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紙の本
冒険の世界への扉が開く!
2002/04/22 23:31
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投稿者:海野あさり - この投稿者のレビュー一覧を見る
「Q.E.D」でお馴染みの、加藤元浩先生の新作です!
帯にある、
『ミステリ、アクション、サスペンス…
そのすべてを内包した最高密度のカオス!』
というのは伊達じゃない!!
主人公の葉は、いじめられっこの14歳。
母は他界し、個人病院を経営する父とは接点が無い。
そんな葉の中に、しこりのように残る記憶の断片。
南国の風景、ボロボロの家、血まみれの祖父、脈打つ内臓…。
これらの欠片を持つがゆえに、
自分の今いるこの世界は嘘なのではないか?
思い出せない、記憶の続きこそが、現実なのではないか?
そんな疑問を抱きつつも、安住の殻から抜け出せない毎日…。
そんなある日、葉が出会ったのは、「R」と名乗る、謎の男。
この男が一つずつ、葉の前に冒険への扉を差し出す。
しかし、その扉を「R」は開けてはくれない。
———その扉を開けるのは、葉自身なのだから。
ヒロインには人気者で、行動派の長月弥生。
その言動ゆえに、「Q.E.D」の可奈とキャラが被るのではないかと懸念したが、
そちらとは違い、葉をセーブする役目となっているようだ。
評価が4なのは、これから先にまだまだ期待してる所為。
「Q.E.D」よりも更に視野の広いこの設定で、
きっと私たちをワクワクさせてくれることでしょう。
2ヶ月連続リリースで、
来月には2巻が読めるということで、期待大です。
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