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恩田陸さんの本は読みやすいですね。読んだあとすごいすがすがしいです。よくこんな話思いつくな〜とおもいました。完成度の高い本です。
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細かいこと考えないでストーリーに集中してるとハマる。
不思議な力を持った人の話って好きだし、誰かに命を狙われてたり常に周りの気配を気にしてたりっていう緊張感も好き。
だけどあたしみたいに茶々を入れたい人には、突っ込みどころ満載だと思う。
1回目は我慢して話に集中。
再読で茶々入れまくり。
ネタばれになるから書かないけど、「相変わらず書きっぱなしかい!」ってことがたくさん。
…と恩田作品を読むと茶々入れまくってるあたしだけど、これでほぼ文庫化されてる作品は読んだかな。(調べてみたら、「Maze」「上と外(1)」「蛇行する川のほとり(1)」がまだだった)
なんだかんだ言って好きなのね〜
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この物語は作者があとがきで『”ファイアースターター”プラス70年代SFを念頭に置いた、一人の少女の成長物語のつもりで書いた』とあるように超能力を持った11歳の少女の物語です。
超能力モノと言ったらスティーブン・キングのファイアースターター、筒井康隆の七瀬シリーズ、宮部みゆきのクロスファイヤー等ありますが、それでもまだ書くって辺り、恩田さんのプライドのようなものが文中に見出せ、中々面白いです。
恩田さんの超能力モノと言ったら光の帝国(NHKで内容を少し変えてドラマ化)を前に読みましたが、これも最初はほのぼのとした物語ですが最後はご他聞にもれず、戦いとなります。
前述のお話も全てそうですが、人並みはずれた能力を持つ者の末路は何故みんな暗く険しいのでしょう・・
そして必ずと言っていいほど、政府が出てきて、その特殊な能力を軍事的に使おうとする・・・
私が子供の頃、中国の少年:金くんと言う、並外れた知能を持つ少年がテレビや週刊誌を賑わしました。
歳一桁で既に大学生以上の知力を持つこの少年・・
元気であれば、もう相当な大人、中年の域に達していることでしょう。
そののちにも彼のような存在、たまに現れますが、決まってその後の報道がありません。
どうしてなんでしょうね・・・・・
そういや、ジョディ・フォスター主演の映画:リトルマン・テイトってのがあります。
シングル・マザーの生んだ子が超天才児で、政府が運営する組織、特殊少年少女だけを集めて能力にさらに磨きをかける・・だけど、坊やが本当に望んだものは・・ってな内容でしたが、アメリカなら本当にそういう組織が存在しそうな気がしてしまいます。
SF作家のみなさん、彼らが生まれて良かった・・って思うようなハッピーエンドな超能力物語、書いてもらえないでしょうか・・・
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恩田陸のSF。
遺伝子操作で超人的な能力を持った子供の物語です。
これまた主人公の少女の諦念感と言うか選民思想というか、かなりのマセガキっぷりで共感すべき所はありません(笑)でもストーリー展開は面白いのでサクっと読めました。
取り合えず神崎貢が良いです(←若い男がコレしか出てこないってのもあるけど)
最近、SFとファンタジーの境界はどの辺にあるんだろう?と考えたりしてみたりします(笑)
剣と魔法や魔物や妖精が出てくるのはファンタジー、スペオペや超能力モノはSF…って簡単に判別出来るモノはともかく、ファンタジー全盛な昨今では、昔はSFと呼ばれていた内容でもファンタジーのジャンルに入っているような気がします。
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映像的な描写なのによく見えない。常野の血を引く超能力少女が大きなことを為す、というイメージ以上のものを感じられなかった。
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博士とその息子を追う秘密結社。別荘に隠れているのを見つけるが、そこに現れたのは管理人のおばあさんとその娘。ところが、この二人は...
あまりに意外な展開に、してやられた!と次の章を読んで、またしてやられた!の繰り返し。ついつい深みにはまっていきます。恩田陸の本の中でも異色の傑作だと思います。
2006.7.24読了
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はらはらしながらぐいぐい読むことが出来ました! マシンガンを撃つシスターがでてくるのもすごい(←そこ??・笑
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主人公の遥と犬のアレキサンダーは人工的な特殊な能力を持っている。
一時は世界規模にまで話が膨らむが、上手く収束しています。
途中から物語ががらっと変わる感じがするけど、自分はラストは嫌いじゃないです。
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超能力アクションエンターテイメント。
父親の手により超能力を賦与された少女と相方のこれも常ならぬ力を持つ犬のコンビが逃亡劇を繰り広げつつ、秘密組織の壊滅に単身挑むという実にわかりやすい筋立ての作品だが、ホラー・ファンタジーを得意とする恩田陸の作品としては、やや大味な素材というか、要するにこの作品は通俗娯楽的すぎてありきたり感が残るのも確か。
筋運びにしても、大風呂敷が広がりすぎてかえって収拾のつけかたがお粗末な印象を残す。
読むには退屈しないがとりたてて作者の個性を感じさせる作品ではなかったように思う。
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あまりにも現実離れした設定。面白いんだけど…恩田さんならもっと出来たはずって思いが強すぎるので☆2つ。ちょっとやりすぎたのかな…。
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こんな残酷な話、ひっさしぶりに読んだ気がする…。うまくいえないけど、ざんこく。衣良のLAST (ラスト) を読んだときもしんどかったけど彼のには必ず救いが用意されてしまっているからなぁ(それを求めて読むんだけど)
小川洋子や川島誠の短編集にときどきあるようなやつなんです、直接描写はない、説明も何もない、ただ感性がこれ以上見てはいけない、と叫ぶ、それに耳を貸すことができない。すっげ面白かったです。
恩田陸はこれだからやめらんないぜ
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今年の恩田陸1冊目。とはいっても今年刊行されたわけではなくて、ただ今まで読んでなかっただけ。
父・伊勢崎博士の手で容易ならぬ超能力を与えられた少女・遥。彼ら親子は、属していた秘密組織「ZOO」から逃亡していた。そして、七年を経て、組織の追っ手により、再び戦いの中へ身を投じることに!激闘で父を失った遥は、やはり特殊能力を持つ犬・アレキサンダーと孤児院に身を潜めるが―。殺戮、数奇な運命、成長する少女。彼女の行く手に待つのは何か。
設定も面白いし、全5章のうちの3章くらいまではテンポよく読めたんだけど、それからは微妙、かな。展開速いし、ラストも投げっぱなしな感じだし・・・。
でも恩田陸の書く、孤独で裏がある少女はすごく好きだし、どこに潜んでいるか分からない敵を探るところ、施設から脱出す
るところなどはとても恩田陸らしい。スマートっていうの?
というわけで、恩田陸はまだまだこんなもんじゃない。
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恩田陸作品の中では、一番好きではないかも‥。
途中までは面白く読んでたんですが、あまりに残酷すぎて私はちょっと受け付けませんでした。
ラストもすっきりとはしない。(いやまぁ恩田陸で読後感爽快☆なものもあまりないけれども)
ジャンルとして、ファンタジーは嫌いではないんですが、そろそろ普通の現代物が読みたいなぁ。
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これは、なんかすごい悲しい話でした。でも最後はあの二人は救われたのかなと思ってそれだけでもよかったです
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最近、けっこうに気になっていた恩田陸を読んでみました。
最近……といいつつ、「六番目の小夜子」とかは、気になっていました。多分、栗山千明がらみで気になっていたのかも。でもだからといって、テレビドラマを見るわけでもなく、原作を読むわけでもなく、今までなんとなく縁のなかった作家さんです。
この本は、今になって思い出してみるに、なんかハードカバーのときから気になっていたのだと思います。
なんか、題名から、「新興宗教の教祖に祭り上げられた少女が……」みたいな話を勝手に想像していましたが、全然、違っていました。
外薗昌也が解説かいてますけれども、外薗昌也というよりは、吉田秋生の「YASHA」とか「イブの眠り」を思い浮かべました。お互いしか理解し合うことができない孤独を持った双子とか。
そういう意味では、マンガ的で、楽しく読むことが出来ました。
けっこう、
「おぉ、そうきたか!」
というのも、あって飽きささない感じです。
ただ、もう一歩のところで微妙。特にラストとか……。ということで、これからも恩田陸を読み続けるかは、微妙です。