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友人に勧められて読みました。
こういった本ってもうさんざん読んでいるのですが、太田愛はすごい!というのは、描写が細かい。読んでいて飽きさせない。
登場人物の名前と雰囲気がとてもイメージしやすくすんなりと入ってくるので、頭の中で映像が結びつく感じで、すごく楽しく読み進めることができました。
意外となかなかいませんね、こういう著者って!すごく面白かった!
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久々にものすごい小説を読んだ。社会派要素、サスペンス、謎解きが盛り込まれ、登場人物もたくさん出てそれぞれ細かいところまできっちり描写されている盛りだくさんぶりなのに疾走感もすごい。これはこれからも著者買い。
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上下巻合わせての感想。
白昼、駅前で無差別殺人事件が発生。犯人は麻薬中毒者ということで片がつくことになりそうだが、たった一人生き残った修司が再び襲われる。これは単なる中毒者による無差別殺人ではないのか?
というところから、組織から逸れた刑事の相馬とその友人の鑓水という不思議な関係の人たちが巻き込まれ、事件の解決に奔走していく。
正義感溢れる相馬、過去の経緯から警察を信じない修司、そして洞察力溢れる鑓水。
この事件を追っていくうちに、3人はとてつもない犯罪に出くわすことに。
そして無差別と見せかけて殺されなければならなかった人たちの接点が明らかになる。
悲しすぎる内容に、思わず涙しました。
そして、読み進んでいくと豊田商事の事件を思い出します。あの事件も本当はこういうからくりではなかったのかと、疑ってしまう。
読んでいてググッと引き込まれる面白さ。日本にもこんな作家がいたんだと思うと次回作も期待してしまう。
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超重厚な内容が、逆に千頁という長さを感じさせない。
もろタイプでした。しかし、これは闇落ちする…けど、結びは僕にとっては完璧。あーーーネタバラしたい。
しかもこれ、あれやん!「幻夏」を先に読んでもたらアレやったやん!なんなら、アレも続けて読まなあかんパティーンのやつやん…嬉
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面白い。宮部さんクラスの作品と比べるとどうしても若干の物足りなさはあるけれど、この分厚さの本を上下読ませるだけのものはある。脚本家だけあって映像が簡単に目に浮かぶのもいい。しかしこのネタで最後までどうやって引っ張るんだろう…期待。
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とりあえず…と上巻だけレジに持ってったら、レジのお姉さんに「ホントに上巻だけで大丈夫ですか?」と言われました
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とんでもなく面白かった。上下巻の長編ながら常に続きが気になって仕方ない。これは映画の長さでは描ききれない。著者は相棒の脚本家らしいし、連続ドラマで是非。各章の最後の(この時はまだ知る由もなかった的な)一文は余計だったような。
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白昼の駅前で4人が刺殺、一人が重傷を負う。
残った一人を追いかける謎の男。
守る警官とその友人。
3人がそれぞれ冷静で賢い。
追われる原因が判って来るにつれ、
スピード感は増す。
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スピーディーな展開に様々なテーマが盛り沢山。通り魔、産業廃棄、政治とカネ、企業ガバナンス、奇病、裁判制度etcどこに着するのか分からないまま下巻へ突入。
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TRICKや相棒の脚本書いた方だって。
じつはコレ読む前に貫井さんの 犯人に告ぐ を読んで物足りなさを感じてしまったんだけど、私がその時、求めていたものが、ここにあった!て感じだった。
生き残った主人公がまずカッコよかった!
ていうか初っ端から「若いのに、何者だ?」てキレっぷり。 全く情け容赦ない暗殺者相手に反撃を仕掛けたり。好青年だし。
相馬を最初鑓水の立ち位置だと思ってたため、なんだか抜け感がすごかったw 私が気づくの遅すぎた。
帯の煽りに負けて買っただけだけどすごく面白かった!
ただ章の途中途中に、先を暗示するような意味深な書き方がされてる箇所が何箇所かあったのは、ちょっと多すぎたかなーと。そっち方面へミスリードさせる匂わせるために書いてあるのではなくて。本当に想像した通りになってしまったので‥
あと、なんだろう時々、状況が飲み込みづらくなり、その部分だけなんども読み返したりした。
老化かな‥誰のセリフだこれ?とかあれなんでこの人いるんだ?みたいなことがちょくちょくあった。
急に、誰かの行動を断片として挟んでくる時に多かった。
服部と滝川、中迫、鑓水、真崎、その辺りの駆け引きがすごく手に汗握った。お互い水面下で探りあったり。
修司が真崎の友達に会いに行ったらすでに滝川の手に落ちてたところ。磯部の電話番号の件から中迫が割れてしまうところ。鑓水が道を聞かれたことでレンタカーから家が調べられていることに気づく場面。お金を受け渡すやりとり。
いやいや!挙げればきりがないんだけど、臨場感があってでももったいなくて丁寧に読んだ。
内容はすごく重い。ラストで何もうまくひっくり返せなかったこととか、とてもリアル。小さい。何もできないのか。
ニュースを見るときに色々私の知らない真相が隠されてるのかもしれないとか思うようになった。
真崎の計画も完璧に見えて高知で思わぬ妨害にあったり。タオル箱に入ってたから、てっきり「これだ!」と思ったらなんと、タオルしか送られてなかったとかな!
ていうか、なぜロクでもない人間とばかり関わるようにできているのだ?彼の人生は。
哀しいのは、ロクでもない人間でも、それぞれの人生一生懸命守ろうとして、少しでもましにしたいと思っている人ばかりで。まぁマシにしたいのに方法が間違ってるんだけどね‥ホテル従業員もそうだし平山もそうだし、杉田も。みんな。それが本当にやりきれない。
あんまり内輪でナカヨシ盛り上がるのは好きじゃないんだけど、この3人のシリーズは読んでみようかな。
次作 幻夏。
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ジワジワと巷で話題になっている作家さん。
初読みです。
スピーディーな展開で、少し頭が混乱しそうになりつつも何とか上巻終了。
ベビーフード、恐ろしすぎる。
下巻へ続きます。
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4人が死亡した無差別殺人事件の生き残り、修司と、それを追う殺し屋。修司には自分が狙われる理由が全くわからない。
物語は群像劇になっており、徐々にその理由が明らかになっていくところがスリリングだ。
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この著者新人?と思わせるほどの感情移入とシナリオが展開する。白昼、駅前で起こる無差別殺人より現代社会の暗闇を浮き彫りにするかのような展開に一気読み睡眠不足必須です!さぁ、下巻に突入!
#ブクログ
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読み始めからの怒涛の展開。読み出すと止まらないおもしろさ。三日で上下巻読んでしまう。
友人のおすすめで借りた。読み始めるとやめられないが、読んでいて疲れる。展開が次々変わるのと、話の流れが見えづらく、読者に「なんでなんで?」って思わせるせい?または登場人物の多さか。
ドラマにしたら面白そうって思ったら、やはり作者は脚本家だった。映像化を想定して書かれてる?
主人公たち、行動力のある18歳男子、アウトローな刑事、社会派?フリーライター三人が魅力的だけど、ワルはとことんやなやつ。
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幻夏を読んで大ファンになった太田愛さんの作品。
どうやらこちらの犯罪者が先に発売されていたようで、順序が逆となってしまいましたが、幻夏の登場人物たちはこうして出会ったのか、と知ることができました。
内容は本当に最高です!!!
どうしたらここまで思いつくのだというような展開、各登場人物が持つ役割、隙のないストーリーに感激でした!!