紙の本
うっかりミス
2017/07/12 12:27
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
月の兎とか、できそこない仙人とか、天界人のうっかりミスってどうなの?こんなに人間らしくていいのか?、と思ってしまった。
四季の移ろいを肴に、毎回他愛のない話をしている二人が羨ましすぎる。いーなぁ。
紙の本
道満絡みのエピソードが良い
2017/01/17 21:36
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わった後で不思議な寂しさの残る道満の過去が垣間見える話が素敵だった。多少 尻切れトンボ感のある鬼瓢箪で星をひとつ減らしましたが 安定した面白さがあります。
紙の本
タイトルからして。
2016/12/27 20:16
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いかにも月にまつわる巻という感じがする。
個人的には「道満月下に独酌す」が一番好み。
最初はおどろおどろしい、人の心の闇を啜って動いている酒飲みの術者というイメージだった道満のじわじわとした人間味が感じられる。
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このシリーズは、晴明と博雅の関係が好き。
短編だと、謎と言うほどの謎でもない感じなので、長編でがっつり読み応えのあるものも読みたい気がする。
短編の雰囲気も好きなのだけどね。
最終話で、彼らが狙われた理由はなんだったのかな???
あの鬼が出た理由は分かったけど。
それに、あの老人は、その後、あんなことをやめたのか???
ま、いいか(笑)
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【「酒うまければ、それでよしということか――」】木犀の香が漂う夜、晴明と博雅、蝉丸が酒を飲んでいると天から斧が降ってきて――陰陽師安倍晴明の活躍を描く人気シリーズ第15弾。
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シリーズ最新作。
このシリーズは、大体1年に1冊ペースで新刊が出るのをずっと楽しみにしている。
今年の新作は神話や伝説をモチーフにしている短編が印象的だった。
『あとがき』によると、もう30年続いてるそうで吃驚した。そうか……そんなに長いのか……。そりゃあ歳をとる筈だ……。
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短編9編。
晴明と博雅が、ゆるりゆるりと酒を飲んでいると、例のごとく何かしらの問題が持ち込まれるのである。
はっきりとした結果が示されない場合もあるが、それはそれで、余韻が楽しめる素晴らしい作品ばかりである。
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稀代の陰陽師・安部晴明と心優しき笛の名手・源博雅が活躍するほか、
酒をこよなく愛する法師陰陽師・蘆屋道満や盲目の琵琶法師・蝉丸も登場。
月の蝕が起こる夜、奇異なる兎が晴明を呼ぶ――
二本足で立ち、人の言葉を話す兎が探していたものとは。
今宵も晴明と博雅が、平安の都の怪異に挑む。
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晴明が庭で博雅と酒を酌み交わしているところに客人がやってくる。
晴明を頼ってくる者たちはみな、奇っ怪な出来事に頭を悩ませているものばかりだ。
横で話を聞く博雅にはまったく意味が分からないが、晴明はいともたやすく客人たちの持ち込んだ問題を解きほぐしていく。
2016年10月8日読了。
夢枕獏氏がこのシリーズを書き始めて30年が経ったそうです。
変わらずに、淡々と。それでいて、しっとりとしっかりと情を書き込んでいるのがこのシリーズ。
起こっている出来事は不気味だったりするのですが、このコンビのおっとりとした空気に緩和されているので、読みやすいのでしょうね。
これからも変わらぬこの二人の活躍を楽しみたいと思います。
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平安京を舞台に稀代の陰陽師である安部晴明と笛の名手である源博雅が妖かしの謎を解き,怪異を解決する。30年目を迎えたシリーズ15作。偉大なるマンネリという感もしないではないが,さっくり読了。
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2014〜16年に「オール讀物」に掲載された9話の単行本化で、シリーズ15作目。
例によって安倍晴明が、笛の名手で吞み友達の源雅博と連れだって怪異を解決する。今回は中国神話ネタ多い。表題になっている玉兎は月に住むウサギで、誤って落とした瑠璃の瓶」を探しに地上に来て捕らえられた話、干魃の神である魃が捕らえられた話、月で永遠に樹を伐っている呉剛、瓢箪のような顔をした鬼の由三格塞呀(ヨウサングサイヤ)。
一番怖かったのは、かつて名画家が使っていた白狐の筆は水に映ったものを自在に書き換えると実物もそのように変化させる力を持っていて、男に捨てられた女がその力で男の好みに自分を変化させて男の心を取り戻したものの、不気味に思った男が離れていったので、鬼の姿となって男の新しい女のもとに現れて恨みを晴らそうとした「水化粧」。
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晴明と博雅のお互いの距離感だったり、晴明の家の庭の風景だったり、すべてがいつもどおりでゆるりとしていて風情があり、読んでいて心地よかった。
このシリーズを読むのは、秋の夜が一番ふさわしいように思う。
芦屋道満に、こんな素敵な話があったとは、またこんなかわいらしい一面があったとはと驚かされた1冊でした。
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いつも思うけど、晴明も博雅も酒飲みすぎなんじゃあ^^; 今回は、道満も人間だったんだなぁ…というエピソードもあって、お得感があるというか(笑)いつもより面白かったです。特に、玉兎と魃の話が面白い^^
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獏さんは作家デビュー40年で、陰陽師を書き始めて30年経つそうです。そうなると…どこかで読んだ展開や書き方、登場人物だと思わされるけど、月刊誌で読んでいると「あれ?…読んだぞ!…いや違うか?」と思わされるよね・良いけど~「邪蛇狂ひ」渡辺元綱は家人を4人殺し大蛇に取り憑かれた。「嫦娥の瓶」藤原兼道が捕らえた兎は蝕の月から降りてきた。「道満月下に独酌す」。「輪潜り観音」西の京に住む女は隣の敗れ寺の観音が夢枕に立つようになり幸せになるための首輪を渡され危うく首を吊る所だった。「魃の雨」猟師の叫麻呂が4尺ばかりの目のない女の姿をした化け物を捕らえたら日照りになった。「月盗人」西の京で通う男もいなくなった女の家で行き倒れた男を救う手は神泉苑で三回続けて満月の雫を集めて飲ますことだったのに女が神泉苑に入ると雲がかかって邪魔をするのは二人の女が男を手放したくなかったからだ。「木犀月」博雅と蝉丸が笛と琵琶を合わせていて庭に落ちてきた斧の持ち主は呉剛だった。「水化粧」若い女に取り憑いた鬼女は通ってくる男が捨てた女で絵師・百済川成が使っていた白狐の筆を使い水に映った顔を弄ると好きな顔に慣れるのだった。「鬼瓢箪」唐から来た暾炳が連れてきた由三格塞呀は髪を白くし瞼の裏に土を詰め腹から虫が出てくる~「ゆこう」「ゆこう」そういうことになったのであった。は健在
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芦屋道満の親近感が増した。
そしていつも美味しそうに酒を呑んでいる二人・・・日本酒久しぶりに飲みたくなって購入。
養老酒造の「櫂」。冷で呑みたい!
でも晴明や博雅みたいに一緒に呑んでくれる相手がいないのが哀しいです。