紙の本
よく分からない
2021/08/17 08:49
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投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画にもなったから、今更ながら購入。だけど、どうにもしっくり来ない。ただ、凄い人が凄かっただけの話なような気がしてならない。
紙の本
話題作ということで
2019/03/29 14:56
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投稿者:みー - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んではみたけれど、
音楽の真髄が判った気にはなれなかった。
コンクールを取材して書いたという点だけはポイント高し。
紙の本
面白いけれど記憶には残らない…
2018/05/16 13:27
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投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
エンターテインメントと話題性は飛びぬけている本でした。
どうしても読みたくて、書店で購入して読みました。
読みやすい内容で、確かにピアニストの臨場感も伝わってきました。
ただし、ピアノ弾く時にそんなにいろいろ考えてる余裕ないような?という感想です。
小説なので、登場人物の脳内を文章化するわけですが、ちょっとしつこさが強いです。
マンガのような小説だなと思いました。
紙の本
魅力がよくわからない。
2017/09/14 12:00
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投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
無聊を慰めるために、ある方が貸してくれたので読んだ。
最初はなかなか物語が動き出さず、第二次予選ぐらいまでは苦痛だった。そのあと、ようやく物語に入っていけるようになった。
だが、正直この本がそんなに売れるほどの魅力があるのか、よくわからなかった。
物語が多くの人の視点で語られているのも、物語に入って行きづらいひとつの要因だろうか。
この人の作品は前に『夜のピクニック』を読んだことがあって、そのときも自分にはあんまりフィットしないなあと思った。今回、本作を読んでみて、そのひとつの要因が文体の軽さにあるということもわかった。
もう一つは人物造形である。
風間塵という天才少年が登場するが、どうもイメージしにくかった。リアリティがなさ過ぎるというのもあるが、リアリティがなくても感情移入できる作品はあまた存在するというのに。
よい小説というのは、読み終わったあとも、じいんと心に残って、登場人物たちの世界から抜け出せない、抜け出したくないという思いを抱かせるものが多いのだが、本作は、全くそういうことがなかった。分厚い本を、はあ~、読み終わった、というだけの感慨だった。
ただ、音楽に関してはよく勉強しているんだろうなとは思った。
そのうち、ドラマ化か映画化でもされるのだろうか。
もう恩田陸さんの作品は読まないかもしれないな。
もっともこういうレビューはごく少数派なんだろうけど。
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この人の著作を読んだのは初めてだったけれど、面白かった。ピアノのコンテスタントのストーリー。登場人物それぞれの目線で語られていくのだけれど、ところどころに筆者の音楽観が顔を覗かせるのがとても興味深かった。クラシック畑のルールや慣習はよく知らないし、それらについて是非を言うつもりもないけれど、それらの功罪と一緒に、「では音楽って何だろう?何のために、何を目指して演奏するのだろう?」というテーマがずっと流れている。登場人物はそれぞれの答えを見つけて進んでいく。音楽の業界に身を置いていたわけでもないらしい筆者の、この真に迫った描写は本当に凄い。
でも作家も音楽家も、この本に出てくるような演奏者も、彼女の書いている意味合いからすれば全部同じような行為なのかも?他の著書も読んでみたくなった。
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なんていう、なんていう読後感。
音楽って、なんて素晴しいのだろう。
とあるピアノコンクールに集まった天才たち。
それぞれの思い。
それぞれの過去。
風間塵だけは、ぶっとんでいて、あまりにも常人離れした精神構造だけど(笑)
そんな塵だからこそ、亜矢やマサルが変わる触媒となった。
彼ら3人の天才はもちろん魅力的なのだけど、高島明石という(優秀ではあっても)普通のピアニストの姿にも心を大きく揺さぶられる。
だから、コンテストの、あの結果が本当に嬉しい。
読み終えて満たされたため息が出る、そんな作品。
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わー、なんと心が弾む本だろう。
クラッシックが、ピアノが、文字となり、頭の中に波のように押し寄せてきた。
普段、クラッシックも聞かない、ピアノも弾けない私ですら、音楽の素晴らしさに共鳴できた。
風間塵の演奏が恐ろしく悪魔的に人を惹きつける演奏だなんて、読んでるだけでは想像もつかないけどとても聴いてみたくなる。
普段の恩田陸とは一味も二味も違う本作に大満足。
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文字がくるくると音符が流れるように心に響き、ページを手繰るスピードは強弱つけてアクセントに、そしてクライマックスへの見事な昇華、そして浄化。
読みながら頭の中で音符が乱舞して、音がだだ漏れ!
久しぶりにピアノが弾きたいと、演奏が聴きたいと。
調子に乗ってマッハで読み切ってしまった。
素晴らしい作品。
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読み終わった読後感が、非常に素晴らしいクラシックコンサートが終わった時の、軽い疲労感と虚脱感を含む興奮と非常によく似ている。
ここまで圧倒された作品は本当に久しぶり。恩田陸さんの作品を読んだのも久しぶりだが、素晴らしい筆致で描き出される少年たち、少女たちの心情、そして型破りな彼らへの視線の柔らかい描写が素晴らしかった。
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恩田陸の最新作は、ピアノコンクールを舞台にした群像劇。
のっけから恐縮な話題だが、よく、恩田陸作品の『欠点』として挙げられることに、『オチがイマイチ』『登場人物が優等生ばかり』というのがある。本書の場合、『コンクール』という『ハッキリと順位がつけられる』舞台を描いているので、結論は順位という形で明確に示される。そして後者は基本的に本書でも変わらない。確かに優等生ばかりだ。良くも悪くも。
しかし、それでも私は本書を恩田陸の『最高傑作』に挙げる。個人的に好きな作品は色々あるが、傑作ならこれしかない。
理由はたったひとつ、私は読んでいる最中、本当に音楽を、ピアノの音を聴いたからだ。文章だけで読者の中にピアノの音を響かせた、その一点で本書は『傑作』と呼ぶに相応しい。ずっと恩田陸の本を読み続けていて良かった。
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よかった。読みごたえがありました。
クラシックの知識がない私でも楽しく読めました。でも、クラシックやピアノの知識があればもっと楽しめたのかなと思いました。
クラシック、ピアノということで頭の中では最近読んだ『四月は君の嘘』にかぶりそうだったのだけれども、読み進めていくうちにそれは消えて、完全に『蜜蜂と遠雷』の世界になりました。
塵も亜夜も明石もマサルもみんな素敵でした。みんな音楽の神様に愛されてるよ!
たくさんの人に読んでもらいたいです。直木賞受賞もうれしかった。
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ピアノコンクール版チョコレートコスモスと言っても良いある意味スポ根もの。音でも聴きたくなる。関係ないけどダンデライオンはどうなったんだろう。。?
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胸がいっぱい!
楽曲のCDとセットで欲しい。私にとって、今年1番贅沢で豊かな一冊だった。止まらなかった。
さて、チョコレートコスモスを読み返したくなったぞ。
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直木賞を受賞して少しして図書館に予約してから1年以上。
ようやく読めました。
最初は本の厚みと1ページ2行という厚みに「読み切れるかな・・・時間かかるなあ」と不安になりました。
でも思いのほか読み進めやすくてあっという間に読めました。
(読み進めるのが遅くてそれでも1週間以上かかったけれど)
内容も濃くて読み終わった後は疲労感と充実感がすごかったです。
クラシックのコンサートやコンクールを聴いたことはありませんがまるで体験したかのよう。
そう、まるで主人公の風間塵に引っ張られるようでした。
クラシックというものはみんな、ただ単に譜面をなぞっているだけと思っていました。
実際は時間をかけて作曲家の意図をくみ取ろうとしたり自分の解釈やアレンジを音符に載せているんですね。
私は弾いてみたいと思う以上に生を聴いてみたくなりました。
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チョコレートコスモスが読み返したくなった、というのが、読んでいる間からの感想。久しぶりに、読書をしているライブ感を味わえた。恩田陸の真骨頂。