電子書籍
山の匂いがする
2017/04/18 12:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キンクロハジロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
キーワードは「走れ」
日本中世風(大鎧、銃はなし)の山間部を舞台に、かつては人と共存していたが、今は軍馬用として狩りたてられるようになった、人馬(メインは2人…2頭、かな)の誇りと生きざまを描く。
人馬たちを囲む状況は結構辛い。だが後味が悪くならないのは、誰もが生を諦めないから。そして山の恵みに与って暮らしてきた人馬の描写が、肌に寄り添う馴染みの服のように、世界観を下支えしているから。河原の苔、朝霧を含んだ下草、梢からおりてくる山桜の淡い香気、乾きはじめた落ち葉、焚き火のいがらっぽさ。山に行き、彼らの目線で深呼吸したくなること請け合いです。
電子書籍
画力が凄い
2017/10/15 21:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KKKKK - この投稿者のレビュー一覧を見る
迫力のある絵柄に惹かれました。勢いや躍動感があって素敵です。
世界観や話の進み方もとても魅力的で、引き込まれました。
紙の本
凄まじかぁ…
2017/04/03 23:08
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投稿者:まめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵がうますぎて、なんと言っていいのか分からないレベル。
ストーリーも中々に重みがあり、二巻が気になるところ。
重厚な世界観を存分に楽しめ、かつ画集のようにも思えるので、紙での購入をお勧めします。
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Twitterでフォローしている漫画家さん。キャラ等がたまに画像アップされてたのでずーっと気になってた人馬。人のエゴに翻弄され、従順になるもの、最後まであがらうものがどうなるのか。こんなとこで2巻に続くの?人馬たちは人間に反旗を翻さないの?
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絵の美しさが物語の際どさと絡み合ってゾクゾクします。
つくづくケンタウロスってエロティックだなあ…
小雲雀くんがとにかくピョンコピョンコして可愛い。
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(裏表紙の解説より)―古来よりこの国に住まう、半人半馬の種族「人馬」。
時は戦国。人は彼らを戦の道具と見なし、その尊厳を奪った。
― 主人公の松風が迫力の登場をした時はこの力強いタッチで全編描かれるのかな?と少し構えましたが、行動を共にする事になる人馬、小雲雀が予想外にも早々にコメディの表情を出したので読み手側もほぐれる。
物語とキャラクターの設定も興味をそそりますが、とにかくデッサンが安定しており馬好きな私としては安心して読めました。馬体のバランス難しい上、人体プラスですからね…。
ごっつい松風とスマートな小雲雀の対照的な絵も好きだなぁ。くるくる変わる表情可愛い…。
今後この二人が人間に使役される人馬とどう渡り合うのか気になります。
これはまた嬉しい漫画に出会ったぞ。
追記:作者の方の経歴見たらばデザイナーされてたり、個展されていたり。そりゃ巧いはずです…。
Instagramにあげてある絵が好み過ぎてずっと閲覧してて止まらんです。何てこった!この漫画で知ることが出来て良かったー‼(エロかったりグロかったりな絵も有ります)
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人と人馬。人馬だから人が残酷に感じるけれど、人馬でなくてもそういう風に感じなくちゃいけないよね。
なんだかとても切ない気持ちにさせられた。
とにかく絵が美しい……
第一部ということは、第二部があるってことで続くってことかなあ。どんな話になるのだろう、楽しみ。
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絵に色気や、雰囲気があって良い。ストーリーは始まったばかりだけれど、スタンダードな物語と言った印象。
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作者は恐らく人外フェチなのだと思われる…私には人外フェチの要素はないのだが、人間の亜種として「人馬」が在る、亜種に対して人はここまで残酷になれると言う意味では『東京喰種』の世界観と共通するものがある。山岳の人馬、体躯が頑強、野生が強い。平地の人馬、細身で足が速く、戦に使い良い、狩り易いと言う事で人間に狩られ、使役化(家畜と言うより)し易い。山岳の強い個体である松風と、6歳の頃から人に使役されている美貌の人馬・小雲雀。同じ言語を解す存在に、こうも残酷になれるのか、人間は…武術に長けると「腕」が残されて戦力として重宝し、戦力外は腕を「去勢」してしまう…なんたる残酷さ。耐え抜き、生き延びた駿馬の子雲雀が、野生で生きて来た松風に色々教わる姿がいじらしい…飼い殺しとは正にこの事だ。