紙の本
トリック
2020/12/30 16:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あすか - この投稿者のレビュー一覧を見る
トリックに、引っかかってしまった!
今日子さんは、今回も華麗でした!
投稿元:
レビューを見る
今回も、連作短編のお話ごとに警察の人が変わるパターン。
お金にこだわる今日子さんスタイルは健在(笑)
叙述トリックうんちくは、内容はよりも、刑事さんとの掛け合いが楽しい。
わざとに眠って記憶をリセットするパターン再び。今日子さんならではのメソッドで、リセット後にさくっと解決というのがちょっとご都合っぽいかな。
叙述トリックをあそこにぶっこんだのは、作者の遊び心かな。あれだけ叙述トリックのうんちくを傾けたあとに、ああくるのに、してやられた感が半端ない(笑)
でもさ、あっちの話の犯人は誰ーーー。
投稿元:
レビューを見る
眠るたび記憶がリセットされる名探偵・掟上今日子。
引き受けた事件は即日解決の彼女のもとに、今日も悩める刑事からの難題が舞い込んだ。
呼び出されたのはなぜか、事件現場ではなく遊園地。依頼は、ある事件の容疑者より速く、巨大な脱出ゲームをクリアすることで……?
美人でおしゃれでお金が大好き。忘却探偵・今日子さんのタイムリミット・ミステリー!
投稿元:
レビューを見る
シリーズ最新作。
ミステリ談義めいた内容。ある種のメタ的視点を持っている辺り、シリーズ中最も『ミステリ』なのではないか……?
そういえばここ何年か、リアル脱出ゲーム(推理ゲーム)も流行ってるなぁ。
投稿元:
レビューを見る
構成がすばらしいですね!
いてもたってもいられず
この本を読んだ人と
感想を語り合ってしまいました。
これだから、西尾維新はやめられません。
投稿元:
レビューを見る
叙述トリック講義が面白い。叙述トリックが文章にのみ許された技法という主張には激しく同感。意外な犯人って誰なのか凄く気になる。「~筆跡鑑定」は途中までタイトルの意味がわからなかったが、最後に納得。オチが綺麗にきまってました。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ八巻目は刑事とからの依頼で最速の捜査にあたる短編四編。
今回は叙述トリックを使いますよと予め提示されているのに騙される。
言葉は世界の全てを表現できるのか。答えは否。世界のすべてを言葉で表すことはできない。
それでは、表現方法として小説は映像作品に劣るのか。部分的に否。叙述トリックは映像作品では再現できない。
なぜなら、叙述トリックは登場人物が騙そうとしているわけではなく、著者が騙そうとしているからだ。
雪に閉ざされた山荘での殺人、ピアノに押しつぶされた死体、鍵がかけられた密室殺人、そして脱出ゲームのアリバイ崩し。
最速の探偵による、最速の事件解決。
投稿元:
レビューを見る
マンネリ化を何とか防ごうという試みは見えるが、やはりここらで秘密を明かす方向に持っていく必要があるのではないかな。
投稿元:
レビューを見る
内容紹介
眠るたび記憶がリセットされる名探偵・掟上今日子。
引き受けた事件は即日解決の彼女のもとに、今日も悩める刑事からの難題が舞い込んだ。
呼び出されたのはなぜか、事件現場ではなく遊園地。依頼は、ある事件の容疑者より速く、巨大な脱出ゲームをクリアすることで……?
美人でおしゃれでお金が大好き。忘却探偵・今日子さんのタイムリミット・ミステリー!
投稿元:
レビューを見る
叙述トリックの話しのあとに叙述トリックとは…
年齢書いてないよね?と読み返しちゃったよ
今日子さんは厄介くんと組んでる方が魅力的だなぁ
厄介くんが魅力的なのかしら?
今日子さんが人間らしくないって言う刑事さんは厄介くんと一緒にいる今日子さんはどう見るのかしら?
人間らしいよねぇ
悩みと無縁って幸せなのかな
永遠の25歳は魅力的だけど
投稿元:
レビューを見る
シリーズ7作目です。
今回は、
シリーズ中で一番よかった5作目と同様、
4つの不可解な事件と、これを担当する、
4人の畏怖を持つ男性刑事を相棒とした、
4編の短編集となります。
とは言え、5作目「~の退職願」では、
全編通して、統一された軸、設定があり、
短編といぅことで、展開のテンポもよく、
同じ世代の女性刑事を相棒にしたことで、
他作品とは異なる新鮮味も加わっており、
事件の不可解な謎の真相も程よぃ加減で、
結果、
シリーズ中で一番面白かったのですが…、
本作では、
その辺りの、いぃ感じだった部分がなく、
何となく、不完全燃焼な後味だったかな?
作中の、推理小説の彼是やら蘊蓄やらを、
もっと楽しめれば、よかったんでそぅが、
ボクは、別に、その辺りは、ね…。
新作ごとに、試行錯誤と新たな切り口が、
本シリーズの持ち味であるとも思ぅので、
次も、また新たな切り口を期待しまそぅ。
投稿元:
レビューを見る
全シリーズ中の7冊目,今日子さんと男性刑事シリーズ
~雪のペンションで,一人旅の女性が撲殺されて発見されたが,犯人は家族連れか?若いカップルか?老夫婦か?足止めを食らって得するのは,どの組か考えれば答はでるが,急がねば連続して死体が出ることになる。島の音楽民宿で大学ミステリー・サークルのメンバーがグランド・ピアノの下敷きになって発見されたが,ダイイングメッセージは+5-12+40+20……とスマホの画面に表示されていた電子書籍のXYZの悲劇,3Dの座標が示すのは…。資産家の離れの地下に作られた部屋は2DK程度でトイレもシャワーも完備,しかし鋼鉄のドアにカードキー,そこに監禁されていた次男が串刺し姿で発見された。夕食を届けた翌朝にカードキーがなくなっているのに気が付いた父と兄が鋼鉄のドアをこじ開けて発見したのだ…。遺体の写真を見た忘却探偵は,馬鹿にしているのか怒り出す。遊園地に呼び出された忘却探偵・掟上今日子は脱出ゲームの所要時間が1時間半だと主張する容疑者のアリバイを崩すため,最速記録を作ることになるが,結局は1時間を過ぎてしまい,しかもその記録が謎解きに使う各人のスマホに残されるのを知って呆然とするが,夕方にスマホが証拠品として押収されているのを聞いて,新たな展開が開ける~『家計簿』ということで,拝金主義だと仮定…追加料金とか,加算とか…次は旅行記だそうで
投稿元:
レビューを見る
「掟上今日子の誰がために」
クローズド・サークルの中で起きた事件。
初対面の人達の中で彼女が選ばれ殺された理由とは。
「掟上今日子の叙述トリック」
スマートフォンに残されたメッセージ。
電子書籍ではなく原本が必要なメッセージの解き方とは。
「掟上今日子の心理実験」
今日子さんで無くても簡単に解けるであろう謎。
前作で語られた叙述トリックにより読者に隠されていた事は。
「掟上今日子の筆跡鑑定」
確認すべきは謎解きにかかった時間では無く。
本当に脱出ゲームに参加していたのかを確認する為に。
特定の語り部はいないが、全て警察官の視点で書かれた物語。
投稿元:
レビューを見る
シリーズで最もミステリー色が強い本作ですが、【掟上今日子の誰がために】はあまり説得力のない推理でスッキリしないですし、【掟上今日子の叙述トリック】は【掟上今日子の心理実験】のフリとはいえ叙述トリックの説明が長過ぎて面白味に欠けます。【掟上今日子の筆跡鑑定】も謎らしい謎がなく微妙です。
また、今日子さんの萌え要素もなく、隠館厄介も出て来ないので、キャラクター小説としても物足りない印象です。
投稿元:
レビューを見る
今作は、厄介は登場せず、今日子さんと刑事さんがタッグを組み、事件解決へ導いていく。今作は男性刑事視点からの今日子さんであり、今日子さんと男性刑事との関わりは軽妙で何とも言えない面白さがあった。忘却探偵であることの特性を活かし、迅速に解決し、秘密は完全に保持されるという、探偵業にとって利点の一つを今作も発揮しているが、今日子さんの謎については進捗がないままだと感じる。叙述トリックは小説とは違い、型にはまらないという感じである。家計簿とあるが、それらしきものは出てこず、お金の関連でそうかと感じた。