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満州での戦争体験が動機となって、日本のかたちを追い求め続けた司馬遼太郎の随筆集。
いま自分がなぜそこにいるのか、という素朴な疑問についてなにか感じ取れるのではないかと思う。
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司馬遼太郎ワールドを感じさせてくれる一冊.すべてが司馬遼太郎の日本人論と日本人観で埋め尽くされている.
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偏ったとこもあるので軽く読まないとアレですが…あっそうそうあの件だけど、みたいなおっさんノリがかわゆいです。
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歴史小説の重鎮、司馬遼太郎氏が日本と言う国について歴史的観点を中心に、必要とあらば法学的視点から、宗教的視点からとつとつと語ったエッセイです。
明治憲法下、天皇を中心とした日本社会の中で、実は官僚たちによって統帥権が一人歩きしていたこと。それを暗に証明した機密文書の存在や、土佐藩、長州藩、薩摩藩、その他諸藩の教育制度の違いとそこから生まれた英雄たちの質の違いとの因果関係などなど、教科書では語られない日本の一面を優しいタッチで解説してくれます。
司馬遼太郎氏が観ていた対象人物の生き生きとした人間性が、彼らに対する司馬遼太郎氏の愛情であることがわかると思います。
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読むのに結構な時間がかかるので、通勤・通学のお供にお勧めでです。この本を読んでから、日常で眼にするちょっとした物事に対する見方が変わりました。
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購入詳細不明。
2016/6/9〜2016/6/15
長らくの積読本。私の歴史観は井沢史観に支配されている(?)ので、他の歴史観のようなものに触れるために、もっといろんな歴史書に触れる必要があると思い買ったはず。司馬さんの本は、浪人時代に「竜馬がゆく」を読んだだけであるが、なかなか面白かった。二巻以降まだ買っていないが、全巻読んでみたいと思う。
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休憩がてら、息抜きがてらに読むのにちょうどいい内容。日本史って、あんまり知らないので、そういう意味でもちょうどいい内容。(07/7/23)
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代表して(1)だけを挙げますが、勉強になりました。
日本を見つめなおす機会を与えてくれた作品です。
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司馬遼太郎氏が、ソウルの未知の韓国人やニューヨークで出会うかもしれないアメリカ人の見知らぬ相手に日本を語ると想定して書いたエッセイ。(08/10/14)
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歴史を、というよりはそもそも司馬遼が好きなので読もうかなと。
随筆らしく軽く読めて、その上多種多様な視点から日本人を見ている秀作。時にこじつけっぽい部分も随筆だからこそOK。ただし、正しい歴史認識とは思わないほうがよい。
統帥権の出所、朱子学の影響、薩長土の藩の比較などがまとまっててうれしい。
なにより本の随所で出てくる漢詩・漢文が司馬遼っぽくて最高。
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日本がどういう国であるかについて、歴史上の人物や出来事をもとに書かれている。日本について理解が深まるとともに、歴史を学ぶこともできた。
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Kodama's review
司馬遼太郎さんの考える日本の成り立ち。本当に勉強になります。2巻~6巻まで、『まとめ買い』しました。
(09.6.7)
お勧め度
★★★★☆
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【2012.07.20 再読】
4年ぶりに読み返したことになることに驚き。
断片的にはよく覚えている部分もあって、
それほど、司馬遼太郎の見解がストンと落ちたのだろう。
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つながりのない三人に話を聞いて一致をみれば、その意見はだいたい正しいと考えてよいのではないか。そういう意見を昔どこかで目にした憶えがある(その後、これと同じ意見に出会っていないが)。日本の歴史について考えるとき、司馬遼太郎はぼくにとって「三人」のうちの一人である。
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司馬信者、などと言われることもあるぼくですが、実はこの本は読んでいませんでした。
理由は、対談集だと思っていたから。
先日、ふと手にとって見ると、対談集ではないことが解り、読んでみることにしました。
、、、いいですねぇ~(笑)
気にいったフレーズとしては、
・土地とはそもそも全生物共有の財産。
そんな土地を転がしてお金を儲けようと企む人はおかしいし、それがまかり通っている世の中もおかしい。
*Erath Wind & Fire のことを思い出しました。
・「責任を取らない仕組み」は、日露戦争後~太平洋戦争に生まれたならわし。
*この辺りの記述は感心しました。
多分、続けて2巻以降も読むことになると思います。
いまさら、ですが、良かったです。
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