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伊坂さんのエッセイに続き、仙台在住作家シリーズ(笑)。前作の売り上げ、評判が良かったのでしょうか?今回は続編です。前作や今作内でも一部内容が重なる部分もありますが、大人というより男の美学?こだわり?が全開で、おもしろく読ませていただきました。こういうタイプの人は元々希少なのかもしれませんが、絶滅危惧種に認定したいと思います。「理由なんかないんだよ。今も昔もそういうものなんだ。」という作者の声が聞こえてきそうです。「はい、わかりました!」
風花雪月の4章のあとに星の章があります。そこには筆者の先の大震災における経験が記されています。読んでいろいろと考えさせられました。必読です。
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心に残った言葉の抜粋です。
☆花の記憶というものは単純に眺めた花のかたちだけが私たちに残るものではない。いつ、どこで、誰と見ていたかの方が人間の記憶には鮮明に残っているものだ。
☆世の中の肌ざわりを覚えるには、理不尽と出会うのがいい。
☆手紙は簡潔がいい。時候の挨拶などはなるたけ短くする。要点だけをまず書き、あとは相手への気遣いが感じられれば、それで十分。
☆幸せのかたちは共通点が多いが、哀しみのかたち、表情はひとつひとつが皆違っているし、他人には計れないということを承知しておくことだ。それがたしなみである。
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仙台在住の作者が震災後に綴った随筆。
この作者、色に例えるなら【仄暗く輝く鈍色】という感じか。
この男が語ると全てが昭和の渡世人のようになる。
もっとも昭和の渡世人が実際はどんなものなのか分からないのだけれど。
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とにかく本質を捉えてる気がする。
大人はハシャぐな、被災地への寄付の金額は公表するな、
黙って出せ、、、など。
特に仙台にいて震災で感じられたことについては
筆者の強い思いがこもっていて圧倒される。
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今読んでおいてよかった。と思わせる一冊。震災から一年。大人としての大切なことを考えるよいきっかけになりなした。今日からやり直し。ちゃんとした大人になろう。
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時間がない時にエッセイはやはり読みやすい。
今の時代、こんなこと言える人が少ないからスカッとする。
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「サッカーが好きなんですか?」別に好きでも何でもない。子供の時から頭にあれだけ衝撃を受けて(ヘッディング)、よくバカにならないものだと思っていた。頭はそういうために使うのではなかろう
自分は麻雀に明け暮れてるのに面白いおじさん。
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伊集院静の大人の流儀の続編。今回は震災後に感じたことが書かれており、思わず共感する部分があった。
大人の流儀は、なぜこんなにも読みたくなるのだろうと考えると、私自身、大人の流儀がなんなのかわからないからだと思う。大人とはかくあるべきのようなスタイルが見えていない。だから、伊集院静というフィルターを通して、大人とはどうあるべきかを知ることはとても有意義なことだと感じる。
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大人にはそれぞれに生きて来たなかで学んだこだわりがある。人に迷惑を掛けるようなこだわりでなければ、それでいい。
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週刊紙に連載のエッセイをまとめたものでとても読みやすかったです。
いきなりミスター麻雀の小島プロの話からはじまりますが、ギャンブルや野球・ゴルフ、そしてお酒の飲み方など、大人のというより男の流儀を教えてくれる一冊でしょうか?
その中でいろいろな出会いが出てきますが、著者が7年半も世話になったという「なぎさホテル」の支配人との出会いのくだりがとても印象に残りました。なんて粋な出会いなんだろう。自分もそんな会話ができるような、そんな大人の男になりたいと思いました。
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世の中というものは不幸の底にある者と幸福の絶頂にある者が隣り合わせて路上に立つことが日常起こるものだ。だから大人はハシャグナというのだ。
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週刊誌の連載エッセイ第2弾。このような男気のある男性は現代日本にはほとんど見あたらなくなっている。実際このような男性が身近にいると、とても魅力的ではあろうが、何かと大変、苦労も多いと私は思う。しかし自分の意見をしっかりと持ち、責任を持ってその考えを述べるという姿勢は「おとな」といえるだろう。人生を歩んできて持ち得る自分の主義主張である。賛成できないところもないではないが、きっぱりと言い切る姿に魅力を感じる。今回は東日本大震災後ということもあり、震災のことが詳しく書かれている。著者自身が仙台在住でその体験したことを文章で詳しく表現している。今まで何度となく報道され、映像で見てきたその光景、被災した人々の言葉以上に著者の文章は真に迫るものがある。さすがだと感嘆した。1年が過ぎ、未だ復興にはほど遠い状況だが、被災地より遠方の私などはあのとき感じた恐怖や不安が遠のき始めている。今一度、今回の震災を顧みなければと、思う一文であった。
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週刊現代の連載をまとめたものです。前作に続きよいです。
今回は、著者が仙台に住んでいたということもあり、震災の描写がすごいです。
それだけでも一読の価値ありです。
一番気に入った言葉はこれかな。
──不幸の底にある者と幸福の絶頂にある者が
隣り合わせて路上に立つということが日常起こる。
だから大人はハシャグナというのだ。
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続編。流れるような文章はとても心地いい。ただ、同じ雰囲気で書かれてはいるが、前作ほどまとまっていない印象。
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評判の本ということで、読んでみた。伊集院静という人間の価値観、信念。言ってることの八割は、なるほどと共感できたかなぁ。ただ、読んでいる途中で、稲垣吾郎の番組での映像を見てしまったので、なんだか大人げないなぁと思ってしまった。自分が書いていることと少しちがうんじゃないの?自分もまだ大人じゃないじゃん。って思ってしまった。放送されていない部分にもきっといろいろあったのかもしれないけど、ちょっと残念でした。
震災の時の記述は、あの時の記憶を思い出させてくれた。忘れかけていた記憶…きっと今まで生きてきた中で1番大変だったはずなのに…