紙の本
外山氏らしい視点・着眼点に共感
2016/09/03 19:42
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
何となく感じていることを人に上手く文章で書かれると、
何となく自分の言いたかったことを言ってもらえたようで
嬉しい。
本書にもそのような点がいくつか有った。
その例の一つ。思いがけないときにひょいと着想が頭を
もたげるということ。
これは「ああ、有るな」と思いながら読み進めていた。
他にも外山氏の視点、着眼点が紹介されている。
外山氏ファンならば読むべき本。
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タイトルが「ものの見方、考え方」で、サブタイトルにある「発信型思考力を養う」とあるのだから具体的な手法とともにレクチャーされていくのかと思いきや、著者による様々な物事を題材にしたエッセイ集であり、著者による見方や考え方が続いていきます。
最初は「おやっ?」と思いながらも読み進めていたのですが著者の思考の広さと深さがわかってからは興味深く読めました。
日本語の縦書き文化とアルファベットの横書き文化の違いから「ここまで考えを展開できるものなのか!」と関心するほど。
まずは自分も今まで以上に「考えるクセ」を持つのが大事なのかな…と感じたのと同時に「自由にのびのびと書いてみる」ことも教えられたような気がします。
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全く異なる視点から日常的物事を解釈し直す.英語というものと数学との結節点など,多角的視点に気付かせてくれる.
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2017/1/30
日本語は本来は縦に読まれるようにして作られた文字だけれども、現在の日本では西洋の文化が多く混入してきて、横文字で読むことに対して何の違和感も感じなくなってしまった。一ニ三という漢数字がそのさいたる例で、縦に書けば目線と垂直に線が交わるから認識しやすいが、横に書かれた場合、目線と平行になってしまうため認識しづらくなってしまう。それでも日本語が横でも読めるのは文字の大きさが正方形であるためで、このような言語は稀なのではないだろうか。と最初の方に書いてあった。そういうような見方もあるんだなあと、タイトルの通り、ものの見方や考え方について、普段自分たちが何気なく見過ごしていることに目を向けることで新しい視点や考え方を得ることができる本だと思う。思考の整理学でも書かれていた内容が重複している部分もあったが、それだけ大切なことなんだろうと思う。人のいろいろ考え方をいままでにない、でも、言われてみれば確かに!となるようなものが多かった。結構作者オリジナルの現象の名前などが登場するので、時間をおいてから、もう一度読み直してみたいと思う。
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タイムマシーンに乗って未来を見てきたのでは?
現代の問題をものの見事に言い当てていらっしゃいます。受動的理解力から発信型思考力へ。インプットだけでは役に立たない!アウトプットして発信し、経験していくことで自分の見方、考え方ができていく。
まさに!