紙の本
丁寧に五感を使う方法が身に着く本
2016/07/20 22:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本能に直結し、人生と深くかかわりのある、食べるという行為を通して、
丁寧に五感を使う方法を教えてくださる本でした。
『「おいしい食べ方」が心を強くする。』
このメカニズムは、まず「食」というものに意識を向けることにより、
その心の動かし方を、自分を大事にすること、周りとの良好な関係を
築くことに広げて行くものでした。
五感をしっかり使って、おいしく食べることを積み重ねると、
無意識のうちに心に対する信頼、「自信」が深まるという考え方が、
とてもしっくり腹に落ちる気がしました。
ただ、個人的には、カルチャースクールの教科書のような構成
(フォントの使い方や強調表示多用)であるため実務書的で、
素晴らしい内容なのに1冊を通しての大きな感動を味わい損ねた
ような気分になったのは少しだけ残念でした。
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく時間になったから食事、というローテーションを反省させられました。食事のマナーだけでなく、食べるとはどういうことなのかを考える本。
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タイトルにハッとして衝動買いをしました。二時間ほどで読み終わり、人生で一番ドッグイヤーをした本となりました。
ダイエットに夢中になっていた私、近ごろの食事を振り替えるとたしかに"エサ"と相違ありませんでした。読後は、食事の内容はもちろん、人と食事をするときの所作を意識的に変えています。一口サイズを見直す、お箸を三手で置いて相手の顔を見る、などなど……。
毎日を丁寧に大切に生きるための、きっかけをくれる本だと思います。
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大学入学と同時に一人暮らしをするようになってから、また、会社に勤め始めてから、どこか食を疎かにしていたような気がする。
時間がなくても一食一食を大事に、その時間に集中する。
ながら食べをしないで食べるものに五感を集中させると、一つ一つの食べ物の味わい深さといった気付きに出会える。
そして、得られた満足感、研ぎ澄まされた五感は仕事屋生活にも良い影響を与えてくれる。
すぐには改善できなくても、やれることから少しずつ、今の自分の食事の時間を変えていきたいなと思った一冊でした。
簡単なメニューレシピ等も載っているので、何度も読み返したいと思います。
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「食事」とは大抵の人が毎日繰り返している作業。
漫然と行わずに一回一回丁寧に食と向き合うことで、人の五感は磨かれ、自分の選択に自信が持てるようになる。人生はより豊かになる。
では実際にどうすれば良いか?そのヒントが本書にはあらゆる角度から書かれている。
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例えば、「五感を磨く食事」
素材を見るだけでなく、匂いを嗅ぎ、咀嚼音を聴く。五感を使って食事をすれば、より良い素材を見抜く力も養われる。
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例えば、「食事のマナー」
マナーとは、自分以外のものに対し、身勝手な振る舞いをしていないか?という視点に立つところからはじまる。
決して自分をカッコ良く着飾るための手段ではない。
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例えば、「手料理」
手料理は面倒なものと思われがちだが、味の加減を自分で調節できるため、今の自分にあった食事を提供することができる。
料理は頑張るものではなく、救われるもの。
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例えば、「ダイエット」
脳が欲しいものではなく、身体が欲しいものを摂取する。
ダイエットは「肥満につながる無意識のクセ」を治すことが大事。
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筆者の方はかなり食を極めておられるので、そんなの真似できない…ということもありつつ、普段の食事で生かしたい考え方がたくさん。
毎日繰り返されることだからこそ、是非少しづつでも実践したい。
(読み終わってから早速毎朝ミニトマトを食べています!)
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毎日繰り返される食事をもっと大切にしようと思える素晴らしい本でした。もっと5感を使って食材に敬意と愛情を持ちながら食べることを楽しみたいと思いました。
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2016.9.26
読み始めて、テーブルマナーの小倉さんだと気付いた。読み終わってなんだかすごくあったかい気持ち。最近街を歩いていて行ってみたいと思うお店をいくつか見つけて。雑誌やネットで見つけるお店探しもいいけど、自分の目で見つけるのはなんだかわくわく。
食べることが大好き。ダイエットは常に頭をかすめるけど、感謝して美味しくいただこう、そう思わせてくれた本だった。
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すごく忙しい訳ではないのに、何だか疲れている。最近、気になっていた時に見たこの本のタイトル。本当にそーなのか?と疑いながら読んでみた。
始めから「五感」を使って味わうなんて書いてあったし、他にもひとりごはんを雑に食べているとか、当てはまる事が多かった。
昼ごはんが、パンでも構わない。それが本当に今食べたくて選んだものなら。そしてそれを味わって食べる事。そこを読んで少し気が楽になった。
とにかく、実践あるのみ。「食事七則」を、頭に入れてやってみよう。
2017.1.20…2
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この人感覚、わかるわかる、と言いたくなる。それほど好きなことが食だったんだな。
2017.7弱ってきたので再読。
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健康というより思考、美かな!
ランチョンマットと箸置き。
秩序生まれる。自分の食べる位置が明確になり、料理正面に座れる。きちんと食事に向き合う意識生まれる。
食べる前に炭酸水と最後のコーヒー→白湯とお茶かな
自分の一口サイズ
顔を上げる
食べたいと思ったら10秒見る!!
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自己啓発に近い内容かと少し身構えたが、そうではなく食を全力で楽しむための本という印象だった。食の楽しみというと単に「おいしいもの」を目指しがちだが、何を食べるにせよ身構え、心構えのようなものは必要なのだなと。実践してみると少し生き方が変わりそう。
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疲れているときこそ手料理、というのに、なるほど、と思った。出来合いですませようと買って食べると、洗い物もしなくていいし、時間もものすごくあるはずなのに、どうしてかとてもわびしい気持ちになることを思い出した。
この本のとおりに、というのはちょっと難しいけど、この本を意識する、ちょっと思い浮かべてみる、というだけで少し何かが変わるのかもしれない。
装丁がかわいくてキャッチーで、なんとなく思い出しやすいし。まさかそれを狙ったのかなあ。
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「エサ」が「食事」においしく変われば、
あなたの心は強くなる。
「食べたい!」と思ったら10秒間見る、
割れたら悲しくなるほど愛おしい食器を持つなど、
食を考えて半世紀の著者が初めて明かす、実践的食哲学。
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禽獣はくらい、人間は食べる。教養ある人にして初めて食べ方を知る。
何となく食べていると満腹だけど満足にならない。
食べる快感をやめるご褒美は翌朝に訪れる。
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ハッとさせられた。
思い返すと「食事」というものに対して
最近とてもぞんざいに扱っていたなぁ、と。
我々が一生のうちに出来る食事の回数には
限りがある。
だからこそ、一食一食を少しずつでも大事にしていこう。
そう気づかせてくれる一冊だった。