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元日経ウーマン編集長が書いた女性の働き方に関するいろいろな視点からの味方。子供のいるなし、離婚、所得、正規非正規、年代、専業・キャリア、といった点から。男女雇用均等方から30年、大いに変わってきたが、その中で男社会とのギャップに苦しんだ人が多く、それは徐々にしか解消できていない。また非正規の拡大が別の形でギャップを年代間も含め拡大させている。。
今も扶養制度がもたらす壁(その壁を崩すことには少なくとも短期的なギャップが大いに生じる)。男女問わずの働き方、制度や関わる行政との担当者とのコミュニケーションが大事であること、すべての問題は意中やに解決できる問題ではないということが改めてわかる、バランスのとれた内容。
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遅ればせながら、読み終えました。
取材の裏付けがあるので、興味深く読むことができました。
タイトルやページをめくった感じからすると、バリキャリ思考の方が手に取るかもしれませんね。けれど、むしろ、ゆるく働きたい人、働かざるを得ない環境の人、男性、就職活動中の学生、部下を持つ職場のリーダーや経営者など、いろいろな方に読んで頂きたいと思います。
自分のライフコース以外の立場の人の実情は、なかなかわからないものです。それでも職場にはさまざまな背景を持つ人が集まってきます。地域コミュニティや保護者会などの活動も、さまざまな生活環境の人が交わっています。
「お互いさま」の気持ちで社会生活を送るためにも、多くの方に読んで頂きたいと思いました。
私は、職業柄、シングルマザーを取材した事例の章が印象的でした。生きていくにはお金が必要です。軽い気持ちで離婚せず、まずはリアルな実態を知り、その上で熟考することをお勧めします。
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女性の働き方がどのように変遷してきたのかの歴史を"A面""B面"それぞれの視点で書かれていたのが、そもそものところで興味深かった。
自分のために読む本、というよりは、女性全体をエンパワーするにはどうするか、といった本かなと感じた。
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均等法から30年の節目に書かれた本。少し前に読んだ、同じ著者の本よりも現代に近づいたので親近感を持って読めたのと、均等法が成立した当時の話が面白かった。
二冊を続けて読んで思ったのだが、結局、女性が働き続けるためには、女性自身の意識改革や職場の制度は不可欠なのだが、やはり男性側の意識と働き方の変革がなければ無理ということ。家事に育児に仕事にという女性に、マミートラックから抜け出せと言ったって大抵は無理だろう。
夫婦ともにバリバリ働きたい場合の提案として、家事の外注が勧められていたが…ミールキットの広告等でも感じるのだが、こうした外注サービスの対象者や依頼者は常に女性である点に違和感。食材の切り方を家事代行者に指示?食材に拘りたいから買い物は自分で?たしかに残念ながら現行の男性一般に任せたら大変なことになるので、そうならざるをえないが、私は代行してくれるとはいえ第三者とのやり取りに疲れるタイプなので、読んでいるだけで別の疲れを疑似体験するようだった。
読者が女性であることを想定しているので仕方ないが、女性の中の非婚者/既婚者、子供有無の違いを語るより、まずマジョリティ(数ではなく権力や立場で)である男性に変化を求めたい。非正規の問題だって、男性非正規労働者の問題が浮き彫りになったからこそ注目を浴びたと本書にもある。いつまであぐらをかいているんだか。と言いつつ、現行の男性には全く期待していないし、いつも男性に変化を「お願い」するばかりでいることに疲れている女性は多いと思うが、もはや自分の世代での変革は期待しない。自分の子供世代がよりよく生きていることを願うばかり。だが、均等法当時の経団連会長の発言(「差別があって何が悪い」「男女差別のおかげで利益が生まれる」って、びっくりしすぎてメモしてしまった)に代弁される時代よりはマシになったのかと受け止めておくのが、生き方として前向きでいいか。
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【琉大OPACリンク】
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