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チャグムとバルサの旅が終わった。
『精霊の守り人』で劇的な出会いと別れ、そして再会の旅も動乱に乗じたものではあれ、二人の絆や信頼はより深まったように感じた。
他の巻では、それぞれの旅、『天と地の守り人』では再会と別れの旅を描ききった守り人シリーズ。
最後に、二人はまた新たなる人生を歩み始める。やっと終わったけど、また読み返してみたい。
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軽装版発売時に買い始め、3巻までは発売時に読むも
残りは全部揃ってからと積ん読。
先月、1巻からあらためて読み始め、合間合間に浮気をしつつ
1ヶ月ちょっとで読了。
とうとう終わってしまった…
バルサの話もチャグムの話もそれぞれ面白かったけれど
2人が再会を果たした時が一番嬉しかったかな。
今巻を開く時にはこれで最後かと感無量。
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息子を見おろした帝の顔に、最初に浮かんだのは、驚きと、嫌悪の表情だった。
チャグムは、ゆっくりとひざまずいたが、頭をさげることなく、父を見あげていった。
「ただいま帰還いたしました。」
みじかく、そういった息子を見つめ、帝は、眉をひそめた。
「よくもどった。……しかし、その姿はいったい何事だ。それが、父の前にひかえる姿か。」
チャグムは立ちあがり、しずかな声でいった。
「無礼とはぞんじましたが、一刻をあらそう危急の折にて、ご容赦を。」
帝は、ひややかな声で答えた。
「きかに危急とて、血をあらいおとすくらいの時はあったであろう。清浄なるわが宮に、そのような穢れをもちこむとは……。」
それを聞いた瞬間、チャグムの目に、にぶい光が浮かんだ。
(本文p.222)
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天と地の守り人 最終巻
ちょっと悲しい場面もあるけれど、最後は・・・
バルサの行く末(?)が分かってとにかくホッとしましたよ
でも・・・バルサさんのその後がやっぱり読んでみたいです(^^;
とにかく、とっても満足!
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最終巻。バルサとチャグムはそれぞれの戦場へ旅立つ。
父と退治するチャグムの姿は、この旅の成長の集大成とも言える姿。そしてバルサは戦場のタンダのもとへ…。
バルサ、チャグム、それにタンダ。悩み、迷い、傷つきながらも、それぞれの未来を確かに手にした姿でした。
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何というか、面白かったんだけど、ちょっと詰め込み過ぎかなぁ、という気がしました
最後まで買いましたけど、残念ながら手放す予定です
まぁ、引っ越し予定しているので、荷物減らしたいと言うのも有りますが…
どうしても手放せない、という程では無かったデス
あくまでも守り人はバルサが主人公という割には、後半は出番殆どなかったですしねぇ
ずっとタンダの看病をしていたというのも有りますし、バルサは所詮用心棒という事で、国と国との厄介事に巻き込まれる要素が無いと言うのも有るわけですが、そこが少し残念です
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長い、長いチャグムとバルサの旅が終わった。これを読みはじめたのは5年前だったけど。飽きることなく読めた?本当に面白い作品だった。
児童書とは思えないほどの迫力があったなぁ????タンダの姿を見たときはどうなるかと思ったけれど、最後は本当よかった。
バルサの飾り気のないタンダへの愛情。
決して愛してるとは言わないけれど、その言葉よりも深い愛で二人は結ばれている。それがタンダをようやく捜し当てたバルサのたった一言が物語っていると思う。「この草兵のつれあいです」たった一言だけどタンダに対する愛情が伝わった??
そしてチャグムも精霊の守り人の時には考えられない程立派な青年になっていたいくたびの苦難を乗り越えた彼だから国を統治することが出来たのだろうと感じた。
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面白いファンタジー小説は何?と聞かれたら、私は迷わずこの守り人シリーズと答えるでしょう。
世に数ある「傑作と呼ばれながらも未完結な作品」と比べ、守り人シリーズは最高の形で完結したという点においても、読者に忠実だったと思えます。
ここからネタバレ含みます…。
タンダは、タンダはどうなるんだーーー!!??
っていうのが一番気になってしょうがなかったのですが、彼が腕をバルサに切り落とされるシーンで納得しました。
負け戦で大勢の草兵が死ぬとさんざん作中で語られているのに、タンダだけ無傷で生き残ったとしたら戦争の悲惨さが全く伝わってこないし、逆に死んでしまったら、一体バルサは誰に癒やされればいいの…という救いが無い話になっていたと思います。
10年間描いてきたキャラの腕を切り落とすのは、作者の上橋さんにとっても辛いことだったのではないでしょうか。
しかし、戦争の悲惨さを表すと同時に、バルサとタンダの強い絆を示すには、一番良い方法だったと思います。
コチャは、とっても残念でしたが…本当に残念でしたが、戦争は奇麗事ではないですもんね。でも、生きていてほしかった。
そしてチャグムと帝の愛憎の行方です。
二巻を読み終わった時点では、チャグムが「親殺し」に手を染めるしか民を救う道は無いように見えました。しかし、なんと、あのような結末を用意するなんて。
私はずっと帝には腹立たしい思いしか抱かなかったのに、読み進めるうちに、彼の清らかさと神々しさが感じられるようになりました。
互いに天と地の別々の道を行くことになった二人。 帝は神であり続け、チャグムは子であり続けた…という気がします。
これ以上に良い結末は、私には思い浮かびません。
守り人シリーズ完結と言えど、上橋さんはまたお話の種が降りてきたら、書き続けて下さるようですね。
またこの魅力的な世界を覗いてみたいです。
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読み終わってしまいました。バルサとチャグムとその他たくさんのこの世界の住人から、パワーをもらいました。ありがとうございます。
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良かった! とにかく良かった!! 全巻読み通してみて、あまりにも陳腐な感想だけど、今は良かった!という以上の言葉が見つかりません・・・・ ^^; この作品を読んでいる間の没頭の仕方と言い、世界観に対する共感と言い、KiKi のこれまでの読書の No.1 だった「指環物語」とあっさり肩を並べてくれちゃいました。
3巻という膨大な物語の感想をこんなチャチなブログの1日の記録に書けるものではありません。 でもチャグムの成長も、バルサとタンダの結末も(ちょっぴり胸が痛いこともあるけれど)、トロガイの活躍も、シュガの立ち回りも全てが彼ららしい生き方で「うんうん、そうだよね。 ○○は絶対こうでなくちゃ!」と頷ける、ものすごい大河ドラマでした。
(全文はブログにて)
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図書館。
第2部第3部と続けて読みました。
面白かった!それぞれ国を考えている人が王座につくことができて
良かったのではないかと。ヒュウゴかっこいいな。
いつのまにふたりくっついていたんだろう?とか思いつつ、
なんていうか自分も何か成し遂げた気がする、そんな読了感。
番外編も読むぜ!
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シリーズ最終巻、とうとう読了。
まさに感無量。
全巻通して大好きでした。
それだけに読み終えてしまって寂しい。
素敵な物語と出合えることって、この上なく幸せです。
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(2015年2月1日 再読)
チャグムとシュガにぼろ泣きの私。
バルサとタンダに涙止まらない私。
こんなに泣いたっけ?
好きなキャラは勝手に自分で好みの俳優をキャスティングして読んだので、おもしろかった。
原作には絶対敵わないけど、ドラマも楽しみです。
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[ 参考となる書評 ]
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タルシュ帝国のヒュウゴが少ししか登場しなかったのは残念だけどカッコイイな。バルサとタンダのその後は?