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東京湾から羽田の空を見ていると、空港に向かって飛行機がつながって降りていく光景が見られる。正確に、安全に、なるべく多くの飛行機をいかに着陸させるか、それを研究している人の話。運行の科学の話ばかりでなく、海外で働くことの大変さ、厳しさ、楽しさなども書かれていて面白く読める。
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研究分野紹介としても研究生活紹介としても面白い。後者としてはそこまで書いて大丈夫なんか?と思わんでもないけど、前者では物足りなさがあるのでもう一歩踏み込んだ本を見てみたい。
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ご本人の学生時代から現在至る研究とその周りでの出来事を描いた作品。
駆け出しの研究者としてキャリアを模索する姿に感銘を受けました。また、新しい学問を切り開く生き方と世界を股にかける姿は憧れます。
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「航空管制科学」という、これまでの管制官の経験や勘を頼りにやってきた航空管制の分野に、どうコンピュータが人間を支援できるかということを研究する航空宇宙工学が専門の研究者のエッセイ。航空管制科学についての話と、理系研究者の生活、日本から出て仕事をすることについての思いなどを述べた話が、半分ずつくらい載っている。
おれにとっては新しい本で、結構難しい話のはずなのに、とても柔らかく書かれていることと、研究者として生きることの喜びや厳しさを率直に書かれていることが、新鮮だった。後は何よりもおれと年齢が近いことだ。おれはこんなんなのに、この人こんなことまでやって、何かを成し遂げようとする人はほんとすごいなあ、といったことをずっと考えてしまった。
著者が教授から聞いたという印象的な話、「大学院の博士課程を卒業してからどう研究者として成長していくか」に「甘柿コース」と「渋柿コース」がある(pp.25-6)というのは印象的だ。おれが同じ立場だったとして、「渋柿コース」を選べる勇気や自信があるのか、すごい不安だ。「孤独は、創造の代償だ。孤独を失えば、創造なんてなしえない。」(p.145)という言葉が印象的だ。
あとは航空管制の現場のFirst Come First Served(先着順制)というのは聞いたことあったけど、「将来、エアラインに公平な航空管制サービスを提供しきれなくなってくることがあります。」(p.166)、ということで「良い機材を搭載した航空機にはよりよい管制サービスを提供」(同)するという、Best Equipped Best Servedという考え方があるらしい。
それにしても、職人技のようなことをする管制官に機械を導入して、それを管制官が受け入れるようになるのかどうか、管制官のプライドを傷つけることにはならないのか、という疑問を持った。結局人間は感情で動くのだと思うが、そういう旧態依然といった人は特に航空の現場では生きていけないだろうなあと思った。
航空に興味がある人だけでなく、将来研究者を目指す人にも有益な本だと思う。(17/08)
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東大航空宇宙科学出身で、航空管制の数学的モデル化にとりくんだ若い女性の、国際経験エッセイ。ペトリネットモデルの解説が出てくる。女性研究者のバウンダリーレスな活躍は、凄いなあ、と圧倒される。
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最終的に, 研究の設備が整っているNASAではなく, 日本に戻って研究を続けた= 場所よりも自分が何をしたいかを自分でよく分かっている.
各場所でチャンスを掴むためにはスキルと粘り強さが大事!
期限を決めて(限られた時間でも)ノルマを自分で決めて乗り越える
=中途半端で終わらせるのが一番よくない
open mind で人間関係を築くのが大事
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若者よ,世界を目指せ!30年を経て若い頃の海外体験がよみがえる。自分は若い人たちに感動を伝えられているだろうか。。。
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なんで図書館で借りたのか忘れたけど、読んだらけっこうおもしろかった!
飛行機は身近だけど航空管制という言葉は初耳、ちょっと世界が広がった感
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ジャケ読み。航空管制について色々と研究されて描かれている。こういう人達が様々な計算をして、管制方法など決まっていくんだなぁと思いました。色々な人がいて、初めて飛行機が安全に飛ばせる事が出来るという事を改めて思いました。