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【正論と欲望のはざまで繰り広げられる熱き人間ドラマ】次回作が書けずに悩む駆け出しの作家三崎小夜。周囲のちょっと壊れた人たちに翻弄されながら、戦う快楽に目覚めるまでの成長物語
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超面白かった、個人的に。
近著だと来たれ、野球部や、少女のための秘密の聖書が好きだった人は間違いなく好きでしょう(あまりいないと思いますが苦笑)鹿島田さんファンならぜひぜひ。
電車や休憩時に会社で読むのはやめておいたほうがいい、笑えて笑えて仕方ないから。ついつい口元が緩んでしまう。
新人賞受賞し小説家デビューしたものの、二作目はボツばかりでなかなかうだつの上がらない主人公と、その周りのどこか壊れた人たち。クレイジーで自意識が高すぎる自称クリエイターな元恋人、美人なのにネジが何本か外れてる先輩、そしてその恋人。主人公は小説を書くための修行的な一環でBLの新人賞の下読みをする。その作品の数々と、それに対しての主人公のツッコミがもうたまらない。ほんと吹き出しそうになるので外で読むのはお勧めできません。
特にお気に入りは38頁の
ーーでも、足を「竹」とか「繊維」とかに頑張って例えていたのに、最後は「そそり立ついちもつを握ってしごいた」。ぶっちゃけすぎだよ。
ってところです苦笑
BLが全くダメなわたしでも楽しめたので、そういうのを毛嫌いしてる人にも読んでもらいたいですね。自我が崩壊してる人へ。
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2作目が出来ない小説家の破れかぶれの妄想的,開き直りの日々.こういう話は,面白い場合もあるが,この作品はちょっとくだくだしすぎて,うるさい感じだった.大体何が言いたいのか全くわからなかった.
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新人小説家、見崎沙代子と壊れ屋たち。
口先だけのナルシスト北川という元恋人に振り回された出来事の数々。
自意識というもの皆無のツバサ先輩と、恋人の見た目と中身のギャップありまくりのクマちゃん。
編集者の洞察力抜群の金子さんと
少女漫画家でありながらも派遣で働く、精神ぶっとんでる氷川だいあ。
ボーイズラブ小説の選考読みするバイトで
支離滅裂のように感じたそれぞれの小説たちに
実は深い意味があったという衝撃。
壊れてるね、沙代子もみんなもw
完全に崩壊するすんぜんという、絶妙なバランスで
シュールで、狂気やエロさえも感じる。
「プライドのために、精神と肉体の欲求が離れてしまうのは、脅威です! 人類は自身の真の欲求を理解していないと生命の危機に曝されて、絶滅してしまいます!」
自分の本当の欲求をわかっていない人間って
結構いると思うよね。現代。)^o^(
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面白い!この作家さんの作品初めて読んだけれど、痛いとこつかれすぎて読んでる間中ヒリヒリする(笑)
この作家さんなりの朝ドラ的な物語を書こうと思ってこうなったのだろうか。
登場人物たちは気味が悪くイタイけれど尊敬できる人ばかり。