紙の本
猫なのにねこじゃない!
2017/02/26 21:53
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投稿者:kaltara - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫の話だけど、身近にある話のような・・・。映画を見てから読むとイッパイアッテナが鈴木亮平の声でしゃべってくれます!
紙の本
名前もトモダチもいっぱい
2020/07/29 06:53
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作で壮絶な決闘をしたデビルと、ルドルフたちに芽生えた友情が感動的です。岐阜への里帰りと、もうひとりのルドルフとの対峙も圧巻でした。
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投稿者:ひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画をみて、ルドルフが好きになりました。周りの猫もいいキャラしてます。この本も映画がすきだったら楽しめます。
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前作からのルドルフの成長が著しい今回はリエちゃんのお家に帰るまでのお話。
やっとのことで帰った家には彼の代わりに小さな黒猫が‥
2匹は飼えないという事情と弟となる猫の為に彼が出した決断が悲しい(T_T)
それでも、リエちゃんは一年も待っていてくれたんだし、可愛い弟もできたのだから「良かったね」と言ってあげたい。
イッパイアッテナやブッチー、デビルとまた楽しい日々を過ごす中で広がる世界を見て欲しい。
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斉藤洋による不朽の名作児童文学『ルドルフとイッパイアッテナ』は、1987年の刊行以来、シリーズ累計100万部のロングセラーとなり、子どもたちに愛されてきました。
2016年夏、超大型フル3DCGアニメーション映画となって公開されます。
http://www.rudolf-ippaiattena.com/
本書は、『ルドルフとイッパイアッテナ』に続く第2作です。
「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズは児童文学ですが、その深い人生哲学とユーモアは、大人が読んでも十分に楽しめます。
映画をきっかけに原作に興味を持った人はもちろん、「ルドルフ、なつかしい!」という人も、手に取りやすい文庫版で再読してみると、新しい発見があるかもしれません。
(内容紹介)
ルドルフがトラックに乗って東京にやってきてから、1年がたった。ボスねこのイッパイアッテナ、そして商店街の金物屋のブチねこ、ブッチーたちとなかよくくらしている。
ある日、川べりでポインターに襲われ絶体絶命のルドルフとブッチーだったが、助けてくれたのは、なんとブルドッグのデビルだった。以前、イッパイアッテナのかたきをうって、ルドルフたちがやっつけた犬だ。
デビルとも友達になり、仲間がふえたルドルフだったが、思うところあって、やはり岐阜の家に帰る決心をする。
「イッパイアッテナ。ぼくさ、ひとりで帰ろうと思うんだ……。」
「だけどよ。おまえひとりで帰ったら、ほんとにおまえが岐阜についたかどうか、心配じゃねえか。」
「心配っていうんなら、岐阜からイッパイアッテナがひとりで東京に帰るとき、こんどは、ぼくが心配しなきゃならないじゃないか。」
「おれはおとなだから、だいじょうぶだけど。」
「ぼくだって、もうおとなだ。」
と、きっぱりと答えて、旅立つルドルフ。
ひとりで、無事に飼い主のリエちゃんのところに帰れるだろうか……?
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イッパイアッテナのまさかの感動でした。
思わず目頭が熱くなりました。
そしてルドルフのまさかの結末。
デビルと皆仲良くなれてほっとしました。
まさか、あのデビルが改心するとは思いもよらずでした。
友達か?飼い主か?
迷うルドルフと信じるイッパイアッテナにほっこりしました。
児童文学、恐るべし。
読んで良かったです。
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ルドルフがちょっとずつ成長していくのがなんとも微笑ましい。
でもイッパイアッテナやブッチーからは、恋も知らないお子さまと扱われて悔しいのがまたかわいい。
「いろいろ考えるところがあるっていうことばの威力はすごい。」ってのに妙に納得。
デビルとイッパイアッテナが、きっちり理詰めで?仲直りしたところがすごい。いつのまにか、とかなんとなく、じゃなく。
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ルドルフとイッパイアッテナ 第二弾。
また今回も、彼らの友情に胸が熱くなり、
何度もうるうるさせられました。
いつも堂々としていて貫禄十分なイッパイアッテナが、
意外と子供っぽくて心配症だったことに──。
雪山登山ごっこ、もとい雪山決死隊の二人に──。
あのデビルのおもわぬ恩返しに──。
待ち続けた人に「ニャオーン!」と飛びつくイッパイアッテナのかわいさに──。
そして…ルドルフの一人旅に──。
胸がいっぱいです。
ルド、君は最高だよ。えらいね。
絵里ちゃんに会いたかったよね。
初恋はまだたけど、もうりっぱなお兄ちゃんだね。
もしも自分がルドの立場だったら……無理だ…。
会いたい気持ちに負けて、顔を見せてしまうだろうな、きっと。
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ルドルフの成長物語。
岐阜に帰ったシーンにじーんときた。
物語の登場人物に意地悪な人や悪い人がいないのがいい。
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2016.6発行の文庫「ルドルフともだちひとりだち」、一瞬新しい作品かと思いましたw。1988.6刊行の第2巻と同じでした。岐阜から東京に来て1年の黒猫のルドルフが岐阜のリエちゃんに会いたくて岐阜に帰る物語。帰ってみると・・・。
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1巻目の「ルドルフとイッパイアッテナ」は単行本で読んだのだが、2巻目は文庫本。このシリーズ、全部所蔵しているのだが2巻目だけ、文庫本にしてしまったのだ。なんて、センスのないことをしたのだろう。思い返してみれば、コロナ禍が始まり、休校になったころ、家でゴロゴロ、ゴロゴロ、ゴロゴロゴロゴロしていた娘を見かねて「本でも読め」と読ませた「ルドルフとイッパイアッテナ」を気にいってもらえたから、ブックオフやらメルカリやらで安く揃えた結果こうなったのだった。
でも挿絵がない分、想像の中でのルドルフやイッパイアッテナ達は想いの外、かわいい。
1巻目でルドルフは岐阜に帰りそびれたがそのまま野良猫としてイッパイアッテナと神社で暮らし、たくましくなっていた。ルドルフはイッパイアッテナに教わったとおり、今でも小学校に忍びこんでは学級文庫や図書室の本で勉強し、イッパイアッテナは小学校の本ではもの足らず、中学校に通うようになっていた。
1巻目で喧嘩したブルドッグのデビルとも仲直りし、肉を分けてもらう仲になっていた。
イッパイアッテナは英語も勉強しているし、昔の飼い主を追いかけてアメリカに行こうとしていたが、ある日、イッパイアッテナの昔の飼い主が住んでいた所に豪邸が建ち、昔の飼主が大金持ちになって帰ってきた。そして、イッパイアッテナと共にルドルフもその新しい家で暮らせるようになった。
けれど、なんかルドルフは腑に落ちなかった。自分は野良猫としての誇りをもち初めていたはずだ。イッパイアッテナは仲良しの飼い主とまた暮らせているのだから、いい。けれど、ルドルフが日野さん(イッパイアッテナの飼い主)に飼われるのはなんか違う。ルドルフにとっての飼い主は岐阜にいるリエちゃんだけなのだ。そう気づいたとき、ルドルフは今度こそ岐阜に帰る決心をした。
成長したね。ルドルフ。友達はかけがえのないもの。だけど、友達と自分にはそれぞれ侵されてはならない世界があるのだということも学んでいったのだね。
ルドルフから岐阜に帰る決心を聞かされたイッパイアッテナはルドルフに「高速道路に沿っていけば確実に帰れる」と教え、このルドルフの「修学旅行」を“引率する”つもりでいた。ところが「自分一人の力でやり遂げなければ“修学旅行”にならないじゃない!」と言ったルドルフの言葉を聞いたイッパイアッテナは唖然とした。もう二度と会えないかもしれない。けれど、イッパイアッテナもブッチーもデビルも涙を呑んで、ルドルフを見送った。
えらいよ!偉すぎるよ!ルドルフ!人間の子供の修学旅行なんて、親が積立てして、先生に引率してもらって万全を期して行くんだよ。
ルドルフの東京から岐阜までの旅路も素晴らしい!ルドルフは字が読めるから、ナンバープレートに「岐」と書かれているトラックに忍びこめば、岐阜に帰れる確率が高いことを悟ったのだ。そして、はじめは高速道路の入り口のゲートで岐阜ナンバーのトラックを見つけて忍びこんでいたのだが、途中からは、そんな危険を侵さなくても、サービスエリアで乗り心地の良さそうなトラックをじっくり探して乗り込めば良いということも学んだ。
そん��こんなで、とうとう、故郷岐阜に到着。リエちゃんの家の庭の木からリエちゃんの部屋に喜び勇んで忍びこむと、なんとそこには新しくて小さな“ルドルフ”が!
「おじさん誰?」と聞いてきた小さなルドルフが言うにはルドルフが一年以上も戻らなかったから、とうとうリエちゃんはルドルフの弟の中で、一番ルドルフに似た黒猫をもらい、同じ名前をつけたのだそうだ。その話をきいてルドルフは涙を呑んで、声だけ聞いたリエちゃんの顔を見ずに、走りに走って、「足立」ナンバーのトラックに飛び乗り、東京にもどった。
リエちゃんのかわりに抱きしめてあげたいよ。ルドルフ。リエちゃんに教えてあげたかったよ。本当はルドルフは会いにきたんだって。だけど大人になるってそういうことなんだね。会えない人の幸せを願い、会えない人のために自分も幸せになる努力をすることだ。
ネタバレ御免。