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あたらしい。 世界は広くて狭いのだ。
いろんな発見もできて楽しいけど、広がりすぎるとちょっと、とも思う。
ネット世界を絵で書いた章は、ハッとした。
うまいよな…。時代ごとにタッチがなじんでいるって、すごいな。
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初めて「くらもち ふさこ 作品」を読んだ。
絵にクセがあって、なんだか昔っぽいのかな?なんて思ったけど、とんだ間違いだった!!
話が練られていて構成がすばらしい!話もどれも面白い!
登場人物は、いろんなタイプの人が描けていて、美人も普通も描けている。きれいな男子が描けるのがスゴイ。
オムニバスでどこかでみんなつながっている。これってマンガだけのことじゃなくて、現実でもいえることなのかもしれない。気付かないだけで、みんなどこかで関連しているのかもしれない・・・って思うくらい素敵なマンガ。
早く続きが読みたい。
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す……っごく素敵な漫画!
と・に・か・く・第一話を読めばいいです。
すれ違う人達のつながりとか、
時間を超えて届く思いとか大好き大好物。
焦点のあてかたもすごいなぁ…
こんなこと考えるの私だけかもってことは、
大抵みんな考えているのだよ、ね
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くらもちふさこ特有の色々なところで最後繋がって行く、近所で繰り広げられるかわいらしい作品。
BBSが絵になっているのもおもしろい。
なんてことない日常が、とんでもなくドラマチックに描かれています。
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ハッとするような大きな展開はないものの、ゆるい映画を見ているような感じが好き。
そしてくらもちさんの描く男の子はカッコいいなぁと思うのです。
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第一話にやられて買ってしまった、初のくらもちふさこ作品。
とある駅を中心にそこから5分のエリアで起きるさまざまなことを主人公の視点を変えて綴る物語。
ちょっと気になるキャラクターがいると、そっちの話はどうなってるの!?
っていうのはありますが、楽しく読めました。
緩やかでちょっと優しいセカイです。
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ある方のブログで評価が高かったので買ってみました。
絵はそんなに好みではないんですが、独特な感じがします。
スケールは大きくないものの、各エピソード間のつながり、緻密に全体の構成がなされていますね。読んでて、全然つながりがないようなものが、ここでつながるのか、と感嘆しました。
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1~3まとめて借りた。
オムニバスっていうんだっけ?同じ街で、視点が関係はあるけどおなじひとじゃなく別の人に移って行ったり戻ったり。
独特の雰囲気をもつ漫画。
思ってたよりおもしろかった。
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「月のパルス」は全く合わなかったけど、こっちは面白い。花染町をめぐるオムニバス的マンガ?。あっちの話の人物やシーンが水面下で別の話に繋がって、別の意味を持っていたり...。完結していないので、読み続けたい。
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駒込~巣鴨の見慣れた風景がたくさん登場します。
作者のくらもちふさこ先生は駒込小・中学校出身です。
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様々な登場人物が交差しているところが、今までにありそうでなかった世界観。(個人的に)
そういう「実はあそこで繋がっていた」というちょっとしたトリック(?)のような感覚が好きなので読んですぐハマりました。
本誌でたまたま読んだのがきっかけ。
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くらもちふさこを久しぶりに読んだ。凄いねこの人。何もかもが独創的。
駅から5分当たりにすんでいる人たちのオムニバス。
コマ割りやトーンの使い方が天才的だし、いろんなシーンで大人しいであろう人々の心の様子が繊細に描かれている。
ネットが出てくるなんて、新鮮。
続きもののようには思えなかったので、今後の展開に期待
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モダニズムを代表する小説家ジェームズ・ジョイスが『ダブリナーズ』を書いて以来,特定の場所から切りはなせない作家たちの系列がいまもなお続いています。ジョイスの方法をもっとも真剣に継承,発展した作家は,ウィリアム・フォークナーであり,彼を経由して日本では大江健三郎が愛媛県の山村を描き,中上健次が熊野の路地を描きました。特定の場所を描くという方法は,今日もはやありふれているので,ジョイスが短編集の表題に Dubliners という造語を用いた理由がほとんど忘れられているようにぼくには思われます。英文学の教科書を覗けば分かるとおり,Dubliners とはダブリン市民という意味ではありません。ジョイスにとって問題だったのは,ロンドンにとってロンドナーにあたる,ベルリンにとってベルリナーにあたる,ダブリンにとっての語が,当時の英語になかったことでした。つまり彼は,英語圏の人々の意識に存在しなかった人間集団に Dubliners という名を与えることによって,それまで名を持たなかった者たちを読者の意識に存在させたわけです。ハイデッガーはどこかで,sein(英語の be)は他動詞だと述べています。フォークナーは,あらかじめ架空の町を舞台にすることによって,一から十までを自分の手で存在させました。
そういうわけですから,ジョイスの方法を継ぐ者たちにとって肝心なことは,特定の場所にこだわることよりむしろ,名を持たない人々や場所を存在させることだろうとぼくは思っています。橋本治は,大塚三丁目を舞台にしてポストモダンのメタ小説『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』を書いたとき,はっきりとそのことを意識していました。音楽でも,忌野清志郎にとっての国立,大江千里にとっての神戸,とんねるずにとっての成増など,そういった例はたくさんあります。
くらもちふさこ先生の『駅から5分』は,明らかにジョイスの系譜上にある作品です。くらもち先生の言う「駅」は,全国のどこにでもある駅を指しているのでなく,東京の山手線にある特定の駅を指しています。東京の地理に詳しいかたに申しますと,その駅は田端駅と巣鴨駅のあいだにあります。『駅から5分』で,その駅は「花染駅」という固有名を与えられています。だからといって,JR東日本の路線図で「花染駅」を探してみても,そんな名の駅はおそらく見つからないことでしょう。当の『駅から5分』のいくつかのコマでさえ,その駅の表示板には「こ」と「ま」と「ご」と「め」というひらがなが並んでいるように描かれています。でも,登場人物たちはみな,その駅を「はなぞめ」と呼んでいます。
くらもち先生の,その「駅」が,作品中で固有名を持ったことは,驚くべきことだとぼくは思っています。その「駅」周辺は,おそらく『おしゃべり階段』の舞台でもあったし,『東京のカサノバ』の舞台でもあったのでしょうが,それらの作品中でその「駅」が固有名で呼ばれることはありませんでした。くらもち先生が30年以上前から描いてきた舞台が,いま初めて固有名を持ったわけです。
駒込(こまごめ)という実在の駅名に比べると,「花染(はなぞめ)」という駅名はカッコをつけているのではないか,とお考えのかたがいらっ���ゃるかもしれません。しかし,『駅から5分』の舞台がそう呼ばれるのには,理由があります。くらもち先生が描く駒込界隈は,すべてJR駒込駅の北側です。今日「駒込」という町名表示は駅の南北にまたがっていますが,この地名はもともと駅の南側を広く指していました。たとえば,萩本欽一さんの母校である私立駒込高校の最寄駅は,JR駒込駅から地下鉄でひとつ南側の「本駒込」です。また,芥川龍之介を中心に駒込に多く文士が居住した言われることがありますが,その地域もJR駒込駅の南東にあって,最寄駅は「田端」です。JR駒込駅を降りて南に向かうとすぐに,六義園(りくぎえん)という江戸時代から続く大きな庭園がありますが,ぼくの記憶するかぎり,くらもち先生はデビュー以来いちども六義園のある風景を描いたことがありません。舞台は厳密に山手線の北側に限られています。では,駅の北側はもともとなんという名で呼ばれていたのでしょうか。駒込駅の北側を実際に歩いてみれば,それは簡単に分かります。商店街も神社も,マンションも墓地までもが,豊島区の命じた「駒込」という地名を無視して,もはや公式に使われることのないこの土地の旧名をいまなお名乗っています。それは「染井」です。そこは,ソメイヨシノ発祥の地です。くらもち先生の『駅から5分』で「駅」を降りる登場人物たちは,みな北側にある「染井」に向かいます。だから,本来「駅」の南側を指している「駒込」は,『駅から5分』の登場人物にふさわしくありません。
【後日記】この部分の記述には誤りがあります。訂正した情報は
http://tabula.hp.infoseek.co.jp/nov09.html#22
をごらんください。
単行本の32頁には,「花染町」に雨が降るシーンが描かれています。右にある大きなコマでは,スクリーントーンのある部分が雨を表しているのにたいして,左側のまんなかのコマでは,スクリーントーンのない部分が雨を表しています。そして,水滴が地面で輪になって広がっています。こんな雨の降りかたをする町は,いい町にちがいありません。
単行本57頁には,「花染駅」の光景が強烈なコントラストで描かれています。こんなにコントラストが強い理由は,このコマで描かれている登場人物が,長野県から初恋の相手(?)を訪ねてきたばかりだからです。この登場人物は,「花染駅」を「つつじの駅」と呼んでいます。実在する駒込駅にもつつじが植わっていますが(そして正確には,その両隣の駅にもつつじは植わっているのですが),東京に住んでいるひとが駒込駅を美しいと評しているのを,ぼくは聞いたことがありません。本当は,つつじはきれいです。しかし,ジョイスの当時 Dubliners という語が英語になかったように,「つつじがきれいな駒込駅」という表現は,いまの日本語にありません。だから,くらもち先生は,長野県からやって来た中年の女性に,そう言わせました。
単行本100頁には,髪が硬い小学生の女のコが新体操ごっこをしているシーンが描かれています。彼女の父親は,競艇で散財して十分な生活費を母娘に渡さないので,父母は離婚届をはさんでまさにいま口論しているところです。そういうとき髪が硬い小学生の女のコはなにをしていればいいのかというと,新体操のマネをしていればいい,というのが「花染町」のルールであるようです。
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すごい……と思いました。毎回主人公が違うけれど、実は気がつかないところで話が連鎖していて、驚きます。本当にすごい人なんだなあ。姫ちゃんがすごく好きだったんだけど、髪の毛切っちゃってショックだったな。カッコちゃんも可愛いです。これからどうなるのか……気になります。
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好き嫌いが分かれる1冊だと思います。(私は好きです)主人公が特に設定されておらず、町の住人一人ひとりがすれ違ったり、惚れたり…と人間模様が交差しています。その複雑さ具合が絶妙にいいです。くらもちワールド炸裂ですね。