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どれも葉村晶らしい話。好みは2作。
「血の凶作」はやりすぎなほどに人が出てきて話が散りつつつながりつつ進んでいくんだけど、それがこの話に限ってはいい。角田先生のうっかりと偶然で紐解ける、それぞれの人の今の人生がちらりちらりと見えて。
「副島さんは言っている」は登場人物のやりとりでニヤッと笑うコンパクトなコメディとして楽しめた。
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葉村晶シリーズ第5弾。今回は連作短編集。シリーズ1作目の時は20代だった晶も、もう40過ぎ。同年代の自分には晶の体の不調についていけない気持ちがよく分かる…最初の「青い影」はバス事故を扱っており、凄惨な事故の場面は軽井沢の事故がフラッシュバックする。初出は事故前であり、文庫化にあたり、大幅に改稿しているらしいが、それも事故の影響なのだろうか?今作がシリーズ最新刊と言うことで、読むのがもったいなかったんだけど、結局シリーズ5冊を1か月かからずに読んでしまったくらい、はまってしまった。この葉村晶シリーズや、米沢穂信の大刀洗万智シリーズ・古典部シリーズは何年経っても主人公たちが色あせず、毎年「このミス」の上位にランクインするのも納得。でも、このシリーズは晶の人間臭さが倍増する長編が好きなので、星は4つで。
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読書芸人一押し文庫ってことで、読んでみたのですが、いまいち合わず。
面白くなくはない。が、おもしろ!っではない。
2016.12.23
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アメトークでカズレーザーが推薦してた。
幸運で有能な探偵です。
テンポもよく、ユーモアもある。
楽しく読めました。
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珠玉のミステリ集です。
2016年このミス2位はうなずけます。
不運な女探偵葉村晶の推理は、短編の中で光ります。
何気ない事件や伏線が、最後に見事に収束されます。
短編の中で、これは見事です。
楽しめました。
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カズ・レーサーお薦め本と言う事で文庫購入。6話の短編集。古本屋バイト兼探偵の女性、葉村が主人公。ミステリー作家や本の話題がたくさん登場し、探偵稼業の依頼内容も重苦しく無く人情味有りで読みやすい。読書初心者にお薦めしたい本かな。
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葉村シリーズの連作きたー!
とんでもなく優秀でとんでもなく不運な葉村は相変わらずでした。
四十肩…笑
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アメトークで紹介されたのを見て読んでみた。
若竹さんはエッセイを数冊読んだきりだった。
表題作がすごく良かった。何気ない風景の中からふいに浮かび上がる真実。その一瞬がぴりっと来た。
女性探偵だけどオンナオンナしていなくていい。
富山店長、最高!
シリーズ物だったので、最初の方から読み返したい。
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テレビで観て、女性探偵が主役という設定に惹かれて購入。
でも自分には合いませんでした。読み進められなくて、文章の書き方が苦手です。頭に入ってこない。単なる私の読解力がないだけだと思うけど。主役が女性って感じも全くしないし…やっぱり人の好き好きなのかな…また時間を置いたら読めるかもしれないので、積読にします。
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読書芸人にてカズレーザーがオススメしていた本・・・
何だかタイトルに惹かれたので読んでみました・・・
うむ・・・
面白いではないか・・・
女探偵ものです・・・
葉村昌<はむらあきら>という40代の女性が主人公・・・
ある時は探偵、ある時は吉祥寺のミステリ専門書店のバイトという肩書き・・・
この人タフだわー、とか思ったりしてると、途中で四十肩になったりして、時の流れの哀愁も感じさせる・・・
この主人公が面白い・・・
語り口が小気味良く・・・
人が良いもんだから色々巻き込まれたり、いいように使われるんだけど、辟易してブーブー言いながらも事件を解決していく・・・
観察眼鋭いなぁ冴えてるなぁと感心する・・・
有能である・・・
でも散々な目に遭ってるのを見てると(読んでると)同情しちゃうし、一緒になって腹が立ったりもする・・・
目線は読者に近いので、自分たちとそれほど変わらないな、と親しみがとても持ちやすいキャラでもある・・・
なかなかイイ主人公である・・・
この主人公こそが本書の最大の魅力だと思う・・・
話は時系列で流れていて・・・
『青い影』、『静かな炎天』、『熱海ブライトン・ロック』、『副島さんは言っている』、『血の凶作』、『聖夜プラス1』
と、いう6話になっている・・・
1話大体50ページずつと長さはとっても程良い・・・
短編ですね・・・
繋がっている箇所もあるけど、基本的に1話完結・・・
世間の、人間の嫌な面が描かれているのは全話共通しているのだけども、
6話はどれも趣が異なっているので、バラエティ豊かな1冊になっている・・・
読んでる途中で気づきますが、これシリーズものの最新作だったんですね・・・
また違う本読んでみようかな・・・
気軽に読めるのでゼーヒー
ちなみに、個人的に一番良かったのは表題作の静かな炎天・・・
読後の何とも言えない苦々しい余韻が秀逸でした・・・
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短編集
どんどん読んでしまう。
理不尽な周りの人のせいで主人公が可哀想に思うのですが、人ってこんなもんかもな。
40代の女探偵。
まさかの最新話からシリーズ読んでしまったけど面白かった!
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恥ずかしながら名前を聞くのも初めてなのですが、
「このミステリーがすごい!」で2位にランクされ、文庫本なので思い切って買いました。
結果大正解でした!!!文章はハードボイルド風で小刻みで心地よい。
短編集ですが、どれも粒ぞろい。
この本のタイトルにもなっている「静かな炎天」は秀逸です、あっと驚きます!!!
で、気に入ったパラフレーズを紹介しましょう。
「役人め、場のイニシャティブを握られずにはいられず、機転を利かせることよりも
ミスや漏れのないことを優先する、仕事が遅い生き物よ。」
何かチャンドラーや原 尞みたいでいいですね~
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葉村さん相変わらずだなーと思いながら読んでしまった。
さまざまな短編集で、相変わらず読みやすくて良かった。
葉村さんって、押しに弱いていうか、断わり切れずにってこと多々あるよなぁと思ってみたり。
特に、最後のクリスマスの話は葉村さんの優しさに漬け込んだお婆様たちが原因だもんな。
あと、副島さんの話は面白かったな。いろいろ巡りに巡って感があったが、最後がまさかのだったし。
しかし、今や探偵の調査も一先ずSNSで検索なのね。みんな当たり前のように、本名や顔出ししてネット上に上げてるもんな…怖いね。
2017.4.10 読了
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ミステリ専門の古書店のバイト兼不運で有能な探偵・葉村晶の活躍する短編集。
どの短編も粒ぞろい。
探偵だってお仕事だ。
お仕事な以上、割りのいい仕事あり、あわない仕事もあり、トラブルありアクシデントあり…葉村晶の場合、それが異常に多くて危険すぎて。
それでもやっぱり自分はこの仕事で生きていくと決めたような晶の仕事ぶりは、色々あるけどこの会社で定年までやっていくと決めたお局様社員のよう。
晶は、ある意味キャリアを重ねてプロとして働く、普通の大人なんだなぁ。
四十肩になった女探偵は、彼女だけだろう。
ミステリとしても面白い上に、タフなお仕事小説で、ひとりで生きていく難しさと自由さも味わえる。
その上ミステリ好きにも、食いしん坊にも嬉しい。
次作があったら、また晶は年齢を重ねているだろうけれど、こちらも同じ。
生きるために、食べるために、ささやかな楽しみのために、今日も文句言いながらも投げ出さず、晶のように踏ん張ってます。
また会いたいね。
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正直言って期待外れ。
ミステリー専門書店のおばさんが、副業でしている探偵業にからめていろいろ仕事を押し付けられて、「しんどいんだ!」って言ってる話。
ひとつひとつの事件は短編なので、サラッと終わる感じで、なるほどねとは思うけど、感情移入することもない。
もう少し感動的なミステリ―を期待していた。