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(2015年2月1日 再読)
チャグムとシュガにぼろ泣きの私。
バルサとタンダに涙止まらない私。
こんなに泣いたっけ?
好きなキャラは勝手に自分で好みの俳優をキャスティングして読んだので、おもしろかった。
原作には絶対敵わないけど、ドラマも楽しみです。
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[ 内容 ]
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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タルシュ帝国のヒュウゴが少ししか登場しなかったのは残念だけどカッコイイな。バルサとタンダのその後は?
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2010.08.23読了
2010.08.24 2度目読了
一日で3部一気に読んでしまいました。
それぐらい、3部息をつかせない、スゴイ物語でした。
7冊続いた物語を、どちらの方面にも見事にまとめていたと思います。
誰もかも、手放しのハッピーエンドではないけれど、地に足を着けて生きる人間らしい、それでいて心がほっとする見事な結末でした。
タルシュ帝国もラストのヒュウゴによって、完全な悪役でなく、強国のリアルな姿が描かれていて、読み応えがあったと思います。
オスマン帝国のようだなぁとちらりと思いました。
いい物語に出会えて幸せでした◎
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物語はとても重く辛いのだが
心が洗われるような感動があとに残る素晴らしい最終巻。
チャグムはその経験からいっても
身分や風習からいっても、けして戦地に赴き
しかも戦闘を行うような立場の人間ではないにもかかわらず
顔を覆うこともせず、己の傷も厭わず斬り込んでいく。
厭わぬというのは正確ではない。
殺すことも、殺されることも、恐ろしくて仕方ないはず。
それでも、己の故郷を守る為に兵を率い、彼らを戦いに追いやり
自分だけが手を汚さずにいるような卑怯な真似はできないと考える。
その潔癖さと純粋さが、カンバルやロタの兵にも伝わる。
心身ともに傷を負ったチャグムを心から心配し、彼のテントを
離れられずにいる兵士たちの様には、胸が熱くなった。
四路街から来た一行とチャグムが会うシーンも非常に印象的。
また、やや久しぶりにバルサの用心棒稼業が見られたこともよかったし
アスラやチキサとの再会にもほっとした。
この大変なときにふたりを預からせて申し訳ない、
と思うバルサの心根はもちろん、
どんなときでも運命を共にする気がなければ預からない
とはっきりと言い切るマーサが相も変わらず恰好良い。
マーサや仲間たちと別れ、タンダを探しに向かうバルサの強さ
彼女にしかできないタンダの救出法。
チャグムと父との”決着”。
タルシュの先行き。
全てが激しくもゆるやかに、ついにここに結末を見る。
素晴らしい物語であったと思う。
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守り人シリーズの最終巻。
ここまでが辛くなる一方のような展開でしたが、事態は大きく動いて、大変ではあるけれども、解決へ向かいます。
感動的でした。
タルシュ帝国の皇帝はついに最期を迎え、もっとも信頼する宰相アイオルに後事を託す。ラウルとハザールのどちらが王になるか決めよと。
タルシュ帝国は支配した国を軍の先鋒にたてて、次の国を攻撃するという方法をとっていました。
それを知るチャグムは、北の国々で同盟を作って対抗しようとします。
同盟は不首尾に終わりそうな中、洪水は止めようもなく襲いかかろうとしていました。
異界ナユグの変化期の影響を受けていたのです。
大災害が起こることは、新ヨゴ皇国の伝統では、皇帝の治世に誤りがあることを示していました。
光扇京を離れることを潔しとしない皇帝。
星読博士のシュガは、皇帝を亡き者にすることを考え始めます。
死んだと思われていたチャグムが、ロタとカンバルの同盟を成立させ、兵を伴って帰国の途につきます。
苛酷な戦場で行方知れずとなったタンダを、バルサは探しに行き、死体の山の中から見つけ出しますが…
洪水の危機が迫る中、当代一の呪術師トロガイがその力を駆使して、一気に各地に知らせるのでした。
そしてタルシュ帝国では、世界の情勢を知るヒュウゴが投獄されていました。猛々しいラウル王子に詰問され、起きていることの意味を語ります。
そして、平和が…
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終わってしまった~。
でもハッピーエンドだったのが救いです。
読めなくなるのが寂しいけど、これからずっと幸せに過ごせるなら、それで我慢できるかも。
というくらいに、ほわわんとした気持ちになれました。
タンダ生きててよかった~。
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「守り人」シリーズ 第7作。
全7作10巻におよぶ物語の最終巻。
この壮大な物語、
いったいどのように幕を閉じるのだろうと
期待と不安で読んだ。
本当に素晴らしい巨編。
最終巻は、常に胸が熱くなった。
読後感も最高。
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出会えて、よかった。
心からそう思えるシリーズでした。
第三部では、父と(その生き方と)向き合うチャグムの姿に、ずっと心を揺さぶられていました。あんな風に、別れを告げるなんて、できないよ、普通。どこかで「分かってほしい」と甘い期待を抱いちゃうよね。親子だし。
「そなたが、なにを信じているかは、聞かぬ。」
この台詞、きっと、忘れない。
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残念な事に全10巻読み終わってしまった。ファンタジーだからと、期待してなかったのだけど、登場人物の魅力にグイグイ惹きつけられ、この世に存在しない話しなのに、震災や会社、自身の周囲の問題と重なり、大切な事は何かを考えさせられた。紹介してもらった友人に感謝‼
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で、1~3一気に読みました。
ほんと、物語として凄く凄くおもしろかった。
一緒に旅ができた気持ちです。
シリーズが長いとファンとしては嬉しいし、
どれも一つ一つ夢中になれました。
すごいですね、守り人。
読んでいる間はずっと、とても幸せな読書の時間でした。
また、ふっと読み返して旅をしに行きたいです。
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2011年6月6日読了
終わってしまった…orz
完結している長期シリーズを読むのは2回目くらいなので、達成感がすごい\(^o^)/ ちょっとした寂寥感も覚えつつ、けれどあの終わりでしっくりしたと思う。やはりチャグムは王の器なのだ。
バルサとチャグムのふたつの側面から物語が進んでいくような感じ。ただ、この時点でのバルサはほぼ国同士のアレコレから逸脱していて、成り行き上助けることになってもチャグムといた時のように何かをするということはしなかったな…と思う。トロガイに実情を伝えてからのバルサは、ただひたすらタンダを探す女性としての面が強いように感じた。タンダと再会し腕を斬り落とす際、きっと誰よりも辛かったのだと思う。それでも生きる可能性を選択したバルサは、やはり最後まで1作目の精霊の守り人のバルサなんだと思わされた。
一方、チャグムは父との再会・別離を経て、他国の信頼を勝ち得て帝への道をひた走っているように見えた。休んだら立ち止まってしまうかもしれないという恐れを抱いて。それをシュガが今まで通りしっかりと支えている、あの二人三脚っぷりが久しぶりですごくほっとした。やはり、シュガにはチャグムが必要で、チャグムにはシュガが必要なのだな…と思った。あと、ジンがあんなにもチャグムに情を移していたことに驚いた。きっと接するうちに、ジンもチャグムに王の器を見たのかもしれない。
流れが変わった戦況は一気に北の大陸の勝利をもぎとり、チャグムが即位する。彼が即位したら、きっと今までの因習は全て取り払われていくのではないかと思う。ナユグの春に抱かれた豊かな北の大地で、彼はきっと帝としてタルシュと戦っていくんだろうな。
その傍にはバルサたちはいないけど、以前とは違って、きっと会う機会も持てるのかもしれない。シュガもトロガイからもっと気楽に教えを請えるのかも…と思うと、最後にバルサとチャグムが再会しなかったことも頷けるような気がした。
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いよいよ完結編。チャグムの歩んできたのは泥の道、という表現に本当にそうだな~と思う展開の数々…。チャグムや彼の支持者にしてみれば、もどかしい気持ちだろう。彼らの今後もぜひ読みたいところだけど、シリーズとしてはここで終わり。いつかまた違う形でいいから話の中に彼らを登場させてほしい。
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チャグム君は無意識に議会制を求めた。聞く耳を持たない帝政は最悪の国家形態の1つだから。
でも農耕国家であるヨゴ国には難しい。
名君による専制、もしくは名君の下での寡頭制、立憲君主制というのは理想の国家の一形態だと思う。
ただ名君でも変わったり亡くなったりするからね。
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大人買いで3冊一気に買って一気に読みきりです。久しぶりのバルサとチャグムの物語ですが、タンダとトロガイ師の出番は少なめです。普通の人々には見えない異界ナユグとチャグムたちの住む世界との関係は、第1巻では個人に影響を及ぼすナユグとして展開していました。スケールの拡大された最終三部作では、世界全体とナユグの関係に広がっているため数人のヒーローでは解決できないためでしょうか。最終三部作は、政治と戦争と個人の物語となっているので、不思議好きには少々物足りない感もあります。