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陰陽師シリーズ。短編9作。
のっけから怖いお話で始まったけど、あとはほのぼのとしたお話だったり、哀しいお話だったり。今回もいろいろ素敵なお話が詰め込まれていて、一作、一作、丁寧に読ませてもらいました。中でも、晴明と博雅の「呪」のやり取りが大好き。毎回出てくるけど、その度に何て素敵な会話なんだとキュンとした気持ちになる。ずっと読み続けていきたいシリーズ。
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このシリーズを読むと、なんだか心がしみじみとしてきてしまうのだよ(*´-`)(博雅風)今回は道満も蝉丸も登場して満足♪ずっと読み続けていきたいシリーズ!
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ややネタ切れ感もあるけど、空気感というかシリーズの良い雰囲気は楽しめます。神様や仙人とか普通に出てくるのもだんだん違和感なくなってきたよ。
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2018.3時点での陰陽師最新刊。驚くことに30周年とのこと。
シリーズ本で追い続け、全て読了しているのも陰陽師シリーズぐらいである。
本書ではシリーズを通して、飄々と掴みどころのない蘆屋道満の人間味が垣間見える。
「道満月下に独酌す」
「すまぬな。早くおまえのもとに行ってやりたいのだが、この命、なかなか尽きぬ」
「いつ死んでもよい身じゃが、多少、この世にもまだおもしろみが残っているということじゃ」
「このおれにも、たまに、酒を飲む相手がいるということじゃ……」
無駄のない台詞の中に、道満の人間性が表れている。
実に味わい深い台詞ではないか。
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全9編。道満から仕事を押し付けられるのも久しぶりかも。 また「鬼」の話も久しく出てなかったのでは。しかし、行方が分からないではなく、どうなったのかもわからない結末は、どうなのだろう。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2016/11/30-3509.html
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今作は主に月がテーマだったのかな
『道満月下に独酌す』の道満が涙を目に溜めるようなシーンで「ほろほろとこぼれてくる月の光の中に、...」って言葉があって情景と道満がリンクしてて素敵だと思った
夢枕獏は作詞もして本当に言葉を紡ぐのが上手だと思う