紙の本
書き出しで読ませる
2016/07/07 20:45
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投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書き出しだけで、面白く読ませてくれる。そして「何があった」「どうなった」と読みながら突っ込む(声を出して)。特に、全国の吉田さんに対して、失礼だが面白い書き出し。この書き出しが面白ければ、続きも面白いに違いない。残念ながら、続きは読者の想像力が問われる。次の名作集出版に期待。
電子書籍
感覚で読めます
2019/11/29 14:14
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投稿者:しらさわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメトークの読書芸人で紹介されていて、本書を知りました。
発想の勝利ですよね。クスッと笑え、楽しめました。
こんな本もたまにはいいですね。
紙の本
頭が空っぽになる本
2017/08/24 22:20
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投稿者:ゆふみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何も考えずに読めます。
疲れた時や、夜寝る前に読むと良いかも。クスッと笑えます。
続きが猛烈に気になる文章もあります。でもその続きが存在しないというのがいいんです、むしろ。
紙の本
面白い!
2016/10/24 01:01
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投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初ちらっと眺め、川柳?かと思えば、思いっきり自由な字数
小説の書き出し部分だけで、一つの作品とみなしてたんですね
クスッと笑えるものがいっぱいで、他人に教えたくなりました
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ねこ好きの私は、表紙と作品名にまずはやられました。この本は、どこから読んでも何回読んでも楽しめる一冊です。
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小説の1行目、1文目ってなんやゾクゾクさせてくれるよね。たった1行で、主人公がどんなやつか、どういう状況にいるのか想像できるものもあれば、「どういうこっちゃ!」と先を読み進めたくなるものもある。
好きだったのを以下に。
「挫折を経て、猫は丸くなった。」
「音楽性の違いで解散した三人は、同じ工場に就職した。」
「迂闊だった。褒め上手を敵に回すとどうなるか、ちょっと考えれば分かったはずじゃないか。」
「五の倍数に対してすら素直になれない日もある。」
「全てを失ったが、残尿感はある。」
「ユニクロに行くためだけに着る、ユニクロではない服を用意している。」
「人が避けた席には、それなりの理由がある。」
「誰かと戦っている内は、自分と戦わなくていい。」
「彩度の低い部屋でグリーンピースが目立っている。」
「全員かかってこいよ。鍵を掛けたアカウントでつぶやいた。」
「そう、いつだって鮭フレークはこんなふうに余る。」
「二次会になって互いの薄毛に触れはじめた。」
「初めてのキャラメルフラペチーノに、利休の心は震えた。」
「揉みたいものがまだ、友の睾丸だった頃だ。」
「先週の飲み会を思い出しながら走り、自己ベストを更新した。」
「怒っている童貞で、暖をとった。」
最後のやつとかどういうことやねん。うちも書き出してみたくなったわ。
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小説の書き出しというお題で大喜利といった風情の投稿作品集。実在の小説の書き出しを集めたものかと思って買ったので肩透かしを食らったが面白かった。
中でも、「ロボットが人間に初めてついた嘘は『似合っていますよ』だった。」が色々想像できて好き。
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【弁当】私は梅干しが残したくぼみを愛してやまない。(たま)(p.102)
【弁当】星条旗弁当には五十個のウメボシが並んでいた。(大伴)(p.103)
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物語の先を想像するのがすごい楽しくて一冊の本を買っただけなのに、いくつもの物語を読めた気分。短編集とはまた違った感覚で、物語の長さも全て自分の頭の中だから、短いたった一行の書き出しに感動したり、恐怖を覚えたり、とにかく濃い一冊。
特に、何かものづくりする人なら、こんな想像きっと楽しいだろうなと思う
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ネットで投稿された「書き出し」だけの小説集。
…ということなのだけど、続きを想像させる書き出しとしての面白さよりは、ただの面白い一文であるものが多い印象。まあ、これはこれで面白いのだけど。
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一瞬で読めて、無限に広がる416の物語。「彼女の頰を、マウスカーソルで撫でた」「白ブリーフの落とし主は永遠に見つからない」「ヒーローたちの利害は複雑に絡み合っていた」「担任に好かれている吉田と、ただの吉田がいた」――提示されるのは冒頭だけ。続きは読み手のイマジネーション次第の自由な文学、「書き出し小説」。416本の異なるストーリーがあなたを魅了する!
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まん丸の目をしたネコがあまりにも可愛く、表紙買いでしたがとても面白かったです!
書き出し小説なんていうのがあるんですね。
本を読む上で、最初の一文というのはとても大事。
最初の"掴み"が良いと、一気にその世界に引き込まれる。
沢山の人が投稿してくれていますが、
プッと吹き出すような一文や、どこか物悲しい余韻のある一文など様々。
共通するのは、とにかくその一文によってイマジネーションを刺激されることですね!
『三班は静まり返った。転校生の黒江君の弁当箱に南京錠がかかっている。』
何故!?とツッコミ所満載(笑)
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図書館で借りた本。
小説の書き出しだけで妄想が膨らむような、冒頭を集めた本。たった数行でくすっと笑わせてくれるものや、意味不明なもの、よく考えて後からじんわりと来るものなど。これだけ一気に冒頭ばかり読むと、途中で訳が分からなくなってくる。テーマ別のものも面白かった。こんな発送、なかったなぁと、関心したり、自分にできない無力感が半端ない。
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デイリーポータルZで連載されている企画をまとめた本の2冊目で、今回もパワーワードというか、ワンフレーズの妙技が散りばめられて、大いに笑い、唸らせられた。別に笑いが必須ではない、というのも良い。
編者の言う通り、これらの作品は既に「書き出し」ではなく、一種の大喜利であり、超短編小説であり、自由律俳句のようなものなのだろう。それが逆説的に、ワンフレーズの文学という、新たな境地に達している……のかもしれない。
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小説の書き出しばかりを集めた作品。
実際にある小説の書き出しではなく、インターネット上で募集して、沢山のユーザーから生み出された「書き出し」が掲載されている。
後に続く物語がとてつもなく気になったり、短歌や詩のようなリズミカルで風流なものもあって、それだけで1つの作品として完結していたり、クスッと笑えたり、「これはやられた!」と思わぬネタに不意打ちを食らったり、短文の中に意外と奥の深いストーリーや人間関係が盛り込まれていたりして本当に面白い。やっぱり、日本人は情報をコンパクトにまとめて、限られた少ない文字数の中で壮大な物語を表現する天才だと思います。これは今も昔も変わらない。
特に気に入ったものはメモを取りながら、あっという間に読んでしまいました。
暇潰しに最適!