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A.挫折や失敗から何度でも立ち上がり、成功するまで粘り強く挑戦を続ける力のことを、レジリエンスという。これは、次の5 つの要素から成る。
①能動的な楽観主義
・能動的な楽観主義とは、自分には物事をいい方向に変える力があると信じ、状況を改善するために自ら行動を起こすこと。これによって、危機を乗り越えられる。
・能動的な楽観主義を身につけるには、成功体験を重ねたり、すでに目標を達成した人を観察したりするとよい。
②決断力と行動力
・すばやく決断し実行することで、チャンスを生かせる。
・すばやく決断し行動することは、ストレスを軽減して、トラウマから立ち直る力にもなる。
・決断力があると、逆境から立ち直る時、元の状態に戻るだけでなく、さらに強く、幸せになれる。
③道徳的な指針
・道徳的な指針(正直さ、高潔さ、誠実さ、倫理的な態度)があれば、難しい状況でも正しい決断ができる。
・道徳的な指針があれば、周囲から信頼されやすく、仕事や個人的な人間関係でのリスクを減らすことができる。
④粘り強さ
・挫折や逆境を経験してもあきらめず、強い目的意識を持って行動を続ける粘り強さが、成功をもたらす。
⑤周囲のサポート
・人の強さは、周囲のサポートから生まれる。人とのつながりが強いと、ストレスへの耐性、免疫力が高まる。
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<超一流のメンタルとはどのようなものか>
1 逆境に耐える能力
2 プレッシャーがかかる状況でベストな判断ができる能力
3 最高のパフォーマンスをしようとするモチベーション
4 一時的には打ちのめされても、すぐに起き上がって正しい行動を取る能力
5 人生全般に満足し、幸せを感じる能力
<1>能動的な楽観主義を手に入れる
◆レジリエンスを構成する5つの要素
1 能動的な楽観主義
2 決断力と行動力
3 道徳的指針
4 粘り強さ
5 周囲のサポートを得る
「能動的で楽観的に生きるとは」
→自己効力感 – 失敗という考えはない
・失敗は常にあなたへの贈り物になる
・あなたをだめにする思考→燃え尽き
・人はやれると思ったことしかできない
・未来を信じる力を持つことの大切さ
→もっといい人生を想像することが、それを実現する第一歩
「わたしはできる!」
◆能動的な楽観主義を身につける方法
1 成功を体験
2 観察する
3 励ましとサポートを得る
4 自制心を身につける
◆能動的な楽観主義を身につけるには
1)楽観主義と自己充足的な予言の力を活用
1 大きな仕事は小さく分解し達成
2 自己の手には負えない仕事と感じたら他の人の助けを求める
3 自己の反応をリハーサル
4 成功する自分を思い浮かべる
2) 他人をお手本に
1 成功している集団に帰属し観察
2 身につけたいスキルの講座に参加
3 自己の目指している分野の成功者について記事を読む
3)周囲の励ましを活用
4)自分をコントロール
<2>決断力と行動力を手に入れる
-レジリエンスとは個人が逆境から立ち直る能力
・決断力と責任感があると長生きする
・決断力があると他の面の評価も高まる
「ハロー効果」
・決断力と責任感の前に立ちはだかる壁
→80:20で考える 「問題の80%は考えられる原因の20%から発生」
→20%にだけリソースを費やせば良い
<3>道徳的な指針を手に入れるポイント
「正直さ」「高潔さ」「誠実さ」「論理的態度」
◆道徳的指針を守る方法とは?
1 成功と自己充足的予言を活用
2 他人をお手本に
→一方で「割れ窓理論」
3 周囲の励ましやサポートを活用
4 自己コントロール力を身につける
<4>粘り強さを手に入れる8つの要素
1 正しい価値観
2 成功への強い意志
3 自分のしていることを好きになること
4 準備
5 予測
6 信頼関係
7 人生のマネジメント
8 信念を守る勇気
◆粘り強さを身につける方法
1 目標を決め粘り強く努力
2 粘り強さで定評のある人を観察
3 自分の粘り強い努力を支えてくれる人をみつける
<5>周囲のサポートを手に入れる方法
1 同質性と近接性を重視
2 相手を認める
3 辛抱強くなる
4 ハンロンの剃刀
6 wait の法則 why am I talking?
7 言い換えの力
<超一流のメンタルを手に入れる方法>
1 シンプルに考える
2 一歩ずつ取り組む
3 年齢にかかわらず挑戦
4 自分はできるということを学ぶ
5 自分の強さを確認
6 過去の事例に学ぶ
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STRONGER「超一流のメンタル」を手に入れる
著:ジョージ・S・エヴァリーJr. 博士, ダグラス・A・ストラウス博士他 2016/11/1
超一流のメンタル「レジリエンス」とは、逆境を受け入れる力、または逆境から立ち直る力と定義される。著者自身、私生活のみならず、海軍士官というキャリアでも、このレジリエンスが持つ影響力の大きさを実感してきた。
生きていれば、いつか必ず逆境に直面することになる。そんなとき、いったいどうやって乗り切り、そして立ち直るのか。
本書の構成は以下の6章から成る。
①能動的な楽観主義を手に入れる
②決断力と行動力を手に入れる
③道徳的な指針を手に入れる
④粘り強さを手に入れる
⑤周囲のサポートを手に入れる
⑥超一流のメンタルを手に入れる
誰しもが逆境を経験する。その時にもちろん耐える力も必要であるが、立場が上がると耐えるだけではなく、その逆境に対してどう立ち向かい打ち砕いていくかという力が求められる。そしてその打ち砕くのも時間薬のように嵐が過ぎ去るのも待つだけではなく、立ち向かい時間軸を意識して逆に機会として捉えることができるのかも有効となる。
本書のように命がかかる局面で対応をしている「軍隊」での経験から記されているものの、多くのことが役に立つ。命の危険を感じるほどの窮地に立たされた時こそ、人の本心や本質が現れる。それを理解に生活を送る中でも役立つことを吸い上げていきたい。
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【1章】能動的な楽観主義を手に入れる
<能動的な楽観主義であれ>
◎人はやれると思ったことしかできない
◎成功体験を積み重ねる
◎すでに成功している人を観察する
◎周囲のサポートや励ましを活用する
◎自己のコントロールを高める
【2章】決断力と行動力を手に入れる
◎決断力と責任感があると長生きできる
◎決断力があれば逆境から立ち直れる
【3章】粘り強さを手に入れる
◎才能/天才/教育は粘り強さには勝てない
→粘り強さと意志の強さだけが万能だ
→「進み続けろ!」
◎粘り強さ8つの要素
1.正しい価値観
2.成功への強い意志
3.自分のしていることを好きになること
4.準備
5.予測
6.信頼関係
7.人生のマネジメント
※やめどきを知らないと、粘り強さは害になる
◎粘り強さを手に入れる方法
1.目標を決め、粘り強く努力する
2.粘り強さで定評のある人を観察する
3.自分の粘り強い努力を支えてくれる人を見つける