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ホラー短編集である。最近、福澤徹三氏の「オトシモノ」が映画化されたので読んでみた。この「再生ボタン」は現代版ホラーではあるが、どことなく古めかしい「怪談」のような要素も感じさせる。特に面白かったのは「幻日」と「お迎え」という2作品。
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全10編の怪談。ただひと言怖い。背筋がじっとりくるような怖さ。日本家屋的な怖さ。大分前に読んで、内容はともかく、怖いって記憶しかない。ということは怪談としては成功してるってことか。
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はじめの数話を読んでいるとき独特の世界に、ん?と思いましたが、どこか饐えたような雰囲気に読めば読むほど魅了されました。読み終えたあとは思わず重い溜息がでるような暗澹とした、それでいてどこか幻想的なお話の詰まった短編集です。
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本格的なホラーを求めて読むには少し甘いかな。。
「ホラー+幻想的」という言葉がしっくりくる気がします。
怪談集というほど、おどろおどろしい雰囲気に染まっている訳ではないので首筋がヒヤリとするような怖さまでには到達しませんでした。
読後感はホラー独特の悪さもなく、少々肩透かしを喰らった感が。。
ちょっと残念。
10作品の中で私の好みは「幻日」という作品でした。
これが私が求めていたホラーに一番に近いかも。
恐怖感は少ないけれども、この著者の文体や言葉遣いの丁寧さには好感が持てました。
前回読んだ「壊れるもの」も同様に、特に文章の選び方はとても巧いと思います。
しつこいようだけど、これで怖さがもっとあればかなり好みなんだけどなぁ…(^-^;)
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短編恐怖小説。
恐怖系はとことん避けてるんだけど、電車で他に読むものが無くて読んだ。
極度の怖がりの俺でも、全然怖くない。
そして記憶にもあまり残らない。
恐怖系ダメな人でも大丈夫。面白いかどうかはわからんが。
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怪談としては出来がいいのかもしれないが、真夜中に1人で読んだのに全く怖くなかった。お化け屋敷に絶対入れない程の怖がりの私がこれってのはどうなんだろうか。まぁ文章自体は割と上手い、というかすごく練られている印象。そのせいか、最後のオチがまとまり過ぎていて、理解に時間がかかってしまい、イマイチ爆発力がなかった。
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再読本。
「怪の再生」には、やはりゾゾっとさせられる。集団で起こった事件、そしてその真相がテープによって(復習として)起こされるというシチュエーションは抜群。
「幻日」は、怪談。そして少し男の夢も混じった切ないお話。
この2編に、福澤さんのうまさが表れていると思う。
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旧タイトル「幻日」のほうがよかったように思うが、中身のほうは大変に優れた怪談小説集である。
もっと多くの人に読んで欲しい一冊。
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短編を数ページづつ昼間にチビチビ読む、一気に読むと後ろに人の気配がするし、夜は怖くて読めない。読後に体調不良にならないか心配もするし、じゃー読むのやめればいいのにね(笑 でもホラー好きにはたまらないのである。
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短編ホラー。どことなく話がつながってるような感じで芸が細かい。
文章もサラリとして読みやすいが、ちゃんと怖くて○
しかし短編だからか強く印象に残る話と人物がいない
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そこまで怖くはないが、
文章の巧さで読ませる。
さまざな職業を経験した
著者ならではの
リアリティあふれる
人物描写がGOOD。