紙の本
恋について
2016/06/10 21:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
人を好きになるということは、人間の力ではどうにもならないと本居宣長は考えており、古くから日本人は恋には寛容であった。中身は日本の思想などがギュッと詰まっており、濃い内容である。
投稿元:
レビューを見る
西洋の精神/肉体の二元論とは違う、心と体が相互に影響しあうような心身論が形成・整理され始めた江戸時代の思想、朱子学・陽明学、荻生徂徠や本居宣長の古学、商人を肯定した石門心学などを解説。
受験で暗記する前に読みたかった。
投稿元:
レビューを見る
「こころ」の本源を探る
鏡:
『荘子』
「至人」
道元
「古鏡」
盤珪
「不生の仏心」
鉄眼
「本心」
「三種の神器」
「心は神明の舎」
藤原惺窩
「格物」
「物欲を去る」
朱子学と陽明学
「怒りを遷さず」
「良知」
虚:
熊沢蕃山
「太虚」
「活発流行」
「心中悪なきのみならず、善も又なし」
囚われない心
『論語』の「空」
幕末の陽明学
敬:
神話
『古事記』
スサノヲの物語
スサノヲの多面性
中世のスサノヲ
朱子学の性善説
闇斎のスサノヲ論
素直さ
「心神」
理:
「心ナリノ理」
「愛」
「忠」
「静坐」/
「カノ一理」
心を養う
自由:
芸道
『五輪書』
『兵法家伝書』
『天狗芸術論』
「煩悩即菩提」
安楽:
石門心学
小天地としての人間
道話
歓喜:
妙好人
「こころ」の不思議に向き合う
四端:
伊藤仁斎
「卑近」
「活物」としての心
「徳」
「四端」の拡充
「寛宥の心」
礼楽:
「古文辞」
「くるわ」
「君子」
庶民
徳川社会と人々の心
恋:
本居宣長
「歌の本体」
恋の歌
「人情」
「物の哀」を知る
『源氏物語』
心の深層
悪:
神とは何か
善と悪
死