投稿元:
レビューを見る
じわじわ面白い。
続きが気になって次から次へと読み進める感じではないけど、自分も一緒に修行して成長してる気になる。
仏教的な難しい話かと思ってたら、意外と青春物語。恋もするし反抗もするし。仏教用語は多く出てくるが、読者に向けてか話の流れか、噛み砕いて話してくれてるので読みやすいし勉強になる。
範宴(親鸞)の考え・悩みは現代にも通じることで、自分も深く考えさせられる。
日本で飢えることはほとんどない今も、人は争い苦しんで生きるし、極楽浄土を目指すんだよなぁ。
投稿元:
レビューを見る
親鸞の幼少期から比叡山に入山、俗世間での経験をきっかけに、比叡山を下りる事を決意したところまで。仏とは何か?の問いを求めて苦行に励む親鸞。今と通じるような世の中の構図がこの時代にもあり、共感出来る。
投稿元:
レビューを見る
大変、読みやすい。
物語として軽い感じで楽しめつつも、仏とは何なのか、という本質的問題を投げかけてきたりもして、まだまだ序章ではあるけれど、この先のお話が気になって仕方がない。
下巻が楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
2013年67冊目。(再読)
激動編購入のため、読み直し。
やはり一気に読み通してしまう面白さがある。
「民の目線」を大事にする姿勢をもう一度学ぶ。
====================
2012年3月23日(初読:27冊目)。
難しい用語はところどころにあるものの、ノンストップで読める読みやすさのある歴史小説。
「仏とはそういうものだ」という暗黙知に、「仏とはなんだ?」と真正面から誠実に迷う親鸞(この時の名は範宴)の姿に共感を覚える。
お山から降りて一般大衆に近づこうとする姿勢が、今の世でも通じるリーダーシップ像を思い描かせる。
続きに期待!
投稿元:
レビューを見る
ずっと書店に並んでいたのが目についていたので何気に手に取った。幼少期、比叡山での修行までは淡々と読んでいたが、六角堂への通い修行あたりから親鸞の煩悩や自己嫌悪、形骸化した仏教体制への不満など熱い思いが次第に膨らんでいく過程では胸を打たれた。底辺とされる人々との交流の中で自らを見出し、仏教を生きた教えとして伝えていくことを決心した親鸞の人生はこれから真骨頂を向かえるというところで終了。熱いストーリーを後編にも期待したい。
投稿元:
レビューを見る
歴史小説を読もうと思って最初に手にとった本。とんだ冒険活劇でした。少しだけ親鸞のことがわかった気になります。
投稿元:
レビューを見る
どこまでが史実なのかはわからないですが、幼少からのエピソードなどから興味深く書かれています。他が認める行をなし、才能を持ちながら、欲や出世を捨てて、あくまで自らの信じる、求める道を進むため、俗世間に身を置く、その覚悟が読んでいて心にしみます。下巻につづく。
投稿元:
レビューを見る
人として生きる上で大事なことは、何なんだろうか?
そんなことをふと考えてしまう一冊、続編を読まねば。
投稿元:
レビューを見る
2012.06.25 上巻読了
2012.06.29 下巻読了
おもしろかった。
ただただ法然の教えを自分の意としいら
投稿元:
レビューを見る
内容(「BOOK」データベースより)
馬糞の辻で行われる競べ牛を見に行った幼き日の親鸞。怪牛に突き殺されそうになった彼は、浄寛と名乗る河原の聖に助けられる。それ以後、彼はツブテの弥七や法螺房弁才などの河原者たちの暮らしに惹かれていく。「わたしには『放埒の血』が流れているのか?」その畏れを秘めながら、少年は比叡山へ向かう。
投稿元:
レビューを見る
念仏とは人生という夜道を照らす灯りである、
親鸞が町人にたいして説法をしている際に町人から「念仏となえると病気が治ったり、暮らしが楽になったりするのか」と問われ、そうではないと答える。
親鸞曰く、修行時代に暗い夜道を重い荷を背負いくたくたになりながら歩いていると、ふと民家の明かりが見えた。それはつまり目的地が近い事を意味し、体が軽くなった気がした。
ゴールが見えたからといって荷物が軽くなった訳でもなく、目的地が近くなった訳でもない。でも体は軽くなった。
念仏とはその灯りのことだ。
僕は以前から自分の心の中にある、もやもやしたなんともいえない不安のような物が何なのかよくわからなかった。ただ、この本を読んでわかった事は、僕の人生には灯りが無かったって事だ。
投稿元:
レビューを見る
とても面白く、興味深く、読めました。
忠範に弥七から託された石ころを渡すとき
「・・われら悪人ばらのためにお山で修行なさるのだ。だから忠範さまに伝えてほしい。もし、運よく物事がはこんで、自分がなにか偉い者でもあるかのように驕りかたぶった気持ちになったときには、この石を見て思いだすことだ。自分は割れた瓦、瓦の小石、つぶてもごとき者たちの一人にすぎないではないか、と。・・・」
忠範が悩み苦しみながら、成長し、自分の信ずるところに妥協せず、もがき、迷いながら進んでゆく姿が
とても身近に人間らしく感じられ、
いとおしく感じました。
投稿元:
レビューを見る
忠範の幼少期から天台の仏門に帰依して範宴となりやがてお山を降りる決心をするまでのエピソードが描かれた上巻。さすがに新たな国民文学というだけのスケールはある。面白い。
投稿元:
レビューを見る
面白い!いつの時代も改革は狙って始めるものではなく、おかしい、おかしい、の連続から生まれるんですね。ポジティブなネガティブ目線、重要です。加えて、いつの世も時代背景は違うけど、根本問題に違いは全くないですね。この後の展開が楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
たまたま訪れた西本願寺で親鸞聖人入滅750年の法要をやってたんで…読んでみようかと。小説としてもそれなりに楽しめたけど、エンターテイメントではないな。