面的な見方を意識的に訓練するきっかけにはなりそう。後は、考え過ぎない。自分にはそういうメッセージに受け取れました。
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人気ブロガーさんの本です。
自分で道を選ぶ人。つまり、
ブルーカラーでもホワイトカラーでもなく、
ゴールドカラーの人生…
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がん保険って必要なの?防災グッズは用意しておくべき?とか。自分のライフステージごとに「仕事」「家庭」「趣味」いずれを「捨てる」か?とか。分かるなぁということが多々あり。これを読むと「今のニッポン、全然OK!」(「全然」の使い方が間違ってます)という気分になる。
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読んでいて、薄々常日頃おかしいな‥と思っていたことをスパッと斬ってもらった感覚があった。家を買う考え方、国として果たして成長が必要なのか、学歴を追い求める意味、などなど。もっと個の自由や幸せを定義していってもいいんじゃないかな?自分たちが何十年もかけて形成してきた固定観念に、環境が大きく変わりつつあるいま、縛られる意味がなくなってきていると思う。‥などと普段あまり考えない自分でもいろんなことを考え、共感や気づきのある一冊。
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ブログをまとめたものだと思いますが、本当に視点が鋭いなあと思います。彼女のようなものの見方ができたら面白いだろうな。
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生きてて疑問に思ってたことを綺麗にまとめてくれた感じです
自分が感じてることも間違いじゃないかも
でも頑張らないと生きてけない
ゆるく考えられるのはある程度頑張ってゆるく生きても大丈夫な状況だから
なにもないときは頑張るしかないんじゃないの
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基準を高過ぎず、って大事かも。自分も国も。
ミクロで見て慌てるけど、マクロで見るとそうでもない。
新しい視点を教えてもらいました
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ゆるく考える。だけど自分の頭でちゃんと考える。このコンセプトが好きです。
(実際には、なかなかそうはいかず「完璧を目指そうとして到達できず挫折」「そのゴールも基準も他人のもの」になりがちですけどね。)
本書のなかでも特に印象に残ったのは3点。一点豪華主義と本当の欲望とやめること。
一点豪華主義とは、何かを決める際に総合評価方式ではなく絶対に譲れない点「のみ」で評価し、他はあきらめよう、というもの。平均的全体的に無難な、だけどどうしても「妥協した感」が残る判断はもうやめよう。こだわりのポイントさえよければ他は無視して受け入れよう。
うん、こういうプラス思考はいいな。
それに人付き合いとか自分の評価にだって応用できるし。
本当の欲望とは、他人の欲望ではなく自分の欲望を生きよう、というもの。あれが欲しいこれが欲しいと思う時、それは売りたい側からそう思わされていないかよく考えよう。欲しいモノはすべて手に入れたのに満たされない状態だとしたら、何かがヘンだよ。
精神科医・思想家のラカンによれば「全ての欲望は他人の欲望(欲望の本質とは、他人から欲望されたいと願うこと)」であり、その洞察の深さに恐れおののく私ですが、実際の日常生活のシーンにおいてはこのちきりんさんの言葉のほうが適切なツール。
最後のやめる判断については、為末大さんの『諦める力』にも通じるところがある。やめる(ダメだったことを認めて損切りする)という判断ができないためにズルズルと続け、その維持に疲弊し、新しいチャレンジの芽を摘んでしまうことを戒める。
この「ゆるくポジティブ」思考がいい。
自分の人生は他人の(それもすごく狭い世間や短い歴史の)常識や空気ではなく、自分で決めよう。
これからの日本が目指すべきは(アメリカやシンガポールではなく)イタリアでしょ、にも納得。
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普通と同じようにできないこと、長く続けられないことはだめなことだと思っていたけど違う、多数=思考停止状態か。
自由に生きる、人生の一部分でも。楽観的に生きる。自分の表現方法。社会の価値観ではなく自分の価値観で生きる。旅ちっぽけな自分に気づく、かなり努力しないといけないことはしない。
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10年ローンとか一点豪華主義、インプットアウトプット、取れない前提のコミュニケーションなどなど。勉強になります。
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人気ブロガーちきりんさんのデビュー作。ブログやツイッターではユルい文体で「ふつうのおばちゃん」と自称しているようだが、プロフィールをみると強力な発言力の裏にある充実した経歴が覗える。そして穏やかさのなかにはフツフツと煮えたぎった闘志が伝わってくるのも見逃せない。
その内容は、いわゆる「少数派」を励ますようなものが多く、読んでいると「もう少しがんばってみようかな」という気になる。しかしこうした考え方を持った人が増えてきたということは、最早「少数派の思想」とは言えなくなってきているのかもしれない。それとも、以前から誰もが考えていたことをみんな口にし始めたということなのだろうか。どの考え方が正しい正しくない以前に、その内容が表現されなければ議論の土俵に乗ることもない。自分の思いを気の済むまで口にできるという世界は健全である。結果他人から非難されることがあってもそれはその人のスタイルなのである。
最近では希少価値を狙っているのか、リベラルな意見に反対する意見を言う人が多いように思う。「リベラルさ」は様々な価値を認めるための基礎だとは思うのだが、それに反対することもまたリベラルさ故である。こうした「議論のすり合わせ」が物事を前に進めていく絶対条件なのではないか。自分の意見に反対する人間には一切耳を貸すことなく邁進するヒトはある意味スゴイと思うが、価値観の偏りは論理の精密さをも破壊していくことも覚えておきたい。
事実が報道されて、ちきりんさんのような発言力を持った人達がそれに対する見解を発信する。それをもとにさらなる議論が交わされる。こうした状態が保たれていれば、世の中は極端な方向へ向かうことはない。事実を隠し、発言を封殺し、それが常態化してしまうことを防ぐためには、どんな状況であっても口を閉ざさないこと。力を持っている人間が言論に圧力をかけてくるという状況は今や当たり前になっているが、それに対しての発言も決してやめてはならない。そのためには相手に対しての弱みを極力なくしていくことではないか。