紙の本
日本のサラリーマンが自分へのメッセージとおもえる内容
2011/07/05 12:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて働き手に求められていた 「指示に従う」,「出勤時間に遅れない」,「勤勉に働く」 ことにかわって,これからもとめられるのは 「目立った存在になる」,「利他心をもつ」,「創造的になる」,「判断したことに責任をもつ」,「人やアイデアを結びつける」 ことだという. 原書はアメリカで出版されたのだろうが,これだけみても日本のサラリーマンへのメッセージだとよめる. 経営者や起業家に向けた本は多数あるが,この本のように一般のサラリーマンへの熱いメッセージ,とくに日本のサラリーマンが自分にむけられていると感じられるものはすくないようにおもえる.
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■マインド
1.誰のためかを想定することはとても大切。1つは、相手を知る事で表現の方向性が明確になり、改善のためのフィードバックが得やすくなる事。もうひとつの理由は「切り捨てても構わないのはどこか」がはっきりするからです。
2.人間は本当にやるべき行動ではなく、刹那的に気持ちのいい行動を選んでしまう事があります。
3.まわりの型にはまらずに「D評価をもらう」ことを目指してみる。
4.多くの仕事で「他の人にはない個性を発揮できる人」「替えの利かない人」がより重要視されていく。
5.社会が必要としているのは、全体をまとめ変化を起こせる人たちです。(ユニークな発想が出来る人、問題意識を持てる人、会社を引っ張ていく人、積極的に人とのつながりを創っていく人、逆風を恐れず必要な指摘をして、変化をもたらしていける人)
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新しい働き方をするには、古い考えを脱ぎ捨てて、新しい考え方を身につける必要がある。一般的な自己啓発書に書かれていることとそれほど差異はないが、「古い考えを捨てる」ことに苦慮している自分には役立った
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フェイスブックを始めとしてソーシャルメディアの取り扱いが世間を賑わせていますが、この本はそうしたソーシャルメディアを駆使しての新しい価値観に基づく新しい働きが凄くわかりやすい記述でかかれています。今や、バソコンが使えるかどうかを超えてソーシャルメディアを駆使できるか否かにかかっています。現代社会人の必読の書の一つです。
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題名と、神田昌典氏の監訳ということで、期待しすぎてしまったせいか、『フリーエージェント時代の到来』を読んだ時のような目新しさや感動はなかった。
ただ、間違いなく、新しい働き方は増えてくると思うので、自分をそれに適応させると共に、周りの動きに注意してビジネスをしていきたい。
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これからは「アーティスト」の時代、他者にプラスの影響を与えていく人や、人間的成果をもたらしていく人は、誰もがアーティストです。変革の時代をどう生き抜いていくか、示唆に富んだ書籍だと思います。「利他心」が重要であるとの記述が印象的です。
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なかなか良かった。
感銘を受けた言葉
・「誰もがアーティストになれ」。アーティストとは、豊かな発想を持ち、既存の枠にとらわれず、自由に、新しい価値を生み出していける人。
・私たちが勝負するべきなのは、必死に働いたかどうかではなく、どんな価値を生み出して、人に伝えられたか。
・何かを与えられる人だけが生き残れる。
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ダニエルピンクさんの「ハイ・コンセプト」でも、「MBAよりMFA(Master of Fine Art)」なんてことを言ってたけど、核となる主張はよく似ていると思う。余人を以て代えがたい人にならねばね。
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背中を押してはくれるけど、どこにいけばいいかまでは教えてくれない(自分で探すしかない)本。そういう意味ではリアル。アーティスト志向で生きて行くのが現状では金銭的に恵まれる保証もない。だけど、時代の方向はこっちに向かってるって本。
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「なぜ成長したいのか」という問いに、「人に何かを与えるため」だということを思い出させてくれた本。じゃあ何をすればいいかという答えは本の中では提供されておらず、考え方を変えるための事始め的な役割が大きい。
○どれだけ価値ある能力を発揮できるか?
=>どれだけ必死に働いたかではなく、どんな価値を生み出し、どんだけ人に伝えられたか
○爬虫類脳を、克服しろ!
=>何かをしようとしたときに抵抗感や恐怖、疑念がわいてきたら、やる価値があるもの
○感情的になって相手の態度を改めさせようとしたら、自分の負け
○人を指導するときに大事なのは「教える」ではなく、自分の「心構え」をその人に伝え、自分と同じ「自信」をもてるようにすること。
=Check項目=
- やるべき仕事を自分で見つけることが出来ているか?
- 情熱を持っている人が対象を見いだす
- 創作物は、形になり人に届いた時点で価値が生じる
- 毎日心静かにする時間を持つことで、自分の心の声に耳を傾けられる
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世界と時代の変化をきちんと捉えてまとめてくれている本。
アメリカの事情と日本の事情とに違いのないことにはむしろ驚き。
仕事に疑問を生じてさまよっている20代にはぜひ読んでおいて欲しい一冊。
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自分の仕事に変化を起こしたい人、閉塞感を脱したい人、自分の潜在能力を思いきり開花させたい人、組織や社会にもっと貢献したいと切望している人、にとってこの本はきっと背中を力強く押してくれると思います。
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MBAの資格を持ち、多くの企業の業績を改善してきた経営コンサルタントでもある神田氏が、このような本を書いた(この本は監訳です)ので私には衝撃的でした。
私は社会人になった平成元年から会社で言われて続けてきましたが、「激動の時代」が続いているようです。初めは掛け声だけでしたが、多くの考え方やシステムが導入されるにつれて、徐々に堀が埋まってきた感じがしています。
私はいまだに、アメリカは日本より10年以上は先に行っている国だと思っていますが、本書で紹介されているように、未来には当たり前になっているような働き方(アーティストになる、利他的な態度)が、アメリカでは生まれつつあり、日本にも10年以内に普及していることでしょう。
与えることで、与えた者と受け取った者の間には絆がうまれる、という考え方(p178)は心に留めておきたいです。変化が5年で来てしまうのか、15年になってしまうのかは、私の会社生活の余命を考えると微妙なところですが、加速している世の中なので数年後には来るという覚悟でいるのが良いのでしょう。
以下は気になったポイントです。
・成功者になるとは、仕事に対する考え方を変えていくこと(p20)
・今、社会が必要としているのは「この人がいないと、何事もはじまらない」という絶対不可欠な人々である、全体をまとめ、変化を起こせる人(ユニークな発想、問題意識を持てる、人とのつながりを作る等)である(p26)
・アーティストとは、豊かな発想を持ち、既存の枠にとらわれず、自由に新しい価値を生み出していける人、で組織の要になる人(p30)
・現在は、インターネットを使って、無産階級の人たちも生産手段を持つ(組織を作る)ことが可能になった(p34)
・才能を発揮した変化を起こし、生産性を高めていけば需要は拡大していくという考え方にたつと、利他的な態度(自分だけでなく他人にも得になる)こそがベストな戦略(p44)
・人生で本当に大切にすべき2つの技術とは、1)考える価値がありそうな問題を解決、2)先頭にたって人を引っ張っていく、である(p68)
・大きな価値を持っているのは、知識にもとづいて優れた判断ができる人(p77)
・情熱をもっている人が対象を見出すのであり、情熱や熱意は対象がないと存在しないのではない、情熱を持つことが重要(p113)
・誰のためを想定するのはとても大事、その理由は、1)表現の方向性が明確になり、改善のためのフィードバックが得られる、2)切り捨てても構わない部分が明確になる、である(p115)
・どんな職種を選ぶかではなく、「どのように仕事をするか」である(p118)
・社会で成功している人たちが成功を手にした理由は、「失敗をマイナスにとらえていないこと」(p137)
・与える文化が繁栄につながる理由は、1)デジタル機器により多くの人々に文化を届けるコストが減少、2)与えることでパワーが生まれると理解できない限り「かなめの人」になれない、3)与えることで心理的抵抗がなくなり、最高の仕事ができる(p164)
・好きなことをやるだけでなく、「やっていることを好きになる」ことも大切、好きなことで稼ぐのは難しいことだが、お金のためにやる仕事を注意深く選んで、あとからその仕事を好きになる方法もある(p233)
2011/8/14作成
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久しぶりに感銘を受けました!!この本いいですね!!
30代になろうとしているのにフラフラしている自分には響く作品。
※現在、大きな価値をもっているのは、知識にもとづいて優れた判断ができる人です。
※どんな価値を生み出して、どれだけ人に伝えられたか
うーむ。これからの働き方かあ。 まだ30年ちょいと働くわけですが、時代ももちろん変わります。 時代に適応しないと取り残されるので、たまにはこういう本読んで刺激を受けるのもいいですね。
後は、読んで「ふーん」じゃなくてアクションを起すだけだ!!
そのアクションが難しいのですけどね~。
いずれにせよ読んだ価値ありまくりの本作でした!!
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今求められる人材は「アーティスト」、豊かな発想をもち、既存の枠にとらわれず、自由に、新しい価値を生み出していける人。