紙の本
勝つための戦略
2016/04/03 22:44
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
レースなのに、なぜエスケープなのか?ロードレースに勝つために込められた戦略、展開、役割と葛藤などからその意味が分かる。
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テレビで見るより活字の方が選手同士の心理状態がよくわかって面白い。
この、競技は映像として見ることはできても、この中でうごめく、選手同士のやりとりを画面から理解するのは極めて難しい。
そういうところをこの本は丁寧に書かれている。
この競技へ興味を持ったら読んでほしい本の一冊だなと思う。
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あの長〜いロードレース中、何が起きてるのか?中継では分からない微妙で複雑な事情や選手の心理が追ってあり、読み応えのある一冊でした。
レース展開にはハラハラし、最後の一文でポロリと涙が。
10周くらいで、選手の多さに音を上げて最初から読み返して登場人物表を作ったので、登録選手表が予めあると、ありがたいです。
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やっぱりロードレースはいい!ツールじゃなくてもこれだけのストーリーが描かれたこの本は、素晴らしいです。人物が、多数出てくるので、ちょっとついていけなくなる部分もありましたので、簡単な注釈でもあるとより良いと思いました。
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素晴らしいスポーツノンフィクション.あっさりとした文体なのにぐいぐい引き込まれる.導入も結末も素晴らしく,ロードレースの知識がなくても楽しめた.
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これはすごい。購入してカフェで読み始めて一気でした。冷静な文章の中にこれだけのドラマ。決して煽られてはいないのに最終周回では胸が熱くなりました。最高のドキュメンタリーでした。それにしても、ロードレースがこれほど頭を使うスポーツだったとは。それなのに勝負は偶然がもたらすもの。ますます自転車への興味が強まりました。2017年の選手権にも大いに期待です。
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2014年全日本選手権ロードレース。雨の中行われた当レースは、誰もが予想できない異例のレース展開となった。
221.2km、5時間41分49秒にも及ぶ戦いの最中、主要チームと選手たちは何を考えどう走っていたのか。
選手たちへのインタビューをもとに、彼らの思惑と葛藤を描くスポーツノンフィクション。
逃げを許し、メイン集団の中でチームを思い、アシストすべきエースのこと考え、思うように動けない選手たちの葛藤。
面白かったが、個々の選手をほとんど知らないこともあり、イマイチ入り込めなかった。
(図書館)
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逃げ集団の逃げ切りが成功したという2014年の全日本選手権ロードレース。チームのエースを勝たすための逃げ集団が優勝を争うことになった背景には何があったのか。
ゴールまで残り○○㎞と、章が進むごとにゴールに近づいて行く展開は臨場感たっぷりで、まるでライブでレースを見ているような錯覚に陥りました。
ひとつひとつの要因は些細なことなのに、それが幾多にも積み重なった結果、エース選手の思惑が徐々に狂って行く様をレース展開を追いながら味わえるのは、文章ならではの醍醐味ではないでしょうか。
レースをライブで見た人にも是非読んでもらいたい。
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2014年全日本選手権ロードレースをモチーフにしたスポーツ・ノンフィクション。各選手の思惑がわかり、とても面白く、あっという間に読了。
日本でのロードレースの注目度が低いのは残念。
本や漫画では、すごく盛り上がっているのに。
身近に無いということが大きいかな。
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2014年の全日本ロードレースのノンフィクションという感じだけど、選手のバックグラウンド、レース展開がプロフェッショナルのナレーターみたいに淡々と描かれていて読みやすい。逃げとプロトン、その中の心理戦、ちょっとした勘違いでレース展開が変化していく様子、特に最後の一周は結果は知っていてもどうなるの?と思わせる。一つのレースを描いた小説としてはピカイチではないか。最後の一文、読後感爽快。
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『Story Seller』に収録された近藤史恵さんのロードレースの小説を読んで、この世界に興味を持ちました。
レースの進行の描写だけではなく、主だった選手のレースに対する意気込みや人となりを織り交ぜて書かれているので、色んな選手に感情移入しながら読み進めました。
約250㎞という気の遠くなる距離を走るだけでもすごいのに、その中でどのようにレースを運べばいいのか、エースはエースなりに、アシストはアシストなりに状況に応じて考えなければならず、運動能力だけではなく、頭もフル回転しなければならない過酷なスポーツだなと思いました。