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書き出し小説というものがある。
それはあらすじでもなく、短編という訳でもない。
物語が始まる最初のたった1文のことである。
たとえば、
「いつもいつも、割を食うのは俺なのだ」
「彼女が転校してしまってから何年過ぎたかをまた頭の中で計算してしまっている」
「母に会いに天国まで来たが母は居なかった」
たった1文であるが、情景が思い浮かびもしかしたらこんなお話になるのではないだろうかと読者を楽しませる。誤解を恐れず言うならば現代版和歌と言えるだろう。
そんな書き出し小説を集めた作品である。
想像が膨らむこと自体が好きな人におすすめ。
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書き出しだけを考えて、書き出しだけが載っている本。
でもだんだんと書き出しではなく一発ネタのようなものに変わっていく。それがまた面白い。
個人的に好きなのは、
「僕の天使はいつも瓦屋根を踏み抜いて落ちてくる。」
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書き出しのみの小説という新ジャンル。想像がかき立てられるだけに、続きが無いのが悔しい。「音楽性の違いで解散した三人は、同じ工場に就職した」とかすげぇ好み
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小説の書き出し(架空であり仮想)だけを416個も集めた、変わり種の名作集。
アメトーークの読書芸人の回でも取り上げられた話題本。
テーマなしの自由部門と、「傷」「父」「恥」「吉田」などテーマが決まった規定部門に分かれていて、タイトルになっている「挫折を経て、猫は丸くなった」というのは自由部門の一作品。
書き出しで「これ読んでみたい(読んでみよう)」という本の選び方をしたことがある人は、本好きの中には結構いるはずで、書き出しはとても大事。
この本にもそういう風に思った作品がたくさんあったけれど、小説が実在しないのがとても残念。笑
実際にある小説の名作書き出しを集めた本を作っても面白そうだと思った(私なら絶対買う)。
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某TV番組での紹介(2018年当時)を観て購入。
兎にも角にも表題の「挫折〜」の作が語感も余韻も秀逸過ぎる。あとは追いかけてきた店員と遭難するやつとか、続きやいきさつが気になる。
全部で416作収録されているのだが、クオリティは千差万別。言葉尻でちょろまかしてるだけに感じるものも少なくないのが惜しい。
読んでると言葉のトレーニングになるのは良いかも。
3刷
2021.1.7
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クスッと笑わせて頂きました!こちらの創作を意欲を刺激されるものも沢山ありました。吉田がテーマの書き出しも言葉にしにくい面白さがありました。面白いもの、興味深いもので溢れていました。読めてよかったです。
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創作の小説の書き出しだけを集めた作品集。笑えるもの、続きが気になるもの、共感を呼ぶもの、など、それぞれの書き出しに色々な楽しみがあっておもしろかった。
小説を一遍書ききるのは難しいが、一行目だけなら書ける。そのハードルの低さにまんまと創作意欲を刺激され、さっそく投稿した。
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「書き出し」のみのアンソロジー。続きを予感させる作品もあれば、その一文で完結している作品もある。特に、唐突に現れる商標や下ネタを交えた作品にはやられた。
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ひとことで言うととても好き!!!全部面白い、
まず発想がすごい。自分がもし小説を書くとしたらはじめの1文をどうするかなんて思いつきそうで思いつかない…。これを読んでるとくだらないけどときには考えさせられるので心のデトックスにちょうどいいです^^*
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こんな書き出しなら、間違いなく食いつく。
クスクス笑えるものもあれば、なるほどと納得するものまで、続きが気になる。
もはや、超ショートショート。
いかに、興味と妄想と感情を揺さぶるか。
書き出しが大事とは、よく言ったもんだ。
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寝る前にぽつぽつと読んでみた。発想が面白い。小説は書けないけど書き出しは書けるってのもとてと納得した。
この作品はどうやって続くと思う?って友だちとやりたいがために、買おうかなと思ってる(今回は図書館で借りたので)
みなさんすごい発想力だったけど、私が気に入ったのは以下。
・右折してきた車にぶつかる瞬間、頭の中で大きな指がCtrl +Zを押した。
・曖昧なまま始まり、形式上ははっきりと終わった。
・ガンジーが生涯でただ一人、殴った男の話をしよう。
・ショートケーキがたべたい。可愛くなれなかったら死にたい。
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書き出しのみのアンソロジー。続きの想像も自由でおもしろい。一文だけで笑ってしまうものもあり、吉田シリーズは最高でした。
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一瞬で読める、自由で楽しい416の物語。書かれているのは冒頭だけ。続きは読み手のイマジネーション次第。選りすぐりの新しい文学、ここに集う!(e-honより)
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短歌として読んでもおもしろい。
私小説、ファンタジー、児童文学、ミステリー、sf、、、物語の続きが読みたくなる!!
のに、ない、というジレンマ。笑
1日3行くらいずつ時間をかけて味わいたい。