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物語全体の人間の解説。当時の状況などの説明が中心で、これから話が大きく動くのかな?というところで終わってしまう。
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もっとかたい話かと思いきや。
淡輪紀州弁めっちゃ出てくるやん(笑)読みやすい(笑)
間が抜けてるけど憎めない、とっても女の子な景姫の今後が楽しみ!
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初めての和田竜作品。
人におすすめ頂いた作品。
一時期、本屋で大量に平積みされていて印象的だった作品です。
和田竜さんと言えば、「のぼうの城」でこれまた話題になっていた方ですが、今まで手に取っておらず。良い機会でありました。
戦国時代の、村上海賊の話。
お恥ずかしながら、全く存在を知らなかった人たちなので、新鮮な気持ちで読んで行きます。
主人公の娘が出てくるまでが、結構乗れずに大変だったのですが、村上海賊の娘、景が出てきてからは速度が上がりました。
出版があまりにも新しい本だからか、現代の解説が入ると、その空気感が新しすぎて、物語から現実にひゅっと戻っちゃう自分を感じてしまって大変です。
慣れ、が必要なのでしょうかね。
泉州に渡る景のように、この時代に行きたい!と思った琴姫似女子がいるんだろうなー、なんてことも思ったり。
4巻までで終わりなのかな。そしてこれ発売直後なのね。そうかそうか。
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私の住んでいる所は、かつての平家の水島合戦の古戦場跡の近くだ。ちょっと車を飛ばしただけで記念碑にたどり着く。つまり、ここは中世は海にすこぶる近かった。
わが家から歩いて少し行った所に「この家はむかし海賊をやっていたんだよ。○○大将軍と言っていたんだ」といういわく付きの御屋敷がある。真偽のほどはわからない。そういう「伝説」がまだ成立するような土地が瀬戸内海の周りにまだいくらかありそうだということと、海賊の子孫は未だに地域の大物として残っていることを地域が認めているということと、子ども心に「怖いところ」しかし「尊敬すべきところ」という風に大人に植え付けられたことだけを、ここで指摘しておきたい。
瀬戸内に住む者にとって、「海賊」は特別なのだ。
その最後の輝きの物語なのではないかと、一巻目を読んで思った。一巻目はまだ人物紹介と、物語の発端説明の域を出ない。 次巻を続けて読むことにした。
2016年7月読了
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冒頭から景姫が登場するまで、当時の背景等を説明するためにあの長さが必要だったのかもしれないけど、長かったー。でも、姫様が登場してからは一気でした。醜女だなんて失礼な、景姫は現代に生まれていたらモデル体型の美女です(泉州の海賊は見る目があるね)。少し単細胞だけど、豪快な肉食系女子な姫様から目が離せませんので、このまま二巻へ突入します。
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地元広島の話で大変興味深く読みました。
でも私的には「のぼうの城」の方が面白かった。
また、宗教というものの力強さと同時にこわさを知らされた。
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本作を綴った和田竜は、『のぼうの城』で知られる。『のぼうの城』は、「新人作家による映画脚本」として評価されたが、映画制作に向けた宣伝のために「小説を売り出すか?」ということになり、和田竜が自ら小説化を手掛けた。そして小説も、後に登場した映画もヒットしたことは周知のことである。
こういう作者の背景の故も在るのかもしれないが、『村上海賊の娘』も「画が思い浮かぶような」景色や人々の動きの描写が鮮やかで、合戦に身を投じる各作中人物達も、身振りや科白を吐く声音が聞こえて来そうな程に活き活きと描かれている…
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まだ1巻までしか読んでませんが、面白かった。
景の人柄が単純でわかりやすくて好きだし、個性的な人がいっぱいで楽しい。
物語は2巻からが盛り上がって行くところだろうと思います。
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文庫本になるのを待って購入。村上海賊は他の歴史小説でもちょこっと出てきたりしますが、村上海賊そのものを取り上げた小説は初めてだと思います。随所に歴史的な裏付となる資料について説明があり、著者が十分な調査をした上で、この小説を書き始めたのが分かります。けどそこは和田竜、退屈な小説ではない。破天荒な村上海賊の娘、景をして痛快、歴史、エンターテイメントの始まりを予感させます。
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文庫化を楽しみに待っていた作品だ。
予想を裏切る事の無い内容だ。
ワクワクさせる展開、ユーモラスな語り口、歴史史実に裏座さえされたフレームワーク、面白い。
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焦点の当て方がニッチである,史実の隙間を埋める想像世界が魅力的である,そして魅惑的に登場人物達が動く(これは景を主人公にしたことに依るだろう),という点で面白くない訳がない.その時代や人,そして場所によって価値観はがらりと変わる.普遍的なものではないことがよく判る.
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時は戦国。乱世にその名を轟かせた村上海賊の姫が合戦前夜の難波へ向かう時、木津川合戦の物語の幕が開く。
戦国時代を海賊を主人公に据えて描き出すところに新鮮な面白さを感じました。
その主人公が破天荒な姫というのも今までにないキャラクターでこの後どんな活躍をしてれるのか楽しみになってきました。
まだまだ物語の序盤という感じでこの後様々な人物がかかわりあいながら物語を盛り上げていく感じがし、次巻も楽しみです。
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戦国時代、大阪本願寺を攻める織田家と本願寺側につく毛利家の話が舞台。毛利家は織田と戦うためには瀬戸内海を制する村上海賊の助けが必要不可欠であり、そこに主人公の村上さん海賊のムスメが登場する。のぼうの城、小太郎の左腕と見てきたが、相変わらず和田竜は面白い!登場人物のキャラが非常にたっていて、ストーリー展開が早く、躍動感がある。読んでて飽きない作品。解説の入れ方も固苦しくなく、量も適度で読んでて飽きないし、勉強になる。一巻は序章という感じで、今後の展開の基板が出来た感じ。次巻以降に期待。
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マスメディアで定番の武将ではない海賊の歴史小説。
私の地元でもある泉州弁のやりとり、ユニークな家族・兄弟関係、目まぐるしく変わる戦場シーン、瀬戸内海から大阪湾までの文化圏、漫画「北斗の拳」みたいなかけ引き、など読む人を選ばないストーリー展開にあっという間に読めた。
私自身は、前半から充実し過ぎた戦場シーンで、題名にも関わら海戦はなくこれだけで終了するのか?と不安にさせる。そこからが見せどころに驚きました。
最後のあとがきで、主人公達を生き生きに描いていながら、史料に基づいている事を知り、最後まで驚きであった。
旧地名を丁寧に、現代の地名に解説してくれるのは、地理が脆弱な私には、ありがたかった。
当面、大衆歴史小説家は、和田竜で間違いない。
作者にお願いしたいのは、しょうもない映画化だけは、やめてくれ。
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話が始まったばかりで、ひととおりの人物が登場し、本格的な動きを見せる前に、一巻は終了。しかし、読んでいる内に次はどうなるのかとワクワクさせられ、非常に続きが気になります。