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紙の本
藤沢周平氏の時代小説からよりよく生きるヒントを与えてくれる啓蒙の書です!
2020/06/26 09:06
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、河出文庫から出されている「ヘタな人生論より」シリーズの一冊です。同書は、昭和に活躍し、江戸時代を舞台にした庶民や下級武士の哀歓を描いた時代小説作品を多く残した藤沢周平氏に人生においてよりよく生きるヒントを学ぶという書です。藤沢氏の小説には、常に正義感と野心、貧困と平穏、破滅と再生といった相反するものが背中合わせになっています。そして、これらの矛盾が一人の人生や一つの行動において交互に変転していきます。実は、藤沢氏の小説は人生の重大な秘密を語っていると言えるのです。同書の構成は、「1章 家族のかたち」、「2章 運命に生きる」、「3章 心情を懐いて…」、「4章 女がいて、男がいる」、「5章 信条をつらぬく」、「6章 勤めるという人生」、「7章 頂点をめざす」となっており、よりよく生きていくためにヒントが読みれます。
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