紙の本
しっかり勉強しなくちゃ
2017/04/11 07:13
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い書名だが、インパクトが強い。
なんといっても「大学4年間」で勉強する内容が、たった「10時間」で学べるというのがいい。本当かいな、と本屋さんの店頭で一人つっこみを入れたくなる。
しかも、その大学が「東京大学」というのだからすごい。
これがどこかの地方大学というより、引きつける力は数段に違うはずだ。
すでに「経済学」とか「哲学」とかシリーズ化しているが、この本では「経営学」を学ぶ。
新しく会社に就職した人にとって、自身の将来の姿はどう映っているのわからないが、一生その会社で過ごすことになるのかという意識は昭和世代と違って少ないのかもしれない。
まして、自分が就職した会社がこれからどんな風に発展していくのかわからない中で、生活の大部分を過ごすことになる不安も大きいだろう。
著者の高橋信夫先生は「はじめに」の最後に、「大学の経営学をざっと学んで、幸せな企業社会を築く第一歩にしましょう」とさりげなく書いてはいるが、「幸せな企業社会」って案外見えないものかもしれない。
「経営学」を学んだわけではないが、会社生活を送っていく中で昇格試験などがあってこの本に書かれている「多角化」や「コア・コンピタンス」あるいは「SWOT分析」といったことは勉強してきた。
そこからすると、大学の4年間でこれらのことを勉強して社会に出ることの意味は大きい。
もし、そんな機会がなくても、この本があれば「10時間」で学べる。
ただし、書名をよく読むと、「ざっと」とついているのだが。
紙の本
経営学の概要が短時間で理解できる画期的な書です!
2017/11/20 10:51
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、東京大学で25年以上も教鞭をとられた高橋氏によって、経営学の概要を簡潔に一冊にまとめた画期的な書です。同書を読めば、東京大学で講義されている経営学の内容が、短時間で理解でき、身に付くようになっています。全体を20のテーマに絞り、1日30分程度の勉強で、経営学が理解できるように構成されている点も、とてもうれしいです。
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経営管理論の始まりからイノベーションの普及まで大きく分けて20項目について、タイトル通り「ざっと」書かれています。経営学ってどんなもんかざっくりとでも知りたい人の入門本としては良い本だと思います。
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戦略的に。
”ざっくりと” 書いてあるので、とりあえず読める・何となくわかる・ちょっと頭がよくなる、とうれしいポイントが!
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大学で履修する経営学について用語とその解説を書いた一冊。
見開きで文章と図解という構成になっており、読みやすい内容となっており、企業が経営において考えるべき理論を理解することができました。
日本企業と経営学の歩みや労働と報酬の連動性など普段の生活の事象が経営学の観点から捉えることができ、非常に有用な一冊であると感じました。
特に特許取得の現実については考えさせられるものがありました。
本書では著者の見解もふんだんに盛り込まれており、現代の経営についての見解の幅も広がりました。あとがきに書かれているように経営学はその時の時勢に応じて常に理想に向けて更新されていくものであり、数年後にはまた新しいものが生まれていくということを本書を読んで強く感じました。
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経営学の内容をさっとまとめた本。これまでいろんなところで聞いてきた話は、大学で学ぶ内容だったのね、と納得。
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こちらもそれなりに重要なポイントがコンパクトにまとまっているが、経済学の方ほど目から鱗という感じではなかった。
学問体系の違いということなのかも知れない。
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経営学がざっと概観できます。
これをもとに、さらに他の本を読んで、深めていくと分かりやすいですね。
初心者のガイドブックとしては良いと思います。
細かい単元があり、どこから読んでも良いですね。
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経営学とはどのような学問であるかがざっと分かる。但し、内容は入門の域を出ないため、詳しく知りたい人には全体的には物足りなさを感じるだろう。
自分としては学生時代に学んだことの復習にはなったが、ビジネスで活かすためには、もう少しひとつひとつの深掘りが必要になりそうだ。
各項目の説明が少ないため、この本だけでは理解できない項目があるからだ。
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確かに内容自体は10時間もかからずに読み切ることができるが、この内容が本当に大学で学ぶ経営学なのかは疑問。
内容はかなり表面的であった。
・意思決定=問題解決ではなく、「見過ごし」や「やり過ごし」も意思決定の一部である。「見過ごし」とは、問題を全て解決することなく、「見過ごし」て解決したことにしてしまうこと。「やり過ごし」とは、今起きている大きな問題も自然と消えてしまう場合があること。負荷を多く抱える人ほど、「問題解決」に比べて「やり過ごす」割合が増える(「見過ごし」は一定)。
・仕事に対する動機としては「達成感(内的動機付け)」が適しており、この場合はある程度困難なことにもチャレンジする。一方、「お金(金銭的報酬)」が動機になってしまうと、できるだけ容易な道を選ぶようになってしまう。
・達成感、承認、責任、昇進といったものは満足をもたらす「動機づけ要因」だが、給与や作業条件などは満足を予防するための「衛星要因」である(動機づけ衛星理論)。
・普遍的に優れているリーダーシップの特性やスタイルなどは存在しない。ある状況では優れたリーダーも、別の状況ではそうではない。適切なリーダーシップは状況によって異なる。
・スマイルカーブ(価値連鎖の中で、両端にある製品企画開発/アフターサービスよりも、中央に位置する機器の製造などの方が付加価値(収益性)が低い)に従い、先進国企業は、収益性の低い部門をEMSにより海外にアウトソーシングする一方で、経営資源を製品企画開発やアフターサービスなど、自社の重点分野や得意分野に経営資源を集中させた。これが、アジアが「世界の工場」になった背景の一つと言われる。(一方で付加価値を見いだせなかった日本のメーカーは力を付けた「世界の工場」に負けてしまった)
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●参考になるのかはちょっとわからないが、勉強にはなった。
●お金のインパクトはどれほど強いかという「ユダヤ人の洋服仕立屋」の話、それ自体がかなりインパクトがあった。
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金銭的報酬は仕事と満足の間に割り込んで仕事→金→満足と分離してしまう
金をもらえなくなると働かなくなってしまう
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読了。組織論から戦略、マーケティング、カイゼンまでまさにざっと学ぶのにちょうどよい内容だった。よくあるビジネスフレームワークと反する事例が紹介されているのはとても興味深かった。
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アカデミックな内容となり、今まで何となくOJTで使っていた言葉や思想の歴史や真意を理解することができた。
タイトル通り浅く広く紹介してくれているので総論理解には良い。
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2割の優良顧客が全体の8割の売上や利益を生み出すので、新規顧客獲得よりも優良顧客維持にコストをかけるのは経営の基本(「カスタマー」)。優先順位が低い問題を意思決定せずやり過ごすことで、問題の選別能力がつき、時間と労力を節約できる(「意思決定」)など、企業社会を生き抜くためのメソッド20項目。(e-honより)