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みんなのレビュー14件

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紙の本

新日本プロレスV字回復の礎

2019/10/27 09:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:姫路ねこ研究所 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「本当に強い、”いかにも強そう”と思わせる演技力を含めてファンに納得させる力、その力を兼ね備えたエンターテインメント、それが今後のプロレス復活に必要不可欠な条件ではないだろうか」

 新日本プロレスが斜陽に入った2001年に本書は出版された。”すべてのプロレス”と名打っているが、内容は当時の新日本プロレスに対するアンチテーゼである。

 本書を遡ること2年前の1999年、当時のWWFは株式上場に伴い、プロレスに筋書きがあることを全米にカミングアウトした。

「プロレスは作りものだということを、WWFは堂々と公言したことになる。」

「それが出来たのは、彼らが本当のプロフェッショナルだったからだ。スポーツか芝居かわからん、中途半端なバタバタではなく、完成されたショーを全米の何百万もの人に提供しているのだ。」

 それに引き換え、新日本プロレスは

「群雄割拠というよりは、ドングリの背比べ、秀でたものが見当たらず、また秀でる可能性のある若者を引き出そうともしていない。」

「会社がレスラーの引退に寛容なのは実ははっきりした理由がある-プロレスの秘密を世間に暴かれるのが怖いためだ。」

 長年近くで仕えてきたアントニオ猪木に対しては

「猪木さんはさも自分がやってきたことを受け継がせるようなポーズで、弟子には全く違う戦いをやらせている。」

と批判する。過去の異種格闘技戦で、ブックがなかったのは、アリ戦とペールワン戦のみだったからである。
しかし、アントニオ猪木に対しては批判というより、むしろ長年つかえてきて驚嘆する記述が多い。

ペールワン戦では

「ふだんリング上で過激な芝居を演じている千両役者の猪木さんが、まさに死の恐怖すら漂う真剣勝負に臨んで勝ったのだ。」

雪の札幌事件も直前に猪木の意志が入ってのこと。おかげで藤原喜明はブレイクを果たした。そして、第1回IWGP決勝の失神事件も、

「これは猪木さんが意外な結末をリアルに演出し、それによってIWGPとホーガンの価値を高めようとする仕掛けだということが分かった。」

引退後の橋本小川戦についても、

「橋本が怖くてそうしたのではなく、ぬるま湯につかった新日本に活を入れ、緊張感を取り戻したい意図だったのだろうとみている。」

 例えて言うと、アスワンダム建設前のナイル川の洪水のようなものだ。毎年大被害を出すが、その後肥沃な土地に生まれ変わらせて作物を実らせる、といったことを繰り返してきたのだ。

 しかし、それは新日本プロレスの創立者であったこと、1970年代から80年代にかけてだからできたことで、永続できるものではないだろう。新日本プロレスがまた隆盛を誇るにはどうすればいいのか?だからこそ、著者は本書を書くことに踏み切ったのだろう。

 本書が出版された時には、新日本プロレス、プロレスメディア、ファンもそっぽを向き、批判も沢山受けていた。しかし、本書でのマッチメーカー時の裏話、新日レスラーを評したことなど、その内容には興味に事欠かず、その記述はプロレス愛に満ちている。

 本書が世に出た10年後、新日本プロレスどころかプロレス界全体が本当に危ない状態にまで追い込まれてしまった。新日本プロレスはじめ業界やプロレスメディアは、公式声明として未だにプロレスの筋書きの存在を認めていない。しかし、残った外道、ライガー、中邑真輔、棚橋弘至たちが、新たな親会社ユークス、ブシロードとともに新日本プロレスの構造改革を断行し、業績のV字回復をきたした。その構造改革の根本は、本書のアンチテーゼであったことは間違いない。

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電子書籍

かつて

2015/10/26 06:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:singha - この投稿者のレビュー一覧を見る

手品の種明かしを見た感じです。かつて、本当にハラハラドキドキさせられた戦いの裏側には、こういったやりとりがあったのだと、今になって知ることができました。
自分の目で見た事例以外に関しては断言を避ける著者の姿勢にも、かえって好感が持てました。プロレスで描かれた物語を夢中で追っかけた記憶のある方々におすすめです。

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2004/10/15 14:33

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2006/09/05 15:12

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2006/11/06 18:43

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2014/07/21 19:46

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2014/12/15 21:43

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2015/02/17 12:27

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2015/05/26 12:16

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2015/11/09 23:04

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2018/08/15 23:23

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2019/05/21 13:18

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2019/10/05 11:34

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2019/10/26 20:17

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