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音楽の習い事
2019/05/04 13:25
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会人になっての習い事は、私は体操クラブにいっているがサボりがちである。音楽も、昔やっていたので、いいなぁと思うが、あまりに色々趣味がありすぎて、無理かなと思うので、この主人公に想いをはせてみたい。
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「チューバはうたう」
私の知ってるチューバ吹きとは随分違う。
理解されにくい趣味に対して、そこまで考えるかね?これなくしてはいられない、を永遠に語る。そして、知識の羅列…。入ってこない。
背が高い、人目を引く容姿、なのに理解されない趣味…。作者の好み?なんて見方はいじわるすぎるかな。
ラスト、マウスピースを取り出し、夢の共演…なんて恥ずかしい展開…
「飛天の瞳」
改行がなく、まぁ読みづらい。
チューバの話もだけど、会話がつらつらと「」なしで語られ、どこまでが誰の言葉かまぁわからない。そこに行動まで入ってくるもんだからさらにわからない。読みづらい。
「百万の星の孤独」
3つのなかでは一番読みやすい。
ただ、いつのまにか視点が変わる(しかもわかりづらい)点は同じ。内容も、まぁよくある話。
4人の楽団はおっ!と思った。榎田青年はチューバの先輩?
プラネタリウムを作った男性が、その理由を述べていた。チューバの彼女と、本質は多分同じ。これぐらいのさらっと感でいいのにな。でも、ぐだぐだ言うのがあの作品の肝なんだろうな。
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表題作を含む、音楽関係の2本と、プラネタリウム興行に集まった様々な人達のストーリー1本。
中学高校とブラスバンドで、なんとなく吹いていたチューバ。バイトのお金をためて購入し、河原で一人で吹くのが毎週のルーチンになっている主人公。ある日、ちょっと変わったバンドのクラリネット吹きに目をつけられ、時々慰問などでバンドの中でチューバを吹くことになる…。
音楽を主軸とした表題作と2作目『飛天の瞳』は、純文学というか、文芸というたぐいのものであろう。初見はめちゃくちゃ読みにくい。というのも、会話もすべてト書きの中に含まれており、カギカッコが存在しないうえ、改行がないのである。
そのせいもあって、評価は間違いなく、完全に分かれる作品群であり、さらには1本読み終えても、続けて次の作品が全く頭に入らなくなるという、強敵でもある(しかし一度休めば頭に入ってくる)。
しかしながら、全作品とも妙に引き込む独特の文章の魅力というものが有り、特に音楽作品2本は、終盤に向かってなんとも言えない熱のようなものが伝わってくる作りとなっている。
語彙力というか、あえて使っているのであろう引っかかるような言葉選びも独特で、そこまでやらなくても良くない?というような単語がちらほら見られる。これらもある程度慣れてくると読めるのである。
最後のプラネタリウムの話は、様々な人達が交差するというようなことが先にほのめかされていないため、この人の癖とでも言おうか、読みにくさが鼻について、特にブログで発信している人の立ち位置がよくわからぬままであった。そして、この作品だけカギカッコが使われている。読みやすさに対する配慮であろうか。しかし、視点が変わるたびに読みにくいと感じる。
楽器を扱っている作品かつ、同業者らしいので甘め評価ではあるものの、読みにくいのは覚悟の上で読んでみてほしい作品では有る。ワタシは好きだ。あと、映像化したら、つまらないだろうなこれは。