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この国のかたち(一) みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー81件

みんなの評価4.1

評価内訳

81 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

復興を信じて

2011/03/26 09:22

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今回の東北関東大震災は世界中の人びとに衝撃を与えました。一瞬にして瓦礫の町と化した惨状とたくさんの人びとの悲しみは生きるということの困難を多くの人たちに思いしらしめました。
 そんな大惨事でありながら、この国の人びとは暴動することも強奪することもなく、瞑目するごとく静かにその困難に立ち向かっています。そのことを海外の多くのメディアが絶賛しました。
 私たちの、日本という国はどういう国であるのか。
 私たち、日本人という民族はどういう民族であるのか。
 深い悲しみ、大きな困難は、私たちにもう一度そのことを考える契機となります。
 かつて司馬遼太郎さんは「日本は世界の他の国々とくらべて特殊な国であるとは思わないが、多少、言葉を多くして説明の要る国だとおもっている」と、日本人論ともいえる『この国のかたち』を十年にわたり書き続けました。
 あれから十五年。私たちはもう一度、『この国のかたち』を真摯に考えるべき時を迎えたといえます。

 この一巻めに司馬さんはこんなことを記しています。
 「日本人はつねに緊張している。ときに暗鬱でさえある。理由は、いつもさまざまの公意識を背負っているため、と断定していい」と。
 今回の大震災で避難所生活を余儀なくされた人たちの姿をみていると、司馬さんがいう「公意識」という言葉がだぶります。あれほどの困難にあって静かに救援を待つ人びとは、個ではなく公の民衆としてある。私たちは、世界の他の国々と、その一点において誇れるものをもっています。

 「公意識」が戦後の復興と急速な成長をもたらしたともいえる。
 私たちは今回の大震災という困難をきっと乗り越えるでしょう。なぜなら、「私」ではなく、「この国」のかたちを優先するだろうから。
 私たちは、そういう強い民族です。
 復興を信じて。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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電子書籍

昭和の軍人は好きでないのか

2024/03/31 01:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る

その名を冠した史観すら巷間に
流布している、昭和を代表する
作家による、月刊文藝春秋誌上の
名物連載の文庫版第一巻を
電子書籍化したものです。

その主な内容は、
朱子学の作用、正成と諭吉、
浄瑠璃記、信長と独裁、
孫文と日本、若衆と械闘、
豊臣期の一情景、若衆制、
といったところ。

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紙の本

昭和の軍人はお嫌いか

2024/03/31 01:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る

その名を冠した史観すら巷間に
流布している、昭和を代表する
作家による、月刊文藝春秋誌上の
名物連載をまとめた書籍の文庫版
第一巻です。

その主たる内容は、
朱子学の作用、正成と諭吉、
浄瑠璃記、信長と独裁、
孫文と日本、若衆と械闘、
豊臣期の一情景、若衆制、などなど。

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電子書籍

統帥権の発想は今も生きているかもしれない

2024/01/17 01:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

コロナ対策は自由と人権を圧迫した。当時、専門家として対策を担った尾身茂氏は、菅首相と並んで記者会見し、首相と並ぶ権力者の風であった。新型インフルエンザ等対策推進会議の議長、あるいはその下部組織の分科会会長に過ぎない立場にもかかわらず、だ。本来の姿でない権力体制が容易にまかり通ってしまった時期だった。歪んだ権力に勢いを得て増長した専門家は、控えめに言っても多かったと思う。
 司馬遼太郎は本書で、旧日本軍が振りかざした「統帥権」を考察している。軍参謀本部が本にした『統帥参考』に、次のような興味深い記述を見つけている。

冒頭の「統帥権」という章に、以下のように書かれている。……之ヲ以テ、統帥権ノ本質ハ力ニシテ、其作用ハ超法的ナリ。(原文は句読点および濁点なし。以下、同じ) 超法的とは、憲法以下のあらゆる法律とは無縁だ、ということなのである。(本書より)

 国のエリートが自らの存在を超法規的だと思う考えることほど危険なことはない。実際、参謀本部は戦争で日本という国を滅ぼしかけた。
 著者は、本書をあれこれ寄り道して書きながら、この危険な意識の由来が気になって仕方がないようで、ついに思い至ったのは、明治政府による近代化で廃れた惣の若衆文化だった。

ふとおもうことだが、昭和前期、内閣というオトナ制に対して参謀本部が統帥権というミコシをかついで若衆化して一大暴走を開始したのも、右の潜在文化と無縁ではないかもしれない。(中略)戦後は官公庁や会社というオトナ体制と労働組合の関係をそういう目で見ると、潜在文化がなお生きているという観察がなりたつように思えてならない。(本書より)

 こう記した著者が生きていたなら、労組などよりもまず今日の医療業界に昔日の統帥権を見たのではないだろうか。
 本書の読後、そう思った。

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紙の本

司馬先生の視点

2021/11/04 14:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

司馬遼太郎先生のまなざしを感じとれる作品。
読む度に「もっと長生きして日本の国を見ていて欲しかった!」と思ってしまう。
この国には先生に見ていただく価値があるか。
考えてしまう作品でもある。

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紙の本

日本人として

2016/06/26 14:53

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mintpapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

司馬先生の著書には、日本の風土、伝統、文化など日本人としての心構えのようなことを感じ取ります。

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紙の本

ルーツを考え直す

2016/02/28 17:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kinsuke - この投稿者のレビュー一覧を見る

今改めて読み直すと、今の日本がどんどん変化していっていることが逆に考えさせられる。50年後は、この国の形はどう変わっているのだろうか。

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電子書籍

達者なエッセイ

2023/06/11 16:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者司馬遼太郎は言うまでもなく大歴史小説家であるが、本当に得意だったのは本書のような「歴史エッセイ」ではなかったのか。とにかく豊富な語彙と、その語彙を自由に組み合わした豊かな語り口に圧倒される。話は色々と飛ぶが、基本は日露戦争以降の大日本帝国とその軍に対する批判に尽きる。

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紙の本

教科書の代わりになってもおかしくない1冊

2015/03/26 16:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る

『坂の上の雲』や『竜馬がゆく』を読んで、初めて歴史小説を面白いと思った。作者の司馬さんの考えるこの国のかたち。1つ1つは短いが多様なテーマで飽きさせず知らないことばかりで読み応えがある。教科書の代わりになってもおかしくない1冊。

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2004/11/20 03:05

投稿元:ブクログ

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2005/04/30 16:19

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2005/11/03 14:36

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2006/09/02 00:14

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2006/12/18 12:43

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2007/01/27 09:18

投稿元:ブクログ

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