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ロシア語通訳者として活躍された米原万里氏の世界のことわざを比較した興味深い一冊です!
2020/08/02 11:06
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ロシア語通訳者、翻訳者として活躍され、ロシア語通訳協会を設立して、初代事務局長に就任されたこともある米原万里氏の興味深い作品です。同氏には、『不実な美女か貞淑な醜女か』(読売文学賞)、『魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる一三章』(講談社エッセイ賞)、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(大宅壮一ノンフィクション賞)、『オリガ・モリソヴナの反語法』(Bunkamuraドゥマゴ賞)などの傑作があります。同書は、「寄らば大樹の陰」や「蛇の道は蛇」、「朱に交われば赤くなる」、「頭隠して尻隠さず」といった我が国のことわざに類似した言い方が世界にはあるということで、こうした世界各国でのことわざの用法を比較しながら、著者独自の持ち前の毒舌で現代社会・政治情勢を斬った作品となっています。知的風刺の効いた名エッセイスト面目躍如の29篇です。同書の内容構成は、「医者の不養生」、「寄らば大樹の陰」、「馬鹿と鋏は使いよう」、「鶏口となるも牛後となるなかれ」、「甘い言葉には裏がある」、「能ある鷹は爪を隠す」、「嘘つきは泥棒のはじまり」、「火事場泥棒」、「一事が万事」となっています。
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