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*一つになれない家族を猫だけが見つめ続けた――「すずの爪あと」。不倫に倦んで故郷に帰った女が癒やしを求めたのは――「秋旱」。幼時の事故で嗅覚を失った男が、ある女と出会って――「向日葵」。かつての恋人に書き続けたメールの思わぬ行方――「Eメール」。すれ違い、交錯する男女や家族の想いを、美しい風物とともに丁寧に描き出した11篇。最新作を含む珠玉のベスト短編集、第三弾*
さすが傑作集!どの作品も本当に読ませてくれます。
今回のテーマは「狂気の男たち」。
どの主人公たちも、一見普通で、目立たず、控えめで、自己主張がないように見えるものの、実は人一倍プライドが高かったり、こだわりが強かったりで、一筋縄ではいかない強者揃い。作中や読後に漂う不穏さ、お見事です。
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最初の猫のお話とEメールぐらいかな、優しい気持ちになれるのは。それ以外は微妙な人ばかり。まあ、テーマが狂気の男だからね。でも、ああいう思い込みの激しい人は男女ともに増えてるよね。
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短編集。
表題作が和み系だったので「珍しい、今回はそういう系?」と思ったらそんなことなかった。
ですよね!