投稿元:
レビューを見る
2011年22冊目
将棋棋士羽生善治氏による本。以前に読んだキングカズの本と同様に、その道の一流の人の考えに触れることはためになる。大局観を得るには訓練、集中が必要と。
投稿元:
レビューを見る
棋士の本は、ほぼ例外なく面白い。
何故か?
それは常に真剣勝負をして、勝負の奥深さを語っているからだろう。
今回の話は最終的な大きな勝利のために、
今どうするか?と言う判断をしている。
つまり、目先の小さな勝利を優先するために
最終的な勝負で負けてしまうと言う事を避けるための
見極め方法について自分の経験を語っている。
投稿元:
レビューを見る
羽生さんの新刊「大局観」読み終わりました。
一章では「決断力」などの著書に書かれていたことを確認するような内容で、それ以降はさらに一歩押し進めた分析があります。
大局観は一言でいえば、経験や直感から導き出す選択肢を絞る能力と言えばいいでしょうか。
将棋には様々な駒があるので次の一手を指す際、非常に多くの選択肢があります。さらに自分の指した手によって相手の出方も変わりますので、10手先を読もうとすると膨大な数の手筋を考えなければなりません。時間制限のある中でそれらを全て読み切るのは不可能に近い。このため、こうした選択肢をどれだけ多く検討できるかといった観点に立てば、記憶力と体力に勝る若手の棋士が有利になります。
では、記憶力に劣るベテランはどの様にして若手に対抗するか?それは選択肢を自らの経験を元に2、3手まで絞り込んで、そこから深く読んでいくのです。
将棋はプラスの手よりマイナスの手の方が多くなりやすい競技です。そうしたマイナスの手を一瞬でフィルタリングして捨て去り、プラスの手だけに絞って検討する。こうした経験値からの絞りが大局観なのです。
この本はこの大局観について関係のあることを分析しています。
・直感と閃きは何が違うのか
・集中する方法とは
・次につながる負け方とは
大局観の説明で興味深かったのが「検索」の話です。検索の依存は自分の可能性を小さくしてしまう。試行錯誤の大切さを知っている名人だからの指摘だと感じます。
史上最強棋士との声もある羽生さん。彼の強さの源泉でもある大局観を知りたい方は、是非読んでみてください。
投稿元:
レビューを見る
羽生さんの考え方が将棋を通して伝わってくるようで面白い。
集中力を高めるのに、「何も考えない時間を持つこと」とあったが
なかなか何も考えない時間を持つことは難しい。
時間が勿体無いと思って何か考えてしまいがちだから。
また「管理責任を持てない物については所有しない方が良い」
というのは言われてみればその通りなんですが、
仕事でも自分が責任をもって管理できる範囲の所有に留めることが
適切な所有ということになるという考えは、忘れていました。
とにかく、仕事で新しい事なら何でも覚えていこうと
頑張っていた時期ですから。
出来る範囲で、出来ることを。
投稿元:
レビューを見る
・名人の位置にありながらチェスに挑戦したり、若手棋士のトレンドを吸収したりもちろん過去のトレンドも勉強しようとしたりと何でも吸収しようとする姿勢がすごい。コンピュータ将棋にも興味があるし、何より謙虚。
・遠くからは山頂が良く見えるが登り始めると頂上は見えなくなる。それを上空から見て終わりのイメージをすることが大局観。
・情報は洪水のように流れてくるので取捨選択して、捨てることが大事である。
・モノは捨てることも重要で、流動性をあげることが大事。それが適切な所有を招き、社会全体の好循環を招く。所有をしてしまうと思考がストップしてしまう。
投稿元:
レビューを見る
羽生さんの人生観が垣間見える本。
大局観に必要なことは、状況をパッと見て判断すること。
大局観は場数を踏むことで鍛えられる。
複雑な読みから開放されて、鍛えの入った一手を打てる。
リスクを取って挑戦するととに、視野を広げることで致命傷になるようなリスクは軽減する。当然ミスはするが、後悔ではなく、反省をする。そして次に生かす。この過程を繰り返すことで大局観を鍛え上げる。
体力・読みの力は若い方が有利だが、大局観はどんどん成長するものである。
大局観を養う過程では、継続すること、集中すること、前向きであること、新しいものを取り入れ続けること、これらの事が重要。
こんな主旨と理解しました。メモメモ。
投稿元:
レビューを見る
読後備忘録
モノをたくさん手放せば手放すほど加速をつけて新たモノが入ってくる
難しいのは捨ててしまったら二度と取り戻せなものだ。
それでも手放せるかどうかは過去を総括する覚悟ができるかどうかにかかっていると思う。
現実として消化できているかだ。
その覚悟さえできれば未練も後悔もなくモノを捨てることができるはずだ。
きちんと論理立てをして説明できるのが直感
なんだかわからないがこの方が良いと考えるのが閃き
情報や知識はしばしば創造に干渉する
投稿元:
レビューを見る
軸。姿勢。気構え。気持ち。型。位置。
家の机がきたないのは、そのせいか。
整理が必要だな、整理を。
投稿元:
レビューを見る
将棋がわからなくても読める。
将棋が分からなくてもおもしろい。
羽生さんの本を初めて読んだけどすごくおもしろい。
それは、本には著者の将棋に関する考え方が書かれているのだが、それがいろいろなことを絡めて書かれており、将棋だけでなく、生活や人生にも関連してくるからだと思う。
様々なことを関連させて考えることができていて、そういったところに羽生さんの強さがあると感じた。
これからの自分に必要なことは何かを考えて、障害学び続けていきたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
羽生義治がただ天才ではないとわかる。長島監督のオーラに感動したり、福岡伸一の本を読んだりと好奇心旺盛なところがとてもいい。羽生義治コラム集。
投稿元:
レビューを見る
・一流人は多くの仮説を持っている。
・その仮説は自分の生業から生まれる。
・その仮説を様々なジャンル情報と結びつけられる。
・一流人は謙虚であり、他人を尊敬、尊重する。決して悪口は言わない。
・惜福…運は作るもの、分けるもの。
・理想は何も持たないこと。
・本質を知るためには真面目な態度でいなければならない。
投稿元:
レビューを見る
天才と呼ばれる人の思考の一部が垣間見える。一時代を築いた人が、そのポジションを維持していくために、不断の努力を続けていく。直感と読みと大局観。鍛えるべきことは多い。
投稿元:
レビューを見る
■大局観
1.反省はするが後悔はしない。
2.今日勝つ確率が最も高い戦法は、3年たてば完全に時代遅れになる。将棋の世界は、リスクをとらなければ棋士の成長は止まってしまう。
3.人間というのは、自分が分かっていることに関しては手早くポイントだけを取り出して相手に教えて、たくさんの説明をつい省略してしまいがちである。そのせいで教わる側が理解しにくくなってしまう。
4.管理責任を持てないモノについては所有しないほうが良い。
5.「流動性」を上げること。モノをたくさん手放せば手放すほど、加速をつけて新たなものがはいってくる。
投稿元:
レビューを見る
実は買うの2度目wで、以前の書評読んだら、あまり面白く無い的なことが書いてあった。アホか、俺はwこの本面白いーw
読んで思ったのは、生きる為に大切な事はバランスだと。リスクを見極めながら、危なすぎず、安全すぎず、バランスの良い道を歩く事が大事。でも、それって、超難しい。。だから、練習する必要がある。小さい頃からね。
リスクを取らないで、安全安全な道を行くと、みんなと同じ物しか生み出せないから、それなりの対価しか貰えない。
逆にリスク取り過ぎると、沈没してしまうなって、最近良く考えてる。
個人的には、少しずつリスクを取りながら、乗り越えるのを楽しめば良いのかなと思っている。不安はヤバいけどw
やってみよう。
投稿元:
レビューを見る
・「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
・普通は八級からスタートするのだが、私はあまりに弱かったので、十五級からスタートした。席主が、級を低めに設定して、そこから上がっていくようにすれば自信がつくのではないか、と配慮してくれたのだ。
・良い局面につながる目(選択肢)をたくさんもっておくこと。それと、最悪の事態を防ぐ目、対策を考えておくこと。