紙の本
消費者一人一人へのアプローチが大事
2018/09/22 14:59
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投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.ネットメディアを上手に使いながら、新聞やテレビなど旧来のメディアを巻き込む。
誰かに話題にされない限り、絶対に商品・サービスは広がらない。
一人一人が自ら「発信したい」と思えるような共感を呼ぶような情報でなければならないということ。
「情報連鎖」
・・「伝えたい」「意見を述べたい」と思えるような情報を、あらかじめ意図的に作り、用意しておき、PRという手法を使って仕掛けることにより、ひとりでに広がっていく。
2.8×3の法則
8・・自社の商品やサービスの強み
3・・消費者視点での客観視
1)新規性
これまでに無かったモノやサービス
新規性はいつまでもウリになるとは限らない。いつしか同質化する。
2)優位性
この商品やサービスにしかない価値(付加価値)をいかに打ち出せるか。
まずは、競合を知る。自社が持つ有形無形のモノ・コトを掘り出してみる。
3)意外性
商品やサービスについて、「へぇ」と感心したり「え?」と驚くインパクトがあるか。
競合が存在する商品やサービスでも、ほんの少し視点をズラせばウリを作れる。
「消費者は、この商品のこんなところが気になるのか?」と自分になかった視点を探す。
4)人間性
商品やサービスに携わった人の思いや苦労など。
熱い「誕生秘話(ストーリー)」は、消費者の共感や感動を呼ぶ。
特にPR上効果が高いのは「商品やサービスにまつわる企業のV字回復ストーリー」
5)社会性
今、社会やメディアが求めているもの。
ブームになりうる商品やサービスとして打ち出せるかどうかを考えること。
社会で話題になっているモノ・コト・テーマとうまくリンクさせてPRできれば、大きなムーブメントを起こせる可能性がある。
6)貢献的意義
私達が生活しているこの社会において、PRする商品やサービスを自社が作る・売る・行う意義を考えること。
なぜ、当社がやる必要があるのか? なぜ、当社でなければならないのか?
7)季節性
季節のイベントや1年のうちで、その時期特有のイベントに合わせて、商品やサービスを絡めて展開できないか考えること。
8)地域性
商品やサービスを「地域」に焦点を当ててPRできないかを考えること。
1)社会が求めている情報か。
2)ターゲットとなる人に本当にアピールできる情報か。
3)メディアが取り上げたくなるような情報か。
三つの視点のすべてにおいて、企業側の視点と消費者側の視点にズレがなければ、その情報は極めて「求められている情報」、つまり「バズる」要素を持った情報になる。
3.どう仕掛けるか
プレスリリースを送らなければ、メディアに取り上げられることはない。→最低でも100媒体。
プレスリリースは、その商品やサービスについて全く知らない人に、いかに興味を持たせるかが勝負!
キャッチコピーは「登場感があるか」「なぜ今か」「メッセージ性があるか」の視点で作る。
紙の本
PR業界
2019/09/29 23:49
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
マーケティングの基本のようなことが書かれています。PR業界って、いかに相手の興味をくすぐるか、なのかなあ。読みやすいですが。
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いまどきのPRの考え方について。これを読めば、さまざまな企業の人がPR代理店を頼まなくてもできるような仕立てになっている。まあ、ここから先に秘密があるとも思うが。企業サイドの人たちばかりでなく、代理店でPRを考えている人にも参考になる。
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読みやすく、基本的な知識から実践までコンパクトにまとめている良書。
いまの時代に求められるPRのコツが書かれており、企業の担当者ベースで実施もでき、予算がない企業でもトライできそう。オススメ。
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【共感PR】
●A.PR 戦略を考える時は、基本的に「メディアやSNS に情報を流す場合、何が最もアピールできるポイントになるのか」ということを念頭に置く。
●B.自社の商品・サービスを客観的に見て、真に面白い情報、共感される情報に落とし込むには、「8 × 3 の法則」が有効だ。
これは、「8 」の企業視点で自社の商品やサービスの強みを探り、それらの強みを「3 」の消費者視点で客観視し、消費者に受け入れられるか検証するものである。
・「8 」の企業視点
①新規性/②優位性/③意外性/④人間性/⑤社会性/⑥貢献的意義/⑦季節性/⑧地域性
・「3 」の消費者視点
①社会が求めている情報か。
②ターゲットとなる人に本当にアピールできる情報か。
③メディアが取り上げたくなるような情報か。
●C.消費者に受け入れられるか検証する「3 」
「8 × 3 」の「3 」は、「8 」で洗い出した、企業側の視点で見た商品やサービスの強みを、消費者視点に置き換えてみても変わらず強みといえるのかどうかを確認・検証するためのものだ。その視点とは、具体的には次の3 つである。
①社会が求めている情報か。
②ターゲットとなる人に本当にアピールできる情報か。
③メディアが取り上げたくなるような情報か。自分が売り手であることから離れて、この三者の立場に頭を切り替えて見直してみる。
3 つの視点すべてにおいて、企業側の視点と消費者側の視点にズレがなければ、その情報は「求められている情報」、つまり「バズる」要素を持った情報だといえる。
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和田裕美さんのポッドキャストのゲストとして出演されていたのを聞いて興味を持った一冊です。
PRを仕掛ける際、その企業の商品が持つ「売り」をどのように発見するか、というよく聞く話だとは思いますが、非常に体系化されていて読みやすくなっています。
最近のヒットを見ると、どういう視点でPRされているかを整理できるので、参考になると思います。
◆PRとは、そもそも、特定の商品やサービスを広く知ってもらうために、あるいは、それを目的としてメディアに取り上げてもらうために働きかけること
原理原則:誰かに話題にされない限り、絶対に商品やサービスは広まらない。一旦広まれば、その効果は継続する可能性が大いにある
→共感を得て、バズらせることに徹底的にこだわる
◆個人が、自ら発信したくなる情報かどうか
◆PRの大きな強み
・トライ&エラーが容易にできる
・何度も挑戦できる
◆「8×3」の法則
・自社の商品やサービスの強みを探る(8)【企業視点】
・消費者に受け入れられるか検証する(3)【消費者視点】
◆「8」
①新規性
・そのサービスや商品にはナンバーワン、オンリーワンだと言える何かがありますか?
・それは、世界中や日本中、業界内で初めての試みですか?
②優位性
・競合や既存のサービスと比べて、明らかに違っていたり、優れている(優位性がある)ことはなんですか?
③意外性
・知人や顧客に話したら、「へぇ」と感心される、「ホントに!?」と驚かれた、「まさか!信じられない!冗談でしょ?」と笑われたことはありませんか?
④人間性
・開発や販売などに深く関わる人や経営者のエピソード及びストーリーはありますか?
⑤社会性
・世の中の流行やトレンドに重ね合わせることで、人々の興味や関心を喚起できることはありますか?
・「社会ごと」に変えられるキーワードがありますか?
⑥貢献的意義
・その商品やサービスについて社会や世の中の問題解決に役立つことはありませんか?
⑦季節性
・季節との関連性がある、または制定されている記念日や日にちの語呂などに掛けられるテーマはありませんか?
⑧地域性
・その地域限定やエリアならではの特徴はありませんか?
▼「3」
つくり上げた情報を、社会、人(ターゲット)、メディアの視点を意識しながら、いかに世の中を動かすトレンドやムーブメントとして受け入れられるようにしていくかという視点で、商品やサービスのPRポイントを確認できる
▼キャッチコピーの「三方良し」
「登場感があるか」「なぜ今なのか」「メッセージ性があるか」
<この本から得られた気づきとアクション>
・この視点は、PRという分野にとどまらず、いろいろな分野で活用できそう。こういう視点でヒットの分析などできると、トレンドの流れなど追えるかもしれない。
<目次>
第1章 「ジャポニカ学習帳」をどうやって大人買いさせたのか(「そして虫はいなくな���た」
誰もが知っている定番商品をどう仕掛けたか? ほか)
第2章 理論編 消費者が黙っていられない情報をつくる!「8×3の法則」(新規性
優位性 ほか)
第3章 決戦前夜!仕掛け方を考えよう(どう仕掛けるのか
プレスリリースってどんなもの? ほか)
第4章 実践編 「8×3の法則」を現場に生かす!(一連の流れをおさらいしよう
まずは課題をよく知ろう ほか)
付録 厳選バズるメディアリスト100
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・8×3の法則
・リリースを作成して送付する。たったこれだけのことなのに、
やっていない企業の経営者は多い。
・数多くのネットニュースが取り上げてくれたら第一関門突破。
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SNSの利点を知り尽くした著者だけに、カスタマーレビューも上手くコントロールされているのだろうか、アマゾンブックレビューでは星4つと5つを合わせると90%近い高評価に。
内容的には著者が少しでもかかわりがあった限定された少数事例を中心にまわりくどいほどに説明されるので、PRのあるべき手法が頭の中の漠然としたイメージとしてではなく具体的に見える化できているという点では成功か。
悪くはない、とはいえ、内容自体に新しい発見や提案があるというよりも、効率の良いPR手法の既存材料の組み合わせという点を考慮すると、やはりこれほどの高評価には何か作為を感じてしまうのは致し方無いような気がする。
今後の読者諸氏の公平な評価を待ちたい。
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8つの企業視点
新規性、優位性、意外性、人間性、社会性、貢献的意義、季節性、地域性
3つの消費者視点
社会性、人、メディア
上記を掛け合わせた要素でprしていく、という法則。
具体的な事例が多く、(17年第1刷なので少し古いけど)メディアリストも実務向けで使えそうです!
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マーケティングのお勉強第2弾として読みました。
右も左も分からない状態で今年から広報を兼務し、実際にプレスリリースを書いたりしている身としては、基本的なポイントが抑えられており勉強になりました。
その分、目新しさには少し欠けていたようにも思います。
私は何かを勉強する時に、似たようなテーマの本を複数冊読み、「共通項」と「違い」に着目するようにしています。
本書の前に読んだ「共感マーケティング」と本書で、「売れている"雰囲気"を出す」「賑わっている"感じ"が大事」といった点が共通して書かれており、話題やブームに「なる」のではなく、「作っていく」という姿勢が大事だなと感じました。
プレスリリースの大切さ、キャッチコピーの作り方、実際のメディアリストまで掲載されており、広報に着任されたばかりの方には教科書的な使い方ができると思うのでオススメです。