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ミステリ作家綾辻氏が仕掛ける読者への挑戦状。犯人当てクイズの傑作集。掟破りどころかもう反則じゃないかって思うような問題ばかり。第一話 解答編を読み終わった直後 読んでた本をぶん投げたくなった。それくらい予想外。アンフェアすれすれ。でも伏線は確かにある。 とある一家の悲劇は衝撃的 え、これいいの? ちらほら懐かしい登場人物が登場したり同じ名前が何度も登場したりと読者を楽しませる要素も沢山含まれてる。読み進める度読み進めば進めるほど ありえない結末に本をぶん投げたくなる。それでも最後まで読んだ。さらっと軽く読める短編ってのも悪くない。
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著者が所属していた京都大学推理小説研究会には、恒例行事として犯人当て(フーダニット)に特化した作品を発表しあうというのがあるらしくて、本作もそこで発表されたものをベースにした短編を含む5つの連作か収録されている。
これ、意地悪なナゾナゾとか「頭の体操」とかに挑戦しているような感覚になっちゃうので、そういうのが好きな人はハマるかもです。
個人的には最後の「意外な犯人」が好き。
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伊園家の崩壊は実際?とのギャップが激しすぎて、イメージしにくいようなしやすいような複雑な感覚でした。
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2/11読了
初めて読んだ綾辻行人の本。ミステリに詳しくないからか、過去の綾辻行人の本を読んだことがないからか、思い入れのあると思われる登場人物の描写についていけなかった。もっと綾辻行人の本を読んでみようと思う。
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新装版。五つの本格推理小編。ひとつめはほぼ解けた。ふたつ目は常識レベルを後出ししてて解なしと思う(負け惜しみ)。みっつめはオチは読めたけど作者の意図するところは読めず。よっつめは歯がたたず、こういうかわしかたもあるのかーって感じ。いつつめは名探偵の孫が解いてたから知ってた。
甘めにいえば1勝3敗1引き分け。作者の別作品の主張「8割わかっても2割がわからなければ」というのに沿えば全敗。最近いい加減な大人になって、テストを解かなくなってから思うのは「8割わかってりゃあとはなんとかなる」ってこと。2割わかんないから面白いのさ。
タケマルってなんなんだろ。
楽しんで読めるパズル小説でした。
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新装改訂版を読終わった20年ちょっと前の連作集?かな。綾辻先生の犯人当てもの。短編が5話。頭から順番に読んでね。仕掛けがいっぱい面白かった伊園家(某有名な海一家に酷似)の時間が動き出した4年後。よくまあこんな裏の裏の裏を考えるものだ。
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全5話の短編集。……ただ、3話までで読了。基本的に途中つまらないと思っても最後まで(読むと全体として面白いかもしれないから)読む派だが、私には合わなかった。4話が面白いと書いているレビューが多いので、惜しい気持ちもある。
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犯人当てなる、ゲーム用のお話し5話。1話、2話と読み進めるうちに、次は引っかかるものかと身構える。4話当たりからやっと、犯人にたどり着くも、まさかの展開で終わる。5話では、ようやく犯人を当てることができて浮かれていたけれど…。そうだね、氏名も言わなきゃならなかったよね…。まさかまさかで、また、オシイところで終わりました。綾辻作品、最高です!いつか、完全に当ててみせますよ!
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やられたな。
謎を読者が解くという、綾辻行人からの挑戦的な作品。
こうだっ!って思ったら、次にははっ!っと驚かされるばかりでした。
どんでん返しはもちろん、引っかけあり、まさかの展開ありで、読み終えるまでにどれだけの驚きと悔しさがあったことか(笑)
固定観念を捨てて、柔らかーくした頭で読まないと解けない気がした。解こうとすると余計に解けない渦にハマるとはよく言ったものだ(笑)
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一切自分で犯人探しをする気のない
私にとって、この小説はとても
楽しめた部類に入ると言っても
過言ではない。
本の分厚さのわりには
サクサク読み進める事が出来る
文章力はさすがか…?
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短編集。
問題篇と解決篇に分かれ読者への挑戦が入るから犯人当ての問題集を解いているようだった。ミステリ好きにはたまらない登場人物たち。
読者への挑戦状という事で気合入れて読んだけど気持ちよく騙された。すごく面白かった。
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あり得ない犯人!
これ、犯人あてること出来た人いる?
「伊園家の崩壊」は
悲しすぎると同時に、
非現実的だからこそ
幸せが崩壊していくところが
快感、、、なんて思うのは
私は性格悪いのかな。
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こう言った推理小説を読むのは初めてだった。
短編それぞれには内容自体の繋がりはないが、著者の心理的な状況がそれぞれに記されており、短編の時間流れとともに著者の執筆に対する気持ちが見て取れて面白かった。
本格推理小説初挑戦ということもあり、犯人が誰であるか予測しながら読み進めていたが、どれも見事に外れてしまった。意外すぎる犯人、文章の中に仕組まれた巧妙なミスリードに騙されてしまった。多分一回読んで犯人を当てられる人はいないんじゃないかと思う。
ずるいといえばずるいのかもしれないが、犯人当てのルールに乗っ取るならばきちんと推理できるのかもしれない。
ある家族の話はいまでは考えられないほど悲しい未来であったが、登場人物が多い分状況を把握するのにはすごく適しているとも思った。
推理小説にはまってしまいそうなので、今度は同著者の館シリーズを読んでみようと思う。
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まず一言言うなら少しだけ物足りなかった。
しかし短編集のような作りになっておりあまり疲れることなく読めた。一つ一つ意表を突くような作品になっており、かつ、読者にもしっかり推理できるよう作られているのが読んでいて楽しかった。種明かしの後にもう一度その短編を読み返したりして答え合わせやポイントを見るようにした。それでもやはり初見では見つけられず歯がゆかった。
これを通して知った綾辻さんの書く上での意識していること、心情などがとても好ましかった。本格ミステリ…そう言われるだけの責任感のようなものを身勝手ながら感じた。ミステリの入門や初めてミステリを読むような人にお勧めしたくなるようなそれでいてベテランの人も読んで感嘆するであろう作品に私は思わず思い息を吐いていました。
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ちょっと異色な本格ミステリー連作短編集、かな?
綾辻氏本人が主人公となり、表題作含め3篇はふらりと訪れた少年が持ってきたミステリーの犯人当てをする話。
残り2篇は綾辻氏本人の日常ミステリー?と、異色の「井園家の崩壊」
以下ネタバレ。
最初の2篇はとにかく犬のタケマルと悩めるリンタローが気になる(笑)タケマル=我孫子さん、リンタロー=法月さん、だよね(笑)我孫子さんの扱いの酷さにウケた。仲良しだなぁ。
フェラーリの話は、まぁ、日常ワイワイを楽しむ話よね(笑)ミステリー的には置いといて、綾辻ファンにはたまらんのではないかと。
で、問題の井園家よ(笑)日曜18時半のアレのパロディよ。
もうね、ひどい(笑)すごいよ。脳内再生が途中で追いつかなくなるから。
ラストの話は、事件の解決は納得なんだけど、ラストのラストがなんかもやっと。
でも、コレを仕上げることにより暗黒館が書けたそうなんで、そうかんがえたら納得できるような……?