紙の本
棋士の世界
2022/02/05 18:14
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋の棋士の世界が、トップ棋士の軌跡を通して見せてくれていて、よかったです。ライバルの羽生善治さんとの勝負など、興味深かったです。
電子書籍
将棋の世界を垣間見た
2015/03/24 23:58
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投稿者:ボルペン - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞などで目にする名人や竜王など、そのタイトル戦の内容が説明されていて興味深かったです。ご本人の思考過程を軸にしていろいろなタイトル戦の特徴が書かれていて、ほぉー!っと思うことがたくさんありました。もうすぐ名人戦が始まる時期ですが、タイトル戦挑戦者の戦いぶりの報道もその内容がすごくよく分かりました。森内さん自身の思考過程の正直なところが丁寧に書かれていて、より一層将棋と森内さんの動向に興味が出てきました。
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非常に面白かった。筆者の森内俊之名人は口数が少なく、一般書にて考えを知ることができるのはとても良かった。
渡辺二冠の著書からみても、こちらから見ても羽生善治三冠は特別なものであることが理解できた。
同じ土俵に立つ人間が評価するものは、外野からの凄みとはまた別の言いようのない高揚感を持った評価になる。
面白かった。
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現在の将棋界の頂点に立つ森内竜王・名人がこれまでの歩みをふり返っている。同世代に羽生という大スターが存在していたことで、自分の才能やポジションを自覚し、それに応じた努力をしてきたことを述べている。勝負に対する考え方は参考になる部分がある。
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20140302 勝つためにどうするか、自分の性格や経験からわかりやすく説明されている。色々な面で参考になると思う。
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棋士本は面白いよね。森内名人のメンタリティは天才を仰ぎ見るだけの凡百と不屈の才人との差を証明する重要な要素だ。
経済学者の小島先生が書いてた「森内は数学者、ハブは物理学者」っていう喩は秀逸の極みだが、その観点で両者の将棋観を比較するのも面白い。
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森内俊之竜王・名人の棋書以外の本。
森内さんは自己を語らない人であるが、自戦記に少しずつ出てきた内容がこの本ではしっかり語られていると思う。
覆す力とは、他人と競うのではなく、昨日の自分を覆して、成長していくことである。
森内さんが「ジャパンナレッジ」を使っていると書いてあった。棋士も将棋以外の情報を使いこなす時代になっているのが分かった。
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いろいろと自分と共通点があって面白かった。森内さんを知る人には非常に楽しめると思う。千駄ヶ谷から横浜まで走ったというエピソードに笑った。
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プロ棋士が書いた本はこれまで何冊も読み、それぞれに教えられる点があったが、森内さんのこの「覆す力」は本当に掛け値なしに面白い!森内さんのまじめで、まっすぐで、それでいてひょうひょうとしておちゃめなキャラクターが存分に現れていて、将棋を指すことはなくてもプロ棋士のキャラだけで将棋を見ている筆者のようなタイプにも全く抵抗なく飛ばす箇所もなく読むことができた。森内さんの将棋への向き合い方、考え方には将棋とは異なる仕事にも通じる普遍性、強さがある。電王戦などで最近の将棋(人間対コンピュータなど)に関心がある人には必見の書。
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羽生さんとの関わり方が中心になってくるか。終生のライバルというより、良い棋譜が残せる仲間、らしい。等身大の言葉で語っている感じが好感を持てる。天才型の棋士ではないと自らいい、将棋における得手、不得手の考え方はおもしろかった。必ずしも順風とは言えない将棋人生は名人の森内さんしか知らない身としては意外なところばかり。
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今の時代の棋士の方はどの人も、羽生さんを意識の外には置けないんだな、ということが改めて感じられました。
それにしても森内さん、対局に敗れた後、横浜の自宅まで30km近くを走って帰ったというエピソードには驚きました・・すごい体力・・。
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正直いってあまり一般受けしないような内容に感じました。将棋のことにある程度興味がある方でないと楽しめないかも。結局のところ、自分の特性を知り、地道に積み重ねていく、ということでしょうか。
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挑戦者として自分らしく戦い、できるだけのことはやろう。
偶然にそうなることはない。
人を見て焦ることはない。ここでの苦労はいずれ報われる。
悪い時期が続くということは、そのあとにいい時期が来るということ。
好調期も不調期も常にチャレンジを心がけ、進化する気持ちを忘れない。
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本書は森内俊之名人の自伝であるが
タイトル通りいかに劣勢だったりライバルに巻き返すかを主眼にして
あくまでも森内と羽生のライバル関係を中心に描いている
つまり羽生という先行者がいてそれをどうやって追いついたり、巻き返すかであるが
本書はとにかく羽生愛があふれ出て羽生という存在がいなかったら森内はいったいどうなってたのだろうかと思うぐらい
羽生という存在の偉大さが余計にわかる
森内の将棋哲学は一端が描かれていて
勝つためにはどうすればいいのか
人間だから一度のミスは仕方ないし取り返れるののであるが、そこで二度目のミスは絶対に避けるのである。
二度目のミスは取り返しが利かない。逆に言うと二度目のミスをしない限り結果が付いてくる可能性が高い。
そうやって勝っていけるのである。
また結構というかかなり合理的な考えをもって将棋を指しているところも意外で森内が強い理由もなんとなくわかる
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非常に面白く読めました。
森内と羽生は同じ年。90年代中頃には7冠までなった羽生を目指し、いかにモチベーションを上げ、永世名人になったのか、その理由がわかる気がする。
特に、佐伯先生、吉田先生に敗れた際のエピソード。非常に印象的でした。
また、カレーライスを二日目の昼食で食べる理由、島研でのエピソードなども、またしかり。
自分も、来年の大会まで、もう少し精進しなければ。